「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

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2008年10月29日

為替レートの大きな変動とどんぶり勘定レート

私は為替の専門家でもなんでもないんですが、英国に長期滞在する場合の予算の立て方という点で重要なことなので、一応、メモ程度に書いておきます。内容については各自で充分にご検討ください。また、この点についてのご質問には応じかねると思います。

29日、「前日の米株価急反発や日銀による利下げ観測浮上などで円安・ドル高が急速に進んだ海外市場の流れを受け、円相場は一時、1ドル=98円台前半に急落した」とのことで、英ポンド・円にも変化が現れています。

今日の15:00、「£1=155.472713円」になっています。(一昨日は「145円台」でした。これだけの短期間で変動の幅が「10円」とかなってると、予算を考えるときのどんぶり勘定レート設定が難しすぎます。)
http://quote.yahoo.co.jp/m3?u


三菱東京UFJの29日のレートは、
http://www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/tvl_check.html
現金、円→ポンド 168.87円
トラベラーズチェック、円→ポンド 160.87円

現金、ポンド→円 144.87円
トラベラーズチェック、ポンド→円 152.46円


なので、今日の暗算用どんぶり勘定レートは「£1=160円」でOKでしょう(電卓用ではいろいろ勘案して「165円」で)。

でもこの先どうなるかはわからないみたいです(動いても円高方向ということなので、「立てた予算で貯金した円では足りない」ということは起こりづらいと思われますが)。詳細は下記のロイターの記事を参照。

為替市場で日銀介入に警戒感、リスク志向に変化なければ効果薄
10月29日14時12分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000972-reu-bus_all
 [ニューヨーク/ロンドン 28日 ロイター] 為替市場関係者は、円相場の急速な上昇を食い止めるため日銀が市場介入に乗り出すのではないかと警戒しているが、それはほとんど効果が期待できないとの見方が支配的だ。

日銀介入があったとしても、効果が期待できない(円高に歯止めがかかるとは思えない)ということですね。

記事はこの後、具体的な話になります。先日のG7共同声明(円高についてのもの)を受けて、日銀の単独介入があるんじゃないか(G7協調介入はないとしても、「ドルが90円を割り込むようなことがあれば、日銀が円売り介入に乗り出す」のではないか)という観測がある。これで29日は円が急落した(円高が止まり、円安になった)のですが、専門家は、この先については、「日銀介入してもどうだろね」という意見だそうで、記事の後のほうにはさらに、日銀介入とかでコントロールできる問題じゃないよ、という点についての複数の専門家の話が続いています。

という次第で、どんぶり勘定レートを考える上でいうと、現状としては「160円で計算、でも日によっては150円になるかもしれない」という感じなので、例えば近い将来に留学するときの予算の立て方としては、「£1=170円」で仮に計算しておけばかなりの余裕を見込んでいけることになるのではないかと思います。

ただし、今はかなり先の留学に向けて費用を貯めているといった段階で、何がどう動くかはわからない(しばらくしたら「£1=190円」になっていた、ということもあるかもしれない)という不安はあるという場合(ゴードン・ブラウンの景気刺激策が大成功してポンド独歩高、とか……うーむ、びみょう)、「£1=200円」を目安にしておく、というのもありだと思います。

いずれにせよ、現状では、急激な変動があったときの「£1=150円」のどんぶり勘定レートで予算立てちゃうのはちょっとリスキーすぎるでしょうし、「£1=160円」も安心できるかどうか、という感じだと思います。

なお、英国大使館の査証申請で使われるレートは、今回の急激な円高のあと、165円に設定されています。(これはある程度の見込みを立てたうえで算出されているレートだと思います。)
http://www.vfs-uk-jp.com/japan/visafees.aspx
下記のビザ申請料金は 2008年10月27日 より有効となります。
1ポンド = 165 円 として計算させていただきます。大使館レート

例として:
Academic Visitor(大学での研究者)が6ヶ月以内でも以上でも、£65.00 = ¥10,730
Student(学生)が期間を問わず、£99.00 = ¥16,340
Working Holidaymaker(ワーホリ)が、£205.00 = ¥33,830
Work Permit(就労許可)が、£205.00 = ¥33,830
Husband/Wife(同行する配偶者)が、£515.00 = ¥84,980
Unmarried partner(結婚していないパートナー:同性の場合など)が、£515.00 = ¥84,980

※この記事は

2008年10月29日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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