「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年02月05日

グアンタナモに収容されたままになっている英レジデントに対する拷問の詳細が公的に明らかにされない理由は……(書きかけ)

4日の英メディアが、グアンタナモにいまだ収監されたままである英レジデントの最後のひとり、ビンヤム・モハメドさん (Binyam Mohamed) が拷問を受けたと述べていることについての証拠について、「米国が英国に対し圧力をかけたので開示されない」という司法審査 (judicial review) が出たことを大きく伝えている。

「わが国の外交を憂う」系(右派)も、「人権侵害だ」系(左派)も、それぞれ刺激的な見出しで、大きく扱っている。

ガーディアン(kwoutにかけたら、アクサンつきの文字のせいで文字化けがひどいので画像内からリンクはしていませんが):

Guantánamo torture evidence 'buried'
http://www.guardian.co.uk/world/2009/feb/04/guantanamo-bay-torture

The darkness of secrecy
Editorial
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/feb/04/guantanamo-torture

デイリー・テレグラフ:

Torture row: Judges accuse US of cover-up
http://www.telegraph.co.uk/news/majornews/4517343/Torture-row-Judges-accuse-US-of-cover-up.html

Torture evidence: Judges should have faced down US threats
http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/politics/lawandorder/4513823/Torture-evidence-Judges-should-have-faced-down-US-threats.html

タイムズ(kwoutで通ったので画像内からリンクしてます):

※タイムズも4日夜はこれがトップニュース。

見出しも派手で内容もショッキングで、それに対する反応も激しい上に、ビンヤム・モハメドさんはグアンタナモで1月5日からハンストしていて生命の危険すらある状態になっていると接見した米軍の弁護士が述べていると先に報じられていたので、何が何なのかを把握するだけでも一筋縄ではいかなかった。

こういうときは後から出る記事のほうが見通しがよいことがある。

というわけで、「アメリカが圧力をかけるので」という司法審査に対する外務大臣の反論(というか否定)を報じるBBCの記事。

'No torture pressure' - Miliband
Page last updated at 00:07 GMT, Thursday, 5 February 2009
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/7870896.stm

In a ruling published on Wednesday, Lord Justice Thomas and Mr Justice Lloyd Jones said the attorney general would be investigating the issues of "torture and cruel, inhuman or degrading treatment" against Mr Mohamed.

The judges said they wanted the full details of the alleged torture to be published in the interests of safeguarding the rule of law, free speech and democratic accountability.

The details, believed to amount to just seven paragraphs, relate to the circumstances of Mr Mohamed's detention and his treatment while he was being held.

But they said they had been persuaded it was not in the public interest to do this due to the potential impact on UK national security of US stopping intelligence sharing.

By doing so, the US government could "inflict on the citizens of the UK a very considerable increase in the dangers they face at a time when a serious terrorist threat still pertains", they said.

Tory MP David Davis, who first raised the matter in the House of Commons, said the UK had been threatened with having security co-operation withdrawn if the information was published.


※書きかけ。

※この記事は

2009年02月05日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼