※ここにあとで記事リンク集を入れる※
もちろん、ベルファスト・テレグラフもこの件について大きく報じているのだが、ベルテレさんの写真特集「写真で振り返る北アイルランド紛争」の今回のアップデート分の目玉写真が個別の記事の脇に貼り付けられているせいで、記事のページが見た目的にすごいことになっていて、お茶をふかざるを得ない。そんな場合ではないのに。
劇的ビフォー・アフター:
現在のピーター・ロビンソンさん(左)と、25年前(1984年)のピーター・ロビンソンさん(右)。今も昔もDUP所属、今は北アイルランド自治政府ファーストミニスター(「首相」に相当)、昔は「反カトリック、反ナショナリスト、反リパブリカン」の活動家で、写真はイスラエルの国境地帯で撮影されたもの。持っているのはカラシニコフ。

Troubles compensation an insult to victims, says First Minister - Local & National, News - Belfasttelegraph.co.uk via kwout
北アイルランドについて、「IRAではない側」の暴力・武力の活動やそれをささえた煽動について、アイルランド島の外では極端に情報が少ないという状況のなか、ベルテレさんのこれは、たぶん意図的なものではないのだけれども、それをはっきりと見せていて(バックグラウンドを知らないとデコードはできないが)、さらに、ジョージ・ミッチェルいわく「800年」のなかの最後の25年ほどを圧縮して見せてしまう。特にDUPの場合、グッドフライデー合意前はマージナルな強硬派として交渉にもかかわらず、GFAには強硬に反対し、その後もNo, no, noとNever, never, neverの連発で、「対話」と呼ばれる方向に転換したのは、2003年のNI自治議会選挙で、民主的に、第一党として選出されたあと(正確に言うとそのさらにあと)のことだった。
タグ:北アイルランド
※この記事は
2009年01月24日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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