「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年03月03日

うさんくさ。

本日午後、メールボックスに英国の宝くじがなんちゃらというメールが舞い込んでいた。これであたしもミリオネア、ふっふっふ……ってなわけはない

nationallottery.png

誰が送ってんのか知らないけど、「(R)マーク」つけるくらいに気が回るんなら、複数形のsは忘れないようにしようぜ!

こういうメールが来たときの参考資料:
http://en.wikipedia.org/wiki/Lottery_scam
http://www.national-lottery.co.uk/player/information.do?info=commonscams
http://www.hoax-slayer.com/uk-national-lottery.html
http://www.kaiyaku.net/aku_kuji.htm ←日本語

一応、メールの本文もキャプチャ画像で:
lotteryscam.png

適当な英文(もどき)だなあ。ちなみに、当たったとされる金額はさくっと計算すると今日のレートで1億円くらい。

このうさんくさいメールのヘッダはこんなふう。英国から送信されてはいないということが一目瞭然です。

Return-Path:
Received-SPF: softfail (newmail.batelco.jo: domain of transitioning info@live.co.uk does not designate 212.118.0.8 as permitted sender) ...中略...
Received: from 212.118.0.8 (EHLO newmail.batelco.jo) ( 212.118.0.8 1 )by mta***.mail.****.yahoo.co.jp with SMTP; Tue, 03 Mar 2009 15:23:33 +0900
Received: from newmail.batelco.jo (mail2.batelco.jo [ 127.0.0.1 2 ])by newmail.batelco.jo (Postfix) with ESMTP id BECB75F****;Tue, 3 Mar 2009 08:23:30 +0200 ...後略...


そもそも買ってもいない宝くじで「おめでとうございます、当籤しました」というのはありえないのですが(ていうかそれ以前に、日本国内から外国の宝くじを買うことは日本では違法。外国に行ったときに買うのは構わないにしても)、UKとかLotteryとかいう単語はかろうじてわかる、という人は騙されて被害にあってしまうかもしれないので、念のためにエントリにしておきました。



追記@2009年3月17日
検索経由でのこのエントリの閲覧数がけっこう多いし、16日にもまた来ていたのでキャプチャ画像。上で見た「(R) マーク」つきの詐欺メールと違って英語は怪しくないし、送信元のIPはUKだし(つまり「英語が怪しい」とか「UK外から送信された」とかいったものじゃなくても「詐欺」ですよ、ということの実証になる)、何より「テリー・コール」にお茶ふいたし。



「wwwで拾ったメールアドレスを対象に抽選しました」って、ありえないです。

まあ、wwwの生みの親まで、オンラインショッピングの詐欺サイトにひっかかるくらいだから、世の中、何があるかわかりませんけど。

タグ:lottery SCAM 詐欺

※この記事は

2009年03月03日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 19:00 | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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