記事は下記のKwoutのキャプチャから。

Belfast, Northern Ireland, UK, World, News, Business, Entertainment | BelfastTelegraph.co.uk via kwout
今日は、ついに開始された郵便ストと、BNPがBBCの討論番組に出演するのでいろいろと緊張が高まっているということがトップニュースでになっており、ベルファストのボムは扱いが小さい。
というか、郵便ストとBNPよりも大きな扱いにしなければならないほどの被害がなくてよかった、としか言えない。
ガーディアンでは、ヘンリー・マクドナルドがわりと詳しいことを書いている。(ただし、この人が書いた記事はときどき先走りすぎということが後から判明したりするので慎重に。)
Dissident republicans bomb Belfast army base
No one injured by small device thrown at home of North Irish Horse Regiment
Henry McDonald, Ireland correspondent
guardian.co.uk, Thursday 22 October 2009 12.38 BST
http://www.guardian.co.uk/uk/2009/oct/22/northern-ireland-army-base-attack
で、この記事から事実関係の部分と、そして先日の警官を標的にしたと思われる自動車のブービートラップについて:
The base is the home of the North Irish Horse Regiment, a Royal Armoured Corps unit. Soldiers train at the camp every Wednesday, according to the Ministry of Defence.
The attack comes just under a week after republican group Oglaigh na hEireann admitted it put a boobytrap bomb under a woman's car last Friday in east Belfast.
ブービートラップについて、ONHが犯行声明を出していたとは知らなかった。毎日一度はベルファスト・テレグラフを見ていますが、大きな記事にはなってなかったはず。
Oglaigh na hEireannというのは「アイルランドの義勇兵たち」という一般名詞でもあり、それを名乗った1910年代から20年代の(つまりマイケル・コリンズの時代の)IRAのゲール語名称でもあり、アイルランド自由国が成立した後はアイルランド国軍のゲール語名称でもあり、という語なのだが、2009年の北アイルランドで、非主流派リパブリカンについて用いられるOglaigh na hEireannは、Continuity IRAから最近分派した超超超過激派の集団。(ほんとに分派が多すぎていやになるわねー。でも、これでも1970年代の分派の数々や別組織名の多さに比べれば全然……。)
ブービートラップの犯行声明の件については:
Bomb allegedly was the work of dissidents
By Lauren Mulvenny
Wednesday, 21 October 2009
http://www.belfasttelegraph.co.uk/community-telegraph/east-belfast/bomb-allegedly-was-the-work-of-dissidents-14537754.html
……ううむ、「ある新聞」というだけでどの新聞か明示されてないのか……。
(少しうろうろ)
わかった。(via このページ ←ここにある画像は、このONHの紋章などではありません。キーワード検索で引っ張ってくるとこういうことになるから面倒。これは、マイケル・コリンズの時代のIRAがアイルランド自由国でアイルランド国軍となったときの紋章で、今もアイルランド共和国軍のバッジはこのデザインのはず。)
We planted car bomb: ONH
By Allison Morris
17/10/09
http://www.irishnews.com/articles/540/5860/2009/10/17/630263_397231448170Weplanted.html
このソースならガチです。
なお、今回爆発物で襲われた基地の場所は下記:
View map of Ashfield Crescent, Belfast, County Antrim, Northern Ireland, BT15 3 on Multimap.com
Bird's Eye view of Ashfield Crescent, Belfast, County Antrim, Northern Ireland, BT15 3
Get directions to or from Ashfield Crescent, Belfast, County Antrim, Northern Ireland, BT15 3
Bird's Eye view of Ashfield Crescent, Belfast, County Antrim, Northern Ireland, BT15 3
Get directions to or from Ashfield Crescent, Belfast, County Antrim, Northern Ireland, BT15 3
あと、ONHは先月のForkhillのボムでも犯行声明出してる。(600ポンドの爆発物が発見され、軍の専門家が処理した件。爆発物が詰まれた車から伸びていたワイヤーはボーダーの南に……。)
Brian Rowan: Terror groups who walk with a spring in their step
Wednesday, 7 October 2009
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/local-national/brian-rowan-terror-groups-who-walk-with-a-spring-in-their-step-14523094.html
今回の、北ベルファストのTAの兵舎への攻撃はまだどこからも犯行声明が出ていないようだ。ベルテレさんによると、爆発があったとき、兵舎には軍人は誰もいなかったと考えられる(民間の警備員が巡回はしていた)。兵舎の周囲は普通の住宅街で(現場で撮影された写真は、高い塀があるわけでもなく鉄条網があるわけでもない。角度の問題などだろうと思うが、北アイルランドで英軍や警察の施設といえばすごい壁とすごい鉄条網がつきものなのに)、警察があれこれ調べている間は封鎖されている。就寝中に爆発音で目が覚めたという住民は「昔に戻ったような気分」だと語っている。
こういうのが、1度や2度ならまだしも、何度も重ねられることで、雰囲気とか心理状態といったものが本当に「昔に戻ってしまう」ことが最も危惧されることだ。同時にそれはまた、「彼ら」の思う壺でもある。ロイヤリストがジャッキー・マクドナルドのような重鎮によってがつんと引き締められたまま、先日アナウンスされたとおりに武装解除を進めてくれればよいのだが。
追記:
Slugger:
"We are obviously very concerned at the level of threat.."
http://sluggerotoole.com/index.php/weblog/comments/we-are-obviously-very-concerned-at-the-level-of-threat/
RTE:
http://www.rte.ie/news/2009/1022/belfast.html
4NI:
http://www.4ni.co.uk/northern_ireland_news.asp?id=101555
※この記事は
2009年10月23日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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