ロシアのメドヴェージェフがイタリアのRAIテレビのインタビューで、グルジアのサアカシビリについて「もう政治的に死んでいる」(<直訳)と述べたそうで、ますます『北斗の拳』に近づいているような気もしなくもないのだが:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7594860.stm
「反政府ニュースサイト運営者が、警察に連行される車内で、なぜかこめかみに一発被弾し、病院前で車から放り出されて、手術室で死んだ」という不思議な「事故」が発生したイングーシでの「反政府抗議行動」と、それに対する警察の対応について、BBCに記事が出ている。記事はあるが、写真はない。
Police 'break up Ingush protest'
Page last updated at 12:14 GMT, Tuesday, 2 September 2008 13:14 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7593877.stm
記事の内容は下記のような感じ(より正確な情報が必要な方は必ず原文をご覧ください):
イングーシの主要都市であるナズランで、亡くなったMagomed Yevloyevさんの葬儀の最中に始まった反政府抗議行動は、警察に鎮圧されたと伝えられている。
報じられるところによると、抗議行動参加者は警棒を振り回す警官によって解散させられたという。しかしながら、イングーシの内務省職員は、警察が実力を行使してデモを解散させたということは否定している。
人権団体MashrのMagomed Mutsolgovさんは、ナズランのメインの広場に50人ほどの男性が集まっており、警察は早朝現場に到着してその人たちを解散させた、その後、警察と軍の車両が出動し、広場へ近づけないようにした、としている。
彼の説明は、ロシアのRen TVでのナズランの記者からのレポートと一致している。
それでも内務省の広報担当者は、抗議行動参加者は平和的に(=武力なしで)その場を去った、と主張している。「逮捕を行なってすらいないのです」と広報担当者は述べている。
BBCだから、トーンをおさえた記事、というか「だれそれはこう言っている」のつぎはぎのような記事だが、BBCよりも勇ましいメディアや、BBCよりも派手に書き立てるメディアでは違った風に書かれているかもしれない。
そこまでの確認はしていられないので(時間的に)、とりあえずこんなところで。
なお、BBCの記事は、上に内容を書いた部分のあとにはMagomed Yevloyevさんの「謎の死」の概略説明と、イングーシでの小規模なインサージェンシー(つまり武装勢力の活動)についてのごく短い説明がある。
タグ:ロシア
※この記事は
2008年09月03日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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