「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年08月14日

11日、ベルファストでのThe Flaming Lipsのライヴが、BBC Radio Ulsterで聞けます。

今週、ベルファストの街のど真ん中で「夏フェス」が行なわれてます。11日(月)、14日(木)、15日(金)の3日間という日程で開催される "Belsonic" というイベントで、場所は港のところにあるカスタム・ハウス・スクエア(Custom Houseは史跡で、「関税局」の建物)の前の広場。(ここは2005年に野外イベント会場として整備されているんですね。)
http://www.belsonic.com/index.php

Belsonicの出演者は地元のバンドと英国やアイルランドのバンドが中心で、ステージは1つだから出演バンドの数は少ないです。「小ぢんまりとした規模の地域の夏フェス」という印象。(なお、ベルファストではViTalというフェスが2002年から行なわれているが、今年はヘッドライン・アクトがブッキングできなくて中止になったらしい。)

【出演者一覧: http://www.belsonic.com/ より】


で、初日のトリ、The Flaming Lipsの写真がBBC NIのトップページに出ています。ほんとにカスタム・ハウスの前で、ウェイン・コインが巨大なカプセルに入って観客の上に……かなりシュールな光景。これがBBC NIのトップページにあるというのも、何か変な感じ。
flaminglips.png
http://news.bbc.co.uk/1/shared/spl/hi/pop_ups/08/uk_enl_1218568154/html/1.stm

で、この11日の模様は、BBC Radio UlsterのAcross the Lineという番組で中継されています。The Flaming Lipsはステージを完全生中継。(ただし残念なことに、アンコールが冒頭だけです。)11日の放送だから、18日までは確実に "Listen Again" で聞けるはずです(そのあとは聞けなくなると思うんですが……BBC RadioがiPlayerになってから、そこらへんが私にはよくわかってない)。今聞いてるんですが、いいライヴです。聞けるうちにぜひ。
http://www.bbc.co.uk/northernireland/atl/

※今月中に、BBC NIのテレビでも放送されるとのことですが、それはUK外からの接続では見られないかも。

番組全体は3時間半もあるので全部聴くのはちょっと大変だけど、「北アイルランドの音楽シーン」という点では全部聴く価値ありだと思います。

The Flaming Lipsのライヴは02:14くらいからです。彼らにとっては初めてのベルファストでのライヴとのことで、「やっと実現しました」とか「避けてたわけじゃなくて機会がなくて」とか、「今後は年に2度は来ます」とか、「ジョージ・ブッシュ任期中にここでライヴをやるのはこれで最後ですが」とか。"Yoshimi Battles the Pink Robots" の曲では、ステージからウェイン・コインが呼びかけて観客大合唱。
Oh Yoshimi, they don't believe me
but you won't let those robots eat me
Yoshimi, they don't believe me
but you won't let those robots defeat me


"She Don't Use Jelly" ももちろん大合唱。聞けるうちに聞いておくといいかも。



BBC NIの記事はこれ。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7552770.stm

このライヴでは「ステージの上で踊っている人」を募集したとのことで(いろいろなコスチュームを身につけてステージ上にいるだけの簡単なお仕事です、的な)、それに当選した「ラッキーな人」をとらえたいい写真がFlickrに。
http://www.flickr.com/photos/tonyspictures/2758197378/in/pool-belfast

そのほか、flickrから。
http://www.flickr.com/photos/fizzybenilyn/2755947683/in/pool-belfast
↑この写真はすごい。
http://www.flickr.com/photos/fizzybenilyn/2756794094/in/pool-belfast
↑小雨が降ったりやんだりしていたそうです。

また、BBCのAcross the LineのスタッフのFlickrでのBelsonic 2008 set:
http://www.flickr.com/photos/12299783@N07/sets/72157606687247375/
この日の出演バンド全部の写真。番組のプレゼンターの写真も。

Belsonic公式サイトからリンクされている写真集:
http://www.shoottothrill.co.uk/TheFlamingLips/index.html

Time Warpにも写真がいろいろ出てます:
http://www.timewarp.jp/pages/guest/picture/picture_detail.jsf?pictureId=19515
http://www.timewarp.jp/pages/guest/picture/picture_detail.jsf?pictureId=19513



Across the Lineのラジオの内容を一応メモ。
http://www.bbc.co.uk/iplayer/console/b00cxl5n

始まってしばらくはBelsonic参加バンド(The Go! Teamとか)の曲などをかけて、カスタム・ハウス・スクエアからの生放送開始。

00:13くらいでJape(アイルランド)、2曲流れます。
http://www.myspace.com/richiejape
http://www.last.fm/music/Jape
2曲目でMastadonとかThin Lizzyとか(笑)言ってる曲がとてもいい。

Japeが15分もしないうちに終わって、金曜日の出演者の曲をしばらくプレイ。リヴァプールのZutonsとか、北アイルランドのFighting With Wireとか。FWWって初めて聞いたんだけど、音重めのパワーポップ好きな人は好きかも。
http://www.myspace.com/fightingwithwire
http://www.last.fm/music/Fighting+With+Wire

そのあとに(時間見てないんだけど00:40くらいかな)、インタビューのお時間。番組の流れ的にはこれからステージに立つOppenheimerの人(地元のアーティスト)と話してるのかな(別なことをやりながら聞いているので誰と話してるのか聞き逃したが、巻き戻して聞き返すほどでもない)。「The Flaming Lipsの曲で好きなのは?」とか……Flaming LipsのことがNIアクセントで語られてるのが新鮮だ。しかし回答がユルすぎる。(笑)

44:00くらいからOppenheimerのライヴ。
http://www.myspace.com/oppenheimer
http://www.last.fm/music/Oppenheimer

申し訳ないけど、この音を全部聞いていられる感じの気分ではないので、2曲終わったところで早送りしたら01:29くらいまで進んでしまって、ニュース。グルジア情勢の次がNIの政治ニュース。現実に引き戻されすぎ。早送り……したら、「Mogwaiが演奏し終えたところで、すごい歓声です」みたいなことを言っている@01:36(なんだ、MogwaiのライヴはACLでは流してくれないのか)。(なんか、全体的に、隅田川の花火大会のテレビ東京の中継番組に似てる。)

次に、木曜日に出演するThe Enemy(イングランドのティーンエイジャーのバンド)の曲、申し訳ないけどここも飛ばして、また何かの曲なのでそこも飛ばして、01:46でインタビューになったんだけど、誰のインタビューなのかわからない。入場者数のこととか言ってるから主催者かなあ。Mogwai track suitsって何。(笑)

というかそろそろ聞き取りが全然ついていけないんですけど。なんかオレンジオーダーの服装の人がいるけどあれ出演者っす、みたいな話が聞こえる。

で、また金曜日の出演者の曲。Dan Le Sac, これはけっこう好きかも。MySpaceで確認するとLook for the Womanという曲。
http://www.myspace.com/lesacvspip

ここで01:52。またインタビュー。今度は女の人たちが服装について話をしているのだけど、02:00まで飛ばす。うーん、何かスケジュールを読み上げている。気を抜いて別なことをしているとまた曲になるけど、これも退屈だから飛ばす。02:07で「もうすぐ今日のメインが始まりますよ」的な話で、次がDavid Holmes(ベルファストのアーティスト)の曲。

02:12で観客が盛り上がっていて、そのあとにこれからの式次第を読み上げて、ようやく、The Flaming Lips完全生中継……という感じです。Lipsのライヴ中継は実質1時間15分くらい。

この日の出演者については、Belsonicのサイトの11日のところに詳しく出ています。
http://www.belsonic.com/lips.php

Soulwaxの名前もあるけど、出演はしてないよね。Japeの説明に出てきているだけで。

※この記事は

2008年08月14日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk/northern ireland | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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