kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年01月19日

世界にとって、悪夢のような8年間が終わる日

就任式を間近に控えたバラク・オバマの様子を、米国ではなく英国のメディアであるBBCも報じている。そして私は東京で、例の400ギガバイトを、誰か親切な人がnoviceな私(たち)にも受け取れる形にしてくれるのを待ちながら、爆音で、これ。これしかないでしょう、今日の幕開けには。We are letting you get away with itだ、まったく。(バラク・オバマはグアンタナモを閉鎖するときに3部屋残し、それぞれにブッシュとチェイニーとラムズフェルドを放り込むくらいのことはすべきだ、と冗談で思う。)

The Slip
You train us how to act
You keep the fear intact
The imminent attack
Everything is right on track

And we are letting you get away
We are letting you get away with it

Upon our plates to feed
The dying left to bleed
How much we really need
Your politics of greed
...

Your armies filled with hate
Believing your charade
Begin to suffocate
For us it’s far too late

And we are letting you get away
We are letting you get away with it

―― "Letting You", Nine Inch Nails (2008)




というところで、各紙が「ジョージ・ブッシュの8年間」をまとめているが、15日のデイリー・テレグラフ記事には「お茶をふく」をとっくに通り越した地点に軽く連れて行かれて呆れかえった(改めて)。よくもまあ、これだけ並べられるものだ、と。そして、これでもまだいろいろと欠落している気がするなあ、と。

George Bush's 20 worst moments
By Nick Greene in Washington
Last Updated: 7:42PM GMT 15 Jan 2009
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/northamerica/usa/4228722/George-Bushs-20-worst-moments.html

以下に、この記事から項目だけピックアップして簡単な日本語を添え、カッコ内にトピックを書き添えておいてみる。個人的には最大のblunderは3番の「戦後計画なし」だと思う。政権転覆を(密かな)目的として攻撃を仕掛けた側の軍最高司令官として、まったくありえない。

1) No WMDs (Iraq war)
 大量破壊兵器はなかった

2) "Brownie, you're doing a heck of a job" (Hurricane Katrina)
 (被災者救出がまるでできていない責任者に対し)「ご苦労さん、超グッジョブ」
 
3) No Post-War Plan for Iraq (Iraq war)
 イラク戦争、戦後計画まるでなし

4) Permitting Torture (So-called "war on terror")
 拷問の許可(→次の司法長官は、water boardingを「拷問である」と明確に述べているから、もうあのアホくさいディベートは終わり)

5) Ignoring Pre-9/11 Terror Memo (9-11)
 9-11前にCIAから「ビンラディンの攻撃計画」を知らされていたのを無視

6) "Mission Accomplished" (Iraq war)
 「任務完了」宣言

7) Entering Iraq without a UN mandate. (Iraq war)
 国連の結論を無視してイラク侵攻

8) Insisting there was a link between Saddam Hussein and al-Qaeda (Iraq war and so-called "war on terror")
 サダム・フセインとアルカイダの間に関係があると主張

9) Failing to capture Osama bin Laden (So-called "war on terror")
 オサマ・ビンラディンは今でも身柄を拘束されていない

10) Abandoning the Kyoto Protocol (Environment)
 京都議定書への署名拒否

11) Refusing to let Katrina ruin his holiday (Hurricane Katrina)
 ハリケーン・カトリーナで大変なときに、本人は休暇を満喫

12) Underestimating the cost of the war (Iraq war)
 戦費を少なく見積もりすぎていた

13) Lack of body armour for US troops (Iraq war and so-called "war on terror")
 米軍、装備が貧弱すぎ(で、兵士のご家族がeBayで防護服とか買って戦地に送っているありさま)

14) Failure to include Louisiana's coastal parishes in state of emergency plan (Hurricane Katrina)
 ニューオーリンズなどルイジアナ沿岸の被災地域を激甚災害地区に指定しなかった

15) Tax cuts for the wealthy (Something worse than so-called voodoo economics)
 富裕層向け減税

16) Losing focus on Afghanistan (So-called "war on terror")
 アフガニスタンで何をやってるのかわけわかんない状態に

17) Limiting stem cell research (Religion vs science)
 ES細胞研究を制限

18) Appointment and backing of Alberto Gonzales (So-called "war on terror" and ... "patriotic" something)
 お友達のアルベルト・ゴンザレスを司法長官に任命し、断固支持

19) Awarding lucrative Iraq reconstruction contracts to Halliburton (Iraq war)
 イラク復興というおいしい事業をハリバートンに与えた

20) Warrantless Wiretapping (So-called "war on terror" and ... "patriotic" something)
 正当な手続なしの盗聴

(イラク戦争はひとつにまとめるより、こういうふうにいくつもの層で見なければならない。この点、テレグラフはいい仕事をしていると思う。)

つまり、一文字で表せば端的に言うと、
miserable failure
ということ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Miserable_failure

はあ……お茶入れよ。と思ったらこんな最後っ屁が!

Bush signs Peru free trade pact
Page last updated at 04:02 GMT, Saturday, 17 January 2009
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/7834820.stm
US President George W Bush has signed off a free-trade pact with Peru despite strong opposition from ecologists and labour-rights activists.

Four days before handing over to Barack Obama, he signed a proclamation enacting the pact on 1 February.


そうそう、これも忘れちゃいかんよね。
http://www.last.fm/music/Nine+Inch+Nails/Year+Zero/Capital+G
Nine Inch Nails Live @ The Forum - Inglewood, CA, 9.06.08I pushed a button and elected him to office and a
He pushed a button and it dropped a bomb
You pushed a button and could watch it on the television
Those motherfuckers didn't last too long ha ha
I'm sick of hearing 'bout the haves and the have nots
Have some personal accountability
The biggest problem with the way that we've been doing things is
The more we let you have the less that I'll be keeping for me

Well I used to stand for something
Now I'm on my hands and knees
Traded in my God for this one
He signs his name with a Capital G

...

―― "Capital G", Nine Inch Nails (2007)

※写真は、CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 2.0 Genericライセンスでの公開。撮影者はRob Sheridan、コピーライト・ホルダーはnin.comです。



関連記事クリップが見たいわぁという物好きな方は下記へ。14日のガーディアンのスティーヴ・ベルのカートーゥーンはお勧めです。
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/GWB/

あと、GWBの言語的側面についてあれこれ言うのは個人的に好きではないのだけれど、GWBはディスレクシアであるが故にではなく、単に「アメリカ」的な無邪気な傲慢さゆえにその言葉がおかしい、という例がいろいろあることがわかるのが下記。

Bushisms: The random wisdom of a president
http://www.guardian.co.uk/world/interactive/2009/jan/09/bushism-random-generator

教皇に向かって、"sir" 呼ばわりはおそらく宗教上のことなのだけれども(プロテスタント)、"Thank you, Your Holiness. Awesome speech" (「どうもです、聖下、スピーチ、よかったっす」みたいな)はねぇよ。
タグ:米国

※この記事は

2009年01月19日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼