これを見せられた日には、ウィリアム・ワーズワースをコピペせざるをえない(暗誦できちゃったりはしない)。
http://en.wikipedia.org/wiki/I_Wandered_Lonely_as_a_Cloud
I WANDERED LONELY AS A CLOUD
I wandered lonely as a cloud
That floats on high o'er vales and hills,
When all at once I saw a crowd,
A host of golden daffodils;
Beside the lake, beneath the trees,
Fluttering and dancing in the breeze.
Continuous as the stars that shine
and twinkle on the Milky Way,
They stretched in never-ending line
along the margin of a bay:
Ten thousand saw I at a glance,
tossing their heads in sprightly dance.
The waves beside them danced; but they
Out-did the sparkling waves in glee:
A poet could not but be gay,
in such a jocund company:
I gazed - and gazed - but little thought
what wealth the show to me had brought:
For oft, when on my couch I lie
In vacant or in pensive mood,
They flash upon that inward eye
Which is the bliss of solitude;
And then my heart with pleasure fills,
And dances with the daffodils.
英国の人と、「この詩の何がそんなに素晴らしいのかが私にはわからないが、『古池や蛙飛び込む水の音』もわかるかわからないかといえばわからない」といった話をしたことがある。花が咲き乱れている光景を見て沈んでいた心も浮き立つ、ということを詩的に表現するために、英国ではこんなに長々と書くが、日本では5+7+5に落とし込んだ、とかいう話も。
東京の水仙:
上の水仙と同じ日の桜:
ワーズワース詩集 (岩波文庫 赤 218-1) 田部 重治 岩波書店 1966-01 by G-Tools |
対訳 ワーズワス詩集―イギリス詩人選〈3〉 (岩波文庫) 山内 久明 William Wordsworth 岩波書店 1998-09 by G-Tools |
追記:
ワーズワースが踊っていそうな素晴らしい光景の写真。
http://news.bbc.co.uk/2/shared/spl/hi/pop_ups/08/uk_enl_1237830347/html/1.stm
でもイングランドの湖水地方ではなく、北アイルランドのダウン州です。こんなに人里離れていそうなところで、こんだけにょきにょき生えてるんだからすごいよね。
※この記事は
2009年03月23日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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