「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

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2010年01月08日

BBC News NIのニュースの重み付けが変だ。

警官爆殺未遂事件を差し置いて報道されている
ロビンソン・スキャンダルについてのエントリは
「アイリス・ロビンソン」のタグで一覧できます。



非主流派リパブリカンのカーボム(標的の車に仕掛けられたもの。犯行声明は現時点ではまだだが、ディシデント・リパブリカンの他には可能性がほとんどない)が爆発して、カトリックの警官がひとり負傷した(重傷、手術中だそうだ)というのに、トップニュースはそれじゃなくてミセス・ロビンソンの不倫&ロビンソン夫妻の資金スキャンダル。ニュースの重み付けがおかしいだろ、明らかに。



Policeman hurt in car bomb blast in Randalstown
Page last updated at 12:57 GMT, Friday, 8 January 2010
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/8447829.stm
A police officer is undergoing surgery after he was seriously injured in a dissident republican car bomb attack near Randalstown, County Antrim.

The 33-year-old Catholic officer is in "a very serious condition" in hospital according to PSNI spokesman, Detective Chief Superintendent Derek Williamson.


追記:
日本時間で8日の23時台にGoogle newsで1時間以内にアップされている記事をだーっと見たが、まだ何がどうなったのかが完全に明らかにされていない。北アイルランド自治政府の2トップ(FMDFM)をはじめとする政治家たちのコメントは出ていてRoIのカウエン首相のコメントも出ているが、英国首相はまだのようだ。

被害者の警官はカトリックで、アイルランド語話者で、ゲーリック・フットボールのチームのキャプテン。8日の朝6:30ごろ、出勤途中で車が爆発した。現場は、Real IRAが襲撃した軍基地からあまり遠くない。

被害者は重傷、現在手術中で、深刻な容態とのこと。

BBC News NIだけではない。ほかのメディアでもロビンソンのスキャンダルのほうが大きな扱いになっている。

ガーディアン:


タイムズ:


ロビンソンのスキャンダルはピーター・ロビンソンの進退問題がかかった話ではあるが(資金疑惑)、そういう口実の元に、アイリス・ロビンソンの不倫についての報道(現在の年齢でアイリス60歳、不倫相手の男性21歳、当時の年齢では59歳と19歳という、さすがにちょっとびっくりするような年齢差だということがでかでかと報じられているから、誰だってそこに記事があれば、一応見てみようかという気になるだろう)がしたいのではないかというふうに見えてしかたがない。

というか、アダムズ家の騒動以降の北アイルランドがあまりにカオスすぎてわけわからん。



ベルテレさんもこんな重み付けのまま、数時間動かない。ということは、警官は重傷を負って楽観はできない容態であるにせよ、生死の境をさまよっているというよりはよい状態なのだろう。そう思いたい。



てぃてぃてぃてぃ、てぃってぃーてぃりり、てぃってぃっりりっり
ごっど・ぶれっす・ゆー・ぷりーず・みせす・ろびんそん
へぶん・ほーるず・ぷれいす・ふぉ・ぞーず・ふー・ぷれい♪
……って歌わないとやってられないほど、ベルテレさんの記事は長いです。上のキャプチャで「彼氏」の写真の左隣の記事見出しをクリック。

記事が長いのでBGMもどうぞ〜:



じーざす・らぶず・ゆー・もあ・ざん・ゆー・うぃる・のう〜♪


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※この記事は

2010年01月08日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼