という前置きはどうでもいいので、ブクマしておくだけだと流れてしまうものをいくつか。
国際法という観点からの非常に明解な解説。英語のビデオです。米ワシントンDCのthe Institute for Policy StudiesのPhyllis Bennisがメインで解説(インタビュー形式)。学校攻撃後のUNRWAのJohn Gingさんの怒りに満ちた声明(これは見ているのがつらい)もあります。1:30くらいのところで出てくるリチャード・フォーク教授のステートメントは、このブログで翻訳紹介しました(原文はZnet掲載。フィリス・ベニスもZnetでフォークの一件について書いています)。それから、12月末だったかな、欧州からの支援の船が海上からガザに入ろうとして公海上でイスラエルに踏み込まれたときの船長の談話など。全部で9分弱です。
http://therealnews.com/t/index.php?option=com_content&task=view&id=31&Itemid=74&jumival=3064
それからトム・ウェイツが下記で無料で提供しているMP3がまさに今のことじゃないかとのこと。英語圏のフォーラムで教えてもらった。2006年の曲ですけど。(今も音源は落とせます。)
http://www.pitchforkmedia.com/article/news/39134
歌詞は下記に。
http://www.oldielyrics.com/lyrics/tom_waits/road_to_peace.html
Young Abdel Mahdi (Shahmay) was only 18 years old,
He was the youngest of nine children, never spent a night away from home.
And his mother held his photograph, opening the New York Times
To see the killing has intensified along the road to peace
There was a tall, thin boy with a whispy moustache disguised as an orthodox Jew
On a crowded bus in Jerusalem, some had survived World War Two
And the thunderous explosion blew out windows 200 yards away
With more retribution and seventeen dead along the road to peace
...
それから:
2008年12月29日
【ガザ空爆】「私たちの目の前で、ひとつの社会が丸ごと崩壊しつつある」――ガザ地区経済封鎖について(英語記事翻訳)
http://nofrills.seesaa.net/article/111872671.html
これもZnet記事を翻訳紹介したものですが、この記事を書いたサラ・ロイさんの次の記事が、ロイさんを数週間後に招聘するUTCPの早尾さんの翻訳で読めます。
(翻訳:ガザ侵攻関連)サラ・ロイ「イスラエルのガザでの「勝利」には法外な対価がつく」
Posted by:早尾貴紀
http://palestine-heiwa.org/news/200901070629.htm
一部抜粋:
私は25年近くガザ地区やパレスチナ人と関わってきているが、今日にいたるまで、焼かれた子どもの映像などという恐ろしいものを目の当たりにしたことはなかった。
だが、パレスチナ人らにとって、それはたんなる映像ではなく現実なのだ。そしてそれゆえに、何かが根本的に変わってしまい、もう容易には元に戻れなくなるのではないだろうか。現在のガザの文脈において、解放への道としての和解や、相互理解の起点としての共感について、いったいどうやって語れよう。共存にとって必要不可欠な「人間の所業という共通の領域」(偉大なパレスチナ人学者の故エドワード・サイードからの借用)など、いったいどこに見つけたり創り出すことができよう。
誰かの土地や家や生活を奪うこと、誰かの主張を唾棄すること、誰かの感情を踏みにじることはありうるだろう。だが、誰かの子どもをバラバラにするというのはそれとはまったく別次元のことだ。やり直すことが否定され、あらゆる可能性が潰えた社会は、その後どうなってしまうのか。
そして、イスラエルに住んでいようといまいと、一つの民としてのユダヤ人はどうなっていくだろうか。どうして私たちは、パレスチナ人の基本的な人間性を受け入れることができず、彼らを自分たちの倫理的境界の内部に含み入れることができないのだろうか。それどころか私たちは、自分たちが虐げているパレスチナ人と、いかなる人間的な繋がりをも拒絶してしまっている。結局のところ、私たちの目指すところは、痛みの同族化、すなわち、人間的な苦痛の範囲を自分たちユダヤ人だけに狭めることなのだ。
それから地図。AFP BBにかなりわかりやすいものが出ています。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2555810/3662786
あと、ブクマするだけしてある重要な記事がいくつもあるのですが、とりあえずここまでで。
タグ:2008年12月ガザ攻撃
※この記事は
2009年01月09日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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