kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年05月15日

ライアンエア (Ryanair) の搭乗手続きが大きく変わります

アイルランド共和国拠点の「格安」航空会社、「ライアンエア (Ryanair)」のチェックインの方法が、5月20日から大きく変わります。

チェックインは空港のカウンターが廃止され、オンラインでしか手続できなくなります。そして、これまでは「対面でチェックインすると手数料£10、オンラインなら手数料なし」だったのが、一律で「オンラインでの手数料£5」になります。(英国のニュースを基に書いているので通貨単位はポンドですが、Ryanairはユーロにしても同じ数字のはずです。)

また、オンライン手続したときにボーディングカードをプリンタでプリントアウトしておいて、それを搭乗時に持参しないと、「ボーディングカード手数料」として£40(何この金額)をチャージされます。プリンタがない環境の人は誰かのプリンタを使わせてもらうか何かで。ホテルならフロントで頼めば(有料で)やってくれるだろうけど、B&Bでは無理かも。

預け荷物 (hold luggage) も基本的に事前予約で。1つ£10/片道です。空港でまたは電話で予約をするとさらに倍で1つ£20/片道。なお、預け荷物は3つまでで、重量制限は15キロ(合計)、超過すると高額の超過料をチャージされます。

……といったことが読みやすいQ&Aでまとまっているのがタイムズの記事です。
http://www.timesonline.co.uk/tol/travel/your_say/article5881843.ece

Q&A形式じゃないほうがよければガーディアン:
http://www.guardian.co.uk/money/2009/may/14/ryanair-online-check-in
Passengers will have to check-in online before they get to the airport and, if they have baggage, use the Ryanair "bag-drop" service as the airline phases out check-in desks from its 146 airports by 1 October.

At the same time, the airline will remove its £10 airport check-in fee and replace it with a £5-a-person online charge for each flight made (so a return flight will cost £10). This fee will not be charged on its promotional free, €1 and €5 fares.

The airline is also introducing a £40 "boarding card re-issue fee" for passengers who arrive at the airport without a pre-printed check-in boarding card.


ライアンエアはサービス開始直後に日本でも話題になって、今でも検索するとそのころに書かれたウェブページがかなり上位に出てきますが、それらのページにはこれまでの変更点が反映されておらず、またこの変更も反映されないかもしれないので、ライアンエアを使うことをご検討の方は、詳細を知りたい場合は英語のページで探したほうがよいと思います(それもできればニュース系で。ただネタになることが非常に多いので目的の記事を探しづらいかも)。

それから、非常に問題が多いという「ライアンエアのクレジットカード・チャージ」の件で、アイルランド共和国の消費者団体のサイトに説明がアップされています。
http://www.valueireland.com/2009/05/unacceptable-ryanair-credit-card-charges-more-complaints/

フランスからアイルランドへの往復フライトを予約した人が、「カード取り扱い手数料」として往復で10ユーロを請求され(つまり片道5ユーロ)、また仮に2人分を予約していたら10ユーロ×2で20ユーロになっているということで、「往復チケットを買っているのだから手数料は1度きりであるべきだが、このような課金がされているということは、カード手数料の名目を利用しているだけとしか考えられない。何とかならないのか」といった内容の苦情を寄せています。

これに対し、消費者団体の人は、「残念ながら、ライアンエアが前もって顧客にカード手数料がかかることとその金額を告知している限りは、何も問題がないということになる。カード手数料に関しては、EUの取り決めをアイルランドの法律にも書き加えるようアイルランドの議会で審議されたが、当時の大臣が動かなかったのでそのままになっている。現在は大臣も交代している」といった回答をしています。(うむー、「ケルトの虎」時代のバーティー・アハーン政権のあれこれなのかも。)

また、消費者団体の人は、「過去において、アイルランドの法でも英国の法と同様に、手数料名目で利益を得ることを禁止しているかどうかを確認したことがあるが、それを禁止している具体的な法律はアイルランドでは見つけられなかった」とも書き添えています。

この、かなりグレーな手数料を回避するためには、ライアンエアのサイトでバウチャーを買うという方法があるそうです。具体的なことは下記にて。ただし消費者団体さんのほうからの推奨はされていません。これはこれで非常に問題があるので。
http://www.valueireland.com/2009/02/getting-around-paying-the-ryanair-credit-card-surcharge/

ていうかこの航空会社は、他に代替がある場合は、利用しないほうがいいと思います。あの会社がやっていることは、レトルトのカレーを売るときに「50円」の値札をつけておいて、「ただしパウチの袋(中の袋)は100円、外箱が50円、レジ袋が10円」とする(最初から「200円+レジ袋10円」とするのではなく)、というようなこと。しかも「通常の価格の4分の1のお値段です」とうたって「50円」の値札をつけてるっていう感じ。しかも話題になれば宣伝になるという方針だから、よほど強制力のあるところからの働きかけがあれば別だけど、消費者のクレーム程度では絶対に動かない。ライアンエアのやることなら、法的に許されるのであれば「座席は無料、燃料サーチャージと空港使用料だけ」にしてニュースに取り上げさせ、実際には運賃名目ではないところでのいろんな手数料名目で金をかき集めるということを本格的にスタートさせても、誰も驚かないでしょう。

しかし、さすがに「機内のトイレを有料にする」とかいうのは、いくら守銭奴でも、本気で正気を疑わせるものだったけどね。これ、ほんとにやるつもりだと社長が言ってるから、参りましたというしかない(←リンク先、社長発言。会社の広報は「そういうプランがあるからといって、本気で考えてるわけじゃないですよ」的な態度だったし、社長のこれも実現性のほとんどないことで「話題づくり」してるだけのようにも思われるけれども)。

いずれにせよ、「ケルトの虎」なるバブルは何人かの私腹を肥やしてぶっちぶちにつぶれまくり(←リンク先、ぜひ)、年金がなくなったじいちゃんは銀行幹部に卵を投げつけて(なぜなら「靴は投げられないから」)「きさまらの代わりにミッキー・マウスとドナルド・ダック座らせとけ」などと罵り(「ミッキー・マウス」は俗語で「役に立たないもの」の意味)、ライアンエアのような守銭奴はますますあこぎなことをするようになるだろうけど卵投げたじいちゃんの年金はなくなったままで、若い世代はまたアイルランドから出て行くのかもしれない(←リンク先、とても長い記事ですがすごくいい)。でも彼らが出て行くときに使うのは長距離便だからライアンエアじゃないんだけどね。

しかし、こんなにしてしまって、今後もライアンエアを使い続けるなどという奇特な人(←リンク先はカナリー諸島のTenerife島の人たちのフォーラム)がどのくらいいるんだろう。

ライアンエアのサポさんたちは、「ライアンエアのおかげで航空券の値段が下がった」と言うし、それは事実。また、荷物持ち込みの料金だの機内食だのあれこれ最初からセットにするのではなく、オプションとして自分で選んで付け加えるという形式は、ある意味では「賢い消費者」という満足感を消費者に売るものとして成功したらしい。でも、「書類をパソコンでプリントしてこなかった人は£40上乗せ」みたいなのが、少数のハードコアなサポ以外のユーザーにどう受け取られるんだろう……。

うは、なんかこんなのも出てきた。


Ryanair charges nearly £30 to carry on duty free
By David Millward, Transport Editor
Last Updated: 12:58PM GMT 04 Feb 2009
http://www.telegraph.co.uk/travel/travelnews/4449640/Ryanair-charges-nearly-30-to-carry-on-duty-free.html

隙あらば理屈つけて課金しようということか。いやほんとに、体格のよい人は特別料金とか、技術的に可能ならばやりかねない。(^^;)



UPDATE:
トイレ課金、社長は本気です。しかも数も減らすって。「ライアンエア、乗客の“貨物扱い”化に拍車」という感じですね。

Ryanair's Michael O'Leary defends pay-per-pee fee
Dan Milmo, transport correspondent
guardian.co.uk, Tuesday 2 June 2009 14.13 BST
http://www.guardian.co.uk/business/2009/jun/02/ryanair-airline-oleary-toilet-charge
Ryanair boss, Michael O'Leary, insisted today that it will cost passengers a pound to spend a penny as he confirmed plans to charge for toilets on his aeroplanes within two years.

The chief executive of Europe's largest budget carrier said the airline would also generate extra revenues by removing two out of the three toilets on its Boeing 737-800 jets and filling the space with up to six seats.


※この記事は

2009年05月15日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼