http://nofrills.seesaa.net/tag/Trafigura
Trafiguraという石油商社が、西アフリカで硫化水素など毒物を不法投棄して、人々の間に広く深刻な健康被害を引き起こしていたであろうことを表ざたにすまいとして、法廷で報道差し止め命令を取っていた件、そろそろ「まとめ」の段階に入り、英メディアの話題は「BNPがBBCのテレビ討論番組に出る」という件と、それに時期をあわせたとされる「英軍のお偉方と、北アイルランド、フォークランド、湾岸戦争など過去の戦争で戦った退役軍人たちが、勝手にイメージを利用されたことでBNPに立腹している」件と「BNPの名簿がリークされた」件に移っているのだが、ここに来て、Trafiguraの最終章が開幕。
問題の差し止め命令の文書そのものが、ガーディアンによって公開された。そもそもの発端で「あの件について書きたいのに何にも書けないんだよ、参ったなぁ」とTwitterとガーディアンの記事でぼやいた編集長が、この差し止め命令について詳細に解説している。もちろん、ただのinjunctionではなくsuper-injunctionと呼ばれるのはなぜかということも。
Trafigura: anatomy of a super-injunction
Alan Rusbridger
guardian.co.uk, Tuesday 20 October 2009 18.22 BST
http://www.guardian.co.uk/media/2009/oct/20/trafigura-anatomy-super-injunction
Injunctionの文書そのものはPDF。下記から。
http://image.guardian.co.uk/sys-files/Guardian/documents/2009/10/20/SUPER-INJUNCTION.pdf
このPDFにも、編集長の解説が書き添えられているので(なので横幅が広い)、PDFをプリントアウトすれば電車の中で読んで、どういうものかが理解できそう(法的な文書なので単に英文として難しいけれども)。
しかしすごいな。ガーディアンの調査報道はすごいと思わされてきたことはこれまでもあるのだが(特にBAEの件)、Trafiguraの件は、世間一般を巻き込んだメディアの活用といったことも含めて、「伝説」に近いと思う。
※この記事は
2009年10月21日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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