kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年11月23日

【訃報】Ihab Shoukri

素で「なんですってー」と叫んだニュース。Ihab Shoukriが死んだ。麻薬のオーバードーズらしい。

Senior loyalist Ihab Shoukri dies
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7744571.stm
The 34-year-old died in Newtownabbey on Saturday night. Police are not treating it as suspicious - it is believed he died of a drug overdose.


Ihab ShoukriはUDAの幹部だったロイヤリスト(→2006年に書いたもの)。といっても「北アイルランド紛争」の本筋のコンテクストよりも、活動資金集めを名目にした「ギャング活動」で語られた人物だ。

2006年、彼は弟のAndreとともに分派組織(とUDA本体に断定されたもの)を立ち上げてUDAを追放された。また、非合法組織(指定テロ組織)UDAのメンバーシップを認めて有罪となり、この6月に懲役15ヶ月の判決を受けて投獄され、裁判前の拘置期間が長かったのですぐに出てきていた、という。(そういえばどこやらのパーティで派手な振る舞いをしていたとかいう記述も数週間前にゴシップ系の記事で見かけたような気もする。)

まあ、全体的には「テロリスト」というより「ギャング」という感じの人物であり、「訃報」とかってこのブログに書くほどのこともないのだが、一応書きとめておきたいので。

BBC以外の記事:

News Letter:
Terror boss Shoukri dies
http://www.newsletter.co.uk/news/Terror-boss-Shoukri-dies.4722653.jp

RTE:
Shoukri found dead in Newtownabbey
http://www.rte.ie/news/2008/1123/shoukrii.html

2006年に私が書いたものから、彼の経歴の部分を:
http://ch00917.kitaguni.tv/e277565.html
……UDAにおいては「珍しい(unlikely)」ことに、「白人」ではない。父親がエジプトから亡命してきたエジプト人(コプト教徒だそうだが)で、母親が北アイルランドの人で、弟のAndreとともに、UDA幹部……だと言われている。

弟の方はUDAの「旅団長」の立場で英国政府と交渉したりもしているが、兄の方はUDAのメンバーであることを認めていない。しかしロイヤリスト筋や治安筋は、兄も弟も両方ともUDAの幹部であるとしている。

このShoukri兄弟が、この6月、揃ってUDAから追放された。

Why UDA expelled 'unlikely loyalists'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/5101420.stm

……

Shoukri兄弟の追放の原因は、どうやら、金の稼ぎ方があまりにひどかったということらしい。明らかに犯罪行為でしかないことで、金を稼いでいたのだから。しかも、大金を賭けてスったり、豪遊したりと、相当派手だったらしい。

……


http://www.timesonline.co.uk/newspaper/0,,2765-2242015,00.html

このタイムズ記事↑は服役中のAndreが、刑務所のUDAウィング(<こういうものがある。トラブルが発生しないように、刑務所で受刑者は組織別にまとめておかれる)から移動させられた、ということを見出しにしているが、見出しになっていない部分で今のUDAのやり方の裏に何があるのかを端的に説明している。つまり、英国とアイルランド両政府からの補助金と、ビジネス界からの投資を、貧しいワーキングクラス・ベルファストに呼び込みたい。それゆえ、「犯罪とは無縁の、クリーンなUDA」になる必要がある。(19日のスラオさんも合わせて読むべき。)

非合法の武装組織が、停戦することによって非合法というステータスを免れたばかりか、そのコミュニティの代表として行動する。それだけではなく、他からもそういう扱いを受ける。

また、同じ記事に、Shoukri兄弟の生い立ちについても書かれている。子供のころに父親を交通事故で失い、ベルファストで人種差別にさらされたが、ユーモアのセンスとボクシングで切り抜け、ルックスのよい弟(<ほんと。オリエンタルな香りの男性用香水の広告に出てそうな風貌)は職業モデルとなり、子供たちを支援する活動にも取り組んでいたが、重犯罪に関わったことで方向性が変わり、UDAに加わった……という過程を歩んでいるのだそうだ。


読み返して思い出した。「UDAの停戦」と「UDAのメンバーシップを法で裁けるのかどうか」の問題。

誰が何といおうが絶対的に悪の集団と扱われるIRAなどとは異なり、UDAは1992年まで「非合法組織(特定テロ組織)」のステータスではなかったし、停戦後は「コミュニティ・サポート活動をする組織」だというリブランディングを行なって、ギャング活動、パラミリタリー活動を継続しながらも(後者については2000年代前半のロイヤリスト内紛の事例がある)、「コミュニティ活動」のための政府の補助金があったり。

その補助金を、「武装解除の期限が守られなかった」ことを理由に打ち切ったマーガレット・リッチーが大変なことになっていたり(手続きの点で違反があったとかなかったとか)するのが現段階での最新情報。ああ、現時点での最新の記事はA judge has asked if the Northern Ireland Executive broke the law by not stopping Margaret Ritchie withholding a loyalist project's funding. ってのですね。まだ高等法院でのあれこれが続いている。

※この記事は

2008年11月23日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk/northern ireland | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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