kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年06月15日

デイヴィッド・デイヴィスの辞任表明の件

結局、意味があるのかないのか、あるとしていかなる意味があるのかがわからない上に、次のビッグニュース(リスボン条約)が来たら、一気に「騒ぎ」がおさまった感のあるDavid Davis(保守党、シャドウ・キャビネットの内務大臣)の辞任についてのガーディアン、スティーヴ・ベルのカートゥーン@6月13日が強烈だ。
http://www.guardian.co.uk/cartoons/stevebell/0,,2285409,00.html

実際、これが、保守党の幹部の作戦で、「市民的自由を守るのは私たち保守党です」というキャンペーンの始まりだ、というのならわかるのだが、そうではないらしい。つまり、デイヴィスは独断で勝手に辞任を宣言してしまった。ベルのカートゥーンにもあるとおり、保守党党首はデイヴィスの辞任で「不要な補選が……」と困惑している(保守党は、ロンドン市長に当選して国会議員を辞したボリス・ジョンソンの選挙区での補選を控えている)。一方の労働党は「勝手にやってれば」的な態度(デイヴィスの選挙区に候補者を立てないことを明言)、LibDemも、デイヴィスの選挙区ではわずか6パーセント得票を増せば議席を取れるというのに候補者を立てないというのだから、ベルの解釈どおりなのかもしれない。

デイヴィスの辞任は、「保守党として42日間拘置に断固反対します」という話ではないし(キャメロンは「あれは彼が個人でやったこと」と完全に距離を置いている)、「私に責任があるとおっしゃるのなら辞任します。その上で有権者の信を問いたい。辞任して再度立候補します」という話でもない。「42日間拘置」の可否を改めて民意に問いたいとかいうことなら、内閣不信任案で解散・総選挙に持ち込むものではないかと思うが、保守党からはそういう気配もまるでない。

つまり、保守党としては「42日」は、何よりも労働党が推進しているから反対しているのであって、保守党としては「42日」自体は問題としていないのではないか――労働党が「42日」を正当化するときに「現在英国の市民生活はこれまでにないテロの危機に瀕しており云々」ということが語られたのだが、その点では労働党も保守党もないはずだ。(ただ、「これまでにないテロの危機」という怪しい言説からは、「交渉魔」のシン・フェインが英国の労働党政権とディールを結んで、「IRAのことは忘れる」という話になっているのではないかともかんぐりたくなるのだが。もちろん、半分冗談ですけど。でもロンドンのRing of Steelがなぜそこにあるのか、誰も説明したがらないだろうなあ。)

保守党が本気で「市民的自由」の観点から――「容疑者」と疑われただけで「42日間」もの長期間にわたって拘置されるかもしれないということへの危機感から、反対しているとは、私にはどうも思えないのだ。(LibDemと、労働党の造反議員は誠実に「市民的自由」でやっているのではないかと思うけれども。)

そう思えないのは、「42日間拘置は民主主義社会の根幹である市民的自由を脅かすものだ」という言葉が本心からの誠実なもの、保守党に一貫しているものと考えるのはあまりにおめでたい話だからだ。

1970年代のイングランド、IRAの「武装闘争」が激しかったころ、「アイルランド人」だから「テロ容疑者」である、という扱いがあったことは体験者の証言もあるし(特にジェリー・コンロン、お手軽なところで映画『父の祈りを』を参照)、『プルートで朝食を』のような娯楽映画でも描かれているのだが、そのころに保守党がそれに反対していたか? 答えはNoだ。(かといって労働党がそれに反対していたかというとね……ウィルソンにせよキャラハンにせよ。80年代に労働党の議員で激しく反対している人たちがいたのは事実で、それはその人たちの誠実さによるものと私は信じたいけれども、実際には、そのときは保守党サッチャー政権であったということを考えなければならない。それが政治ってもんだと思う。)

だから、「デイヴィスの辞任」という話を聞いたとき、最初は「なんで?」と思ったし、辞任発表の演説の、例えば "because for centuries of forebears we defended the freedom of people" (なぜならば数世紀にわたってわが党は人々の自由を守るべきものとしてきた)という言辞に、ええとディズレイリは保護貿易主義者……とか思ったし(freedomの定義が違うのかな。笑)、"yesterday this house allowed the state to lock up potentially innocent citizens for up to six weeks without charge" とかいう言辞に、デイヴィス本人が仮に本心からそう思っていたとしても、もし保守党が党の方針として「42日間拘置」を推進していたとしたら(「イラク戦争賛成」のように)、"potentially innocent citizens" ではなく "potential terrorists" で何かを主張していたのではないかとか、勘繰りすぎだろうけれどもいろいろと考えてしまうのだ。それも考えたことが頭に残らないくらいに高速で。頭に残るのは「なにこの猿芝居」という結論だけだ。非常によくない。

よくないのだが、そうならざるを得ない。これが何か「意味」のあるものだとは思えない。辞任演説では確かに「いいこと」を語っている。しかし、なのだ。

12日のタイムズのブログ (by Sam Coates):
http://timesonline.typepad.com/politics/2008/06/david-davis-sha.html

「15の疑問点」が列挙され、うち9点には「答え」(記者が調べた結果)がついている。

1点目は、「保守党の執行部はデイヴィスの辞任に合意していたのか」。これに対する答えは「No」だ。キャメロン党首は、これはデイヴィスの「個人的な」決意であり、党もシャドウキャビネットも了解していない、と。

2点目は、「決断はいつだったのか」。なんか、LibDemのクレッグ党首がキャメロンより先に聞かされていたという噂があるようで(保守党を離党してLibDemに移籍するという観測があるのかな)、答えではそれを否定。「42日法案」の採決の直後にキャメロンに話し、クレッグにはその後に話をした、とのこと。

3点目は、「辞任はいつになるのか」。答えは「未定。現状、7月10日と言われている」。

4点目は、「補選には費用がかかるが、選挙区からのバックラッシュはあるだろうか」で、これは答えがない。

5点目は、「保守党が政権を取ったら42日間拘置法は撤廃されるだろうか」。これも答えがない。これが最大の疑問点だが。

あとは、「補選で当選した後にシャドウ・キャビネットの内務大臣に復帰する見込みは」(答えは「たぶんない」)とか、「なぜ前党首周辺の人物がデイヴィスの周囲にいるのか」(答えなし。これは保守党のお家事情で、保守党的にはウォッチ対象。反キャメロン派、という意味で)とか、「シャドウ・キャビネットの内務大臣には誰が」(答えあり)とか、「保守党はこの件で一枚岩なのか、これがきっかけとなってばらけないか」(答えなし)、「補選でのデイヴィスの選挙資金は」(答えは「本人が出す」)、「保守党のシャドウ・キャビネットにデイヴィス支持者はどのくらいいるのか」(答えなし)、「補選でのデイヴィスの戦略は」(答えなし)など、「保守党サポ」のコアな話が続いている。

野次馬的に関心があるのは、9点目の「UKIPが候補者を立てたらデイヴィス落選の可能性があるか」(答えは「それはまずありえない」)と、11点目の「労働党は補選にどう望むか」に対する答え、「候補者を立てるつもりはなさそうだが、代わりに無所属の候補を後援するかもしれない」。

でも、これを読んでも「ふーーーん」でしかない。

タイムズでは14日に、「補選」についての記事を書いている。
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/politics/article4133463.ece

これによると、デイヴィスのほかに立候補すると言っているのは、1981年から93年にthe Sunの編集長だったケルヴィン・マッケンジー (Kelvin MacKenzie)(そのころのthe Sunといえばがちがちのサッチャー支持ですが、有名なのはサッカー観戦で96人が死亡した「ヒルズボロの悲劇」でのガセネタ報道)で、「42日間拘置」を断固支持。労働党がマッケンジーを後援したらブラックコメディの台本だ。

あとは、The Official Monster Raving Loony Party(変な名前ですけどちゃんと登録されてる政党。創設者はScreaming Lord Sutch。モンティ・パイソンにも出てきたけど字幕では「バカ党」)のコードネームMad Cow-Girlで(マジメな人のようですが)、この政党のことは、国政では度外視しておいていいのだけど、やべぇ、この人がおもしろすぎる。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mad_Cow-Girl
as of 15 June 2008 she is the only opposition candidate in the Haltemprice and Howden by-election, 2008 standing against the Conservative MP David Davis. In a statement made to the media she stated on the issue of detaining terrorist suspects for 42 days: "I may be a Loony, but I'm not mad enough to want dangerous people walking free in the name of political correctness." Mad Cow has argued for the extension of the time terrorist suspects can be detained and has argued against civil libertarians who opposed the 42 day limit. She is standing on an indefinite-detention platform, combined with a quote based on Douglas Adams's "Hitchhikers Guide to the Galaxy": "The answer is 42!!! Now we just need to figure out the real question!!!"

ははははは、わははは。これはすごいサタイア。つまり、DON'T PANIC!! ということですね。(違)

マッケンジーは「42日間」について次のように述べているそうだ。
Mr MacKenzie, a backer of the 42-days policy, told Today on Radio 4: "I don't feel it's right that he should be allowed to have a walkover, a major procession. I don't feel my civil liberties as being at risk but I view my life as being at risk if I am on the Tube or the train and some bad guy wants to blow me up or blow my family up."

「私および私の家族」と「悪い奴」の二項対立。「私」は市民的自由を侵されない。なぜなら「私」は「悪い奴」ではないから。

で、「英国は米国とは違う」と思いたがる人は、もちろん私も含めてなのだけど、こういう単純な二項対立は英国ではウケないから、とまったりお茶飲んでたりしがちなのだけど、実際には「わかりやすいもの」が人々を引きつけるということに「英国」も「米国」もないので。

問題は「そこは米国ではない」ではなく、その二項対立を補強するために、どのようなことが語られ、どのような映像が示され、どのようなプロパガンダが垂れ流されるか、で。

その一例が、タイムズの記事の最後に出ているのだが。
Mr Davis's successor was embroiled in controversy last night when Labour raised comments that he made after the London suicide attacks in 2005. Dominic Grieve, then the Shadow Attorney-General, said that the attacks were "totally explicable" because of the deep anger felt by many British Muslims over Iraq.

Hazel Blears, the Communities Secretary, said: "It is astonishing that the man David Cameron thinks should be Home Secretary believes we need to understand the actions of bombers. It is clear that Cameron and his new Shadow Home Secretary have failed to get to grips with the essential issue of national security and seem to be soft on terrorists."

※太字は引用者による。

「爆弾犯の行動を理解しなければならない」のは当たり前でしょ、それ理解しなかったら防御も対策もできないわけで。私の脳内では英国の情報機関のみなさんが一斉にズッコケてるんですが。(コメント欄で同じようなツッコミを入れてるタイムズ読者さんがいる。笑)

ああそうか、それでズッコケて、電車の中にアルカイダについての機密の調査資料を置き忘れたりしちゃったのか。

閑話休題。ブリアーズは結局は「イラク戦争が原因で英国でテロ」という(非常に単純化した)説明を否定したいのだろうけれど、そんなに「イラク戦争は正しかった」と思い続けたいのだろうか。ヘイゼル・ブリアーズ個人にとって、そこまでする価値のある「戦争」なのか。

で、ブリアーズのこの発言は、ミリバンドあたりの「テロリストと対話」路線と微妙に噛み合っていなくて、それもまた笑える。(乾いた笑いだけど。)

……という具合に、デイヴィスの辞任宣言でいろいろなものがどろどろと出てきたのだけれど、ひとつ、非常に気の毒なケースがある。

Political mix-up over two Davids
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/wales_politics/7453486.stm

ウェールズのモンマス選挙区選出のDavid Davies議員(保守党)の元に「辞任なんてなぜ」という電話が殺到、仕事ができない状態に。

辞任するのは、イングランドのHaltemprice and Howden選挙区選出のDavid Davis議員(保守党)。

つまり:
David Davis議員 (1948年生まれ)
David Davies議員 (1970年生まれ)

"e" があるかないかだけで、音は同じです。(「中村俊輔」と「中村俊介」のようなものか。)

ウェールズのDavidさんはDafyddに改名すれば間違われないかもしれない。(そしたら今度は別の人に間違われたりしちゃったりなんかして。)

The Kinksのレイ・デイヴィスの弟でギタリストのデイヴ・デイヴィスも David Daviesですね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Dave_Davies

で、ウェールズのDavidさんはガチ保守の反EU議員連盟の一員でもあられるようですけど、この人は「42日間」法案についてどう考えてるんだろ。ウィキペディアには「ジョージ・ギャロウェイと仲がよい」とあるのだけど。「反EU」も30代となると、サッチャー政権下で反EUやってた人たちとは別のバックグラウンドから反対してるだろうし(最初からマーストリヒト条約、という世代)。



以下、この件についてのこれまでのコメントの転写。実際、私は最初にデイヴィス辞任のニュースを聞いたときは「はいはいパフォーマンスパフォーマンス」、「はいはい党内クーデター」(→今見つけた記事なんだけど、ガーディアンの12日記事に羅列されている「5つの問題点」の5つ目、"A leadership challenge?" を参照。DDといえばこれでしょやっぱ。もう無理だと思うけど)としか思わなかったのだが、それは「DUPの9票で決まった」ことのほうが重大事だと考えたからだ。(それ以前に、単に「DUPが決めた形になったことに衝撃を受けていた」という要素もあったが。)

[Comment posted by 在英のチコ at 2008年06月12日 23:23]

昨夜、テロ容疑者を起訴なしで42日間拘束する新法が9票差で可決されたのですが(DUPの票9票を金で買ったともっぱらです)、それに抗議してトーリーの重鎮、影の内相デイヴィッド・ディヴィスがさきほど議員辞職を発表しました。

かれは、この法によってイギリスの市民的自由はじわじわと死に導びかれると非難し、自分の辞職によって行われる補選の場で、この法について議論を起こすことを目的として辞職すると述べました。トーリーとともに党をあげて新法成立に反対したリベラルデモクラッツの党首とはすでに話がついているようで、この補選にリブデムは対立候補を出さない方針のようです。だれが出てもデイヴィスが勝つとは思いますが。次の議会選でトーリーが政権を取った場合に、獲得議席数にもよりますがなんらかの影響が出てくるかもしれませんね。

こういった議員辞職は前代未聞のようで、スタントだとの批難もすでも起きているようですが、たとえどんな裏事情があったとしても、倫理的に完全にブラウンをこえました。右だ左だとイデオロギーで云々する時代ではもうないんだなあと改めて実感してます。



[Comment posted by nofrills at 2008年06月13日 00:23]

>チコさん
個人的には保守党のポリティカル・スタントより、DUP, UUPと保守党の関係が気になります。ユニオニズムと保守党の関係ですから。今それ系で議論スレなどを見てもたぶんカオスすぎるので自重してますが。

カヤの外のSFのサイトでも見るかな。。。寝て起きてから。【→転記時追記:見ても何もなかった。「リスボン条約にNO」一色で。都合のいいタイミングで重なったもんだ。「起訴なし拘置」の当事者の塊のようなシン・フェインがこのタイミングで別なことに一生懸命とは。】



[Comment posted by nofrills at 2008年06月13日 01:21]

デイヴィスの辞任は、どうやらコメディの台本ですね。それもスラップスティック・コメディかスクリューボール・コメディの。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/7450983.stm

こんな意味のない補選などに持ち込まず、no confidence motion (不信任決議) に持ち込めばいいのに。ボリス・ジョンソンなんかものすごい古い法律を引っ張り出して「ブレア弾劾」やってましたがな。党内クーデター起こして次の党首になれるほど若くもないし(1948年。キャメロンは1966年だっけ?いったんあそこまで若い党首になったあとは無理)。意味がわかりません。

辞任演説(労働党の演説より格調高く、勉強にはなります):
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2008/jun/12/speeches
負ける見込みのない選挙をやることのどこがnobleなのかと全英がツッコんだ!

保守党サポのブロガーさんも総ツッコミ!
http://blogs.guardian.co.uk/politics/2008/06/bloggers_on_the_right_so.html
(まだ記事を読んでません。)

Guido大喜び!(ネタがきた!)
http://www.order-order.com/2008/06/dd-for-me.html
http://www.order-order.com/2008/06/davis-invited-to-stand-as-libertarian.html
# 下のURL, Libertaliansにスカウトされた、ってのがすごすぎる。笑 コメント欄の5番目もすごい。陰謀論@「7/7はインサイドジョブ」説。

んー、で、明日になるとEU憲法改めリスボン条約のEireでのレファレンダムの結果が出てくる。そうなるとデイヴィスの猿芝居はどうでもいい扱いになるかも。



[Comment posted by 在英のチコ at 2008年06月13日 03:10]

上記、リバタリアン勧誘読みました。いいかも。

わたくし、最近個人的にコンスピラシーコンスピラシーしてますのよ。なぜかというと、続けざまに二人のコンスピラシー支持者とお話しする機会があったんですが(ひとりは9.11、もう一人は温暖化)、どっちも絵に描いたようなレイシストだったのよーん(ひとりは黒人とルーマニア人差別、もう一人はアラブとインド人差別)。で、当然のことながら二人とも自分はレイシストではないといってました。事実を言っているだけだと。レイシストはコンスピラシーがお好き?とかいった法則はないか、やっぱり。



[Comment posted by nofrills at 2008年06月13日 20:35]

> リバタリアン勧誘読みました。いいかも。
何がどう「いい」んっすか。(笑)ツボりました。

> 二人とも自分はレイシストではないといってました。
racismが再定義されてるんですよ、最近は。これは真面目な話で、BでNでPな人たちのサイトを見るとよくわかるかと思います。リンクはしませんが。

陰謀論といえば、デイヴィス辞任でも陰謀論は簡単にできますね。。。

実はデイヴィスは労働党に買収されたスパイで、DUPのようなマージナルな地域政党が英国全体の政策を左右してしまう件について、世間の注目を集めないように、ストローマンの役割を負っているんですよ。基本的にはなつかしの "bury the bad news" 戦法です。12日に対テロ法、13日にアイルランドのリスボン条約と「大ニュース」が立て続けの時期ですし、そこに「デイヴィス辞任」の猿芝居を打てば、何が本当の問題点なのかを隠せます。すべてゴードン・ブラウンの策で、ピーター・ロビンソン経由でデイヴィスに指令が渡ったのです。でなければブラウンとロビンソンの会談があんなに多かったことが説明できません。

本来ならこの時期はEURO 2008にイングランドが出ていて、人々の関心はそっちに行っているはずだったのですが、予選の段階でリトビネンコ事件で英国に対する嫌がらせを行なうことを決意したプーチンの密命を受けたロシア代表が空気を読むことを拒否してイングランドの本大会進出を阻み……そろそろばかばかしくなってきたのでやめときます。

※念のために書き添えておきますが、「冗談」です。>all

チコさんにはなんか冷淡な対応になっちゃってて失礼しました。でも、保守党は、本気で仕掛けるならno confidence motion (不信任決議) に持ち込むべきでしょう。「市民的自由を守るのは我々」云々とあれだけでかい口をたたいておいて(それはデイヴィスに限った話ではない)、内閣不信任案なしとはね。

なんでボリス・ジョンソンを国会の外に出したのかなあ、ほんとに謎。市長選でロンドンの保守党票を開拓、ということかもしれないけれど(実際、カムデンなど保守党がぐっと強くなった地域があるし)。
タグ:保守党

※この記事は

2008年06月15日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 21:05 | Comment(9) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ども、昨日、一件このコメント欄にポストしようとしたんですがエラーになっちゃって。長過ぎたのかなあ。今日は分割して送ってみます。昨日送るつもりだったものなのでちょっと古いですが、資料ということで(笑)。本文はちょっと下の方から始まりますが、自分の日記用に枕も付けたので、それも含めてポストします。で、さらに長くなった。

■2008/06/13 (金) DD議員辞職 aftermath 新聞ウォッチ

さて、デイヴィッド・デイヴィスの議員辞職を受けて突如沸き立つイギリスメディア界。イギリス人ってほんと、政治好き。これがイギリスを離れられない理由のひとつでもある、ほんと。

昨日は木曜夜のお楽しみ、一般参加政治討論番組クエスチョンタイム(しかもロンドンから生放送)があったので夜10時半を心待ちにしていたのだが(これにあわせて木曜昼に辞任発表したのではないかと勘ぐりたくなるぐらいである)、冒頭から飛ばしてくれた。最初の質問者がキッパをかぶったユダヤ人男性で「DD の辞任は政治家としての信義を全うしたものか単なるスタントか」というもの。回答者は主要三党から各1名(労働党から対テロリズム担当大臣、保守党から影の教育相、リベラルデモクラッツからは重鎮バロネス・ウイリアムス)、ほかにテレビプレゼンターとサン紙政治部デスク。回答者はもちろんDDの辞任にあわせたのではなく、42日間起訴なし拘留法にあわせた人選だろうが質問はなまもの。

ここで見られます↓
http://news.bbc.co.uk/1/hi/programmes/question_time/default.stm

レイバーとトーリーの意見は聞くまでもない。サンの政治部デスクは「DDが信義の人であることは認めるが、かれが補選で勝って(当然勝つだろう、無風区なので)戻ってきたとき、デイヴィッド・キャメロン保守党党首はDDを影の内相に戻す訳にもいかず、頭痛の種になるだろう」とコメント。サンはテロ容疑者42 日間起訴なし拘留推進派。バロネス・ウィリアムスが議決に際して政府と取引して協力したと言われているDUPをUNDERTAKERと言ったのが、そのまんまじゃん、ということで会場で受けた。

UNDERTAKERについてはこちらで↓
http://en.wikipedia.org/wiki/Plantations_of_Ireland

以下、翌日の新聞ウォッチング。クエスチョンタイムもそうだったが、概してクリティークがDDに対して懐疑的、否定的であるのに対し、一般大衆は支持しているように見える。

「DD の不可解な行動」を解明すべく(笑)、インディペンデントとテレグラフを買ってみました。ネットだけだとそれぞれの新聞がこの件をどんな扱いをしているのかよくわかならいのと、単にわたしが「字の書いている紙」フェチなので。あいかわらずブラウンを盲目的に支持するガーディアン買っても意味ないし、タイムスはタブロイドだから買わなかったけど、FTは買えば良かったかも。

テレグラフ ブロードシート版36頁(ビジネスとスポーツは別紙)

*1面3分の2頁 Tory turmoil as Davis quits 写真半頁 パーラメント前での辞任スピーチの時のものと思われる顔のアップ、苦い表情

*4面David Davis面 全頁 記事はTension with Cameron that lay behind the resignation と Last scalp to be claimed coould be his own の2本 写真は1面と同じときの顔のアップ4点 はしっこにGBについて小さい記事 I made no deals on 42 days, says Brown ← こういう明らかな意図的レイアウトを見られるので紙を買うのをやめられない。

*5面DD面 半頁 写真は党首選のときのキャンペーンガールたち(ぴちぴちのTシャツ着用)に囲まれたDD(大)とキャメロンと握手するDD(小切り抜き) 右端にDDが尊敬する政治家グラッドストーン(リベラル!)を紹介するコラム 残り半頁は広告

*25面COMMENT面 半頁 David Davis:political lunacy or high principal? というタイトルでコメント2本 残り半頁は広告

*27面COMMENT面 社説全体の5分の4 タイトルは David Davis has made a brave mistake
 投書欄に長短4本の投稿(冒頭に熱狂的支持の短いもの2本 一人はDDの選挙区の人で補選では生涯で初めてトーリーに投票すると書いてました) 分量は投稿全体の3分の1弱
 DDのCOMMENT I'm fighting to defend our basic freedoms (内容はパーラメント前でのスピーチとほぼ同じ)
Posted by 在英のチコ at 2008年06月15日 21:29
> バロネス・ウィリアムスが議決に際して政府と取引して協力したと言われているDUPをUNDERTAKERと言った

これはひどい。(笑)

> DDが尊敬する政治家グラッドストーン

ディズレイリじゃないのか! でも「保守党」として「我々」というときはグラッドストーンじゃなくてディズレイリ、って思うんですが。

で、彼の言ってることがhonestかどうかは、ブレア政権でのテロ法のときの投票を見れば調べられるんですが:
http://www.publicwhip.org.uk/mp.php?mpid=1608&dmp=258

この資料はかなり丁寧に見なければならないので(少なくとも、各リンク先に飛んでそこに書かれていることを読む必要がある)、すぐには結論には至りません。私もそこまでやっているエネルギーも時間もありません。

で、何となくいくつか見てわかったのですが、「DUPは今回買われた」というのをことさらに言い立てるのはプロパガンダに近いものがありますね。2005年総選挙前から、Labour側で投票している例があり、「常に保守党と歩調をそろえていた」わけではない。この点は私が不勉強でした。例えば下記。
http://www.publicwhip.org.uk/division.php?date=2005-03-09&number=128&mpn=David_Davis&mpc=Haltemprice+%26amp%3B+Howden
Posted by nofrills at 2008年06月15日 22:29
ども、ちょっと忙しかったり、コンピュータの不調で大事なメールがごっそり消えちゃったりでへこんでました。

で、上記の続きと言っても先週金曜日のインディなのでほんとに古くなっちゃったんですが、いちおうお持ちしました。また送信できないとやなので、このあと別便でポストします。

続報もあるんですがまとめてないです。ケルヴィン・マッケンジーは立候補しなさそうです。マードックに止められたとか。デイヴィスのバックに労働党左派が集まっています。政界再編か?なんちゃって。あと、やっぱりそうだろうの軍関係者がバックアップに名乗りを上げてます。えっと、ほら、名前ど忘れしちゃましたが、イラク戦前夜に出陣の挨拶をした、ほれ、どうしても出てこない。ティムなんとかだっけ? あとはまかせました。

Posted by 在英のチコ at 2008年06月18日 22:44
いろいろ変えて3回試しましたが、どうしてもポストできません。いったいどの言葉が引っかかっているのか。FREEDOM FIGHTERがだめなのかしらといいうことで試してみます。すみません。コメント欄を実験に使って。
Posted by 在英のチコ at 2008年06月18日 22:54
>チコさん
前のコメントへのレスに書いたとおり、
Seesaa側で設定しているNGワードがあって、
それは私にはコントロールできないので、
http://www.formzu.com/formgen.cgi?ID=2175345
でお送りください。
よろしくお願いします。

文が長いようなら、どこかの無料のブログを借りていただき、
トラックバックをしていただいたほうが確実です。

で、私はこの件については、
「補選で落選する危険性もないのに辞任」ということが
なぜ「自由の代弁者の行動」として扱われているのか
まったくわからないのですが(なおかつそんなに興味もないです)、
その件については別記事に書きます。

労働党左派がそっちについたのは、No2ID運動と似てますね。
EU憲法&ダブリン条約の「No」運動が極右と左翼だったことも
思い出されます。
個人的には、労働党左派は
非常に危険な橋を渡ろうとしているように見えます。
Posted by nofrills at 2008年06月19日 15:39
上のコメント@06月19日 15:39で
> その件については別記事に書きます。
と書いた件、記事投稿しましたんでお知らせ:
http://nofrills.seesaa.net/article/101066817.html
(↑このエントリのコメント欄はクローズしてあります。)

で、チコさんのコメントにある「政界再編」というのが本気なのか冗談なのか、私には微妙に見えるのですが、そういう期待感をカケラでも持つ前に、デイヴィスのvoting recordを見たほうがいいですよ。冗談ではなく本気で。
http://politics.guardian.co.uk/person/howtheyvoted/0,,-1329,00.html

ロンドンのRing of Steel(CCTV監視網、現在の「civil libertiesの危機」の発端のひとつ)ができたとき、つまり1992年とか93年ごろ(保守党メイジャー政権下)はデイヴィスは既にMPだったんですが、これについての投票行動まではちょっと調べられなかった。

デイヴィスのいう「原理原則」がどれほど本気なのか、対IRAの政策を見ればわかると思うのですが、さすがに昔過ぎてネットでは簡単には見つからないです。Hansardを探せばわかるかもしれないけど、そこまでのリソースは私にはないです。
Posted by nofrills at 2008年06月19日 22:45
ども。デイヴィッド・デイヴィスの過去の投票行動については知ってますよ。そこら中で報道してますから。人工妊娠中絶は妊娠20週まででホモフォビアでトライデント維持。そのうえ死刑復活賛成。もちろんわたしはどれにも賛同しませんし、いまかれの周囲に集まっている左派もそうだと思います。

わたしの「なんとなくな実感」としては、イラク戦開戦動議(開戦回避動議)の前のロビン・クックの閣僚辞任(と演説)に近いかなあ、と。あのとき、クックがヒーローとして持ち上げられたことについてピルジャーがずいぶん怒ってましたよね。イラク経済制裁の張本人の極悪人がなんで反戦の英雄になるわけって。でも、あのときはああいう説得力のある正論を言って自己犠牲を払う人が必要だったんです。普通の市民のあいだに前代未聞の大きな反戦運動が起こったのに、それらがすべて無視されそうだった、デモクラシーの危機だったので。結局市民の声は無視されたし、クックはあれ以来ずっとバックベンチャーのまま死んじゃったけど。

確かにデイヴィスの選挙区は無風区なので、当選するのがわかっていて何が辞任だとお怒りになるののも理解できますが、今回の辞任でかれがやりたい(と公言していた)ことは確実にできていると思います。

かれは補選の場で議論を起こしたいと言い、レイバーから対立候補が出てこないので選挙戦の中ではないですが、先週ブラウンが議会で答弁を強いられたこととかジャッキー・スミスの本性があらわになってきたことを含めて、そこら中で議論は起きてます。辞任から1週間以上立ちましたが、かれの進退の問題も含めてまだ議論は消えていないし、昨日からはレイバーの閣僚(党首候補の若手)の失言問題に飛び火、公の謝罪がない場合は法廷に持ち込まれそうです。

もちろんこんなことまでかれが事前に予想していたわけではないにでしょうが、デイヴィスの辞任自体があまりにも意外なものだったせいでだれも先が読めなくなってる。いちばん顕著だったのは辞任直後の政治記者の見解と一般市民のリアクションの乖離でしょうか。

また、かれが犠牲にしたものは議員職ではないですよ。これはほとんど揺るぎないでしょう。失ったのは、2年後にはほぼ確実にかれのものになったであろう内務大臣のポストです。キャメロンは自分の腹心をデイヴィスのあとにつけたので、キャメロン自身か後任かが失脚でもしないかぎりそのポストは回ってこないと思います。キャメロンが失脚するようなことがあれば閣僚にかえりざけるかも知れないし、党首になるのも夢じゃないかも。でもその場合は「影の」ままかもしれません。

デイヴィスの進退はさておき、政界再編については切望してます。2年後にはニューレイバーが負けるのはほぼ確実でしょうから、レイバーの左派はブラウン政権とはすっぱり袂を分かって別の左翼政党を作ってもらいたいです。
Posted by 在英のチコ at 2008年06月21日 09:08
結果がどうであろうと、根本的な疑問は解決されません。つまり、なぜ「不信任」ではなく「自身の辞職」なのか。(「不信任」は、民主主義政治にとって非常に重要な手続です。)

ブラウンに対しては、2007年4月に(つまり財務大臣だったときに)保守党から不信任決議案が出され、保守党は失敗しています。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/6561989.stm

しかし、首相としてのブラウンに対する不信任決議案は出されていない。10p taxをはじめ、不信任の材料がいくつもあるにもかかわらず。

今、検索して見つけたのですが、
http://adamboulton.typepad.com/my_weblog/2008/06/gordons-42-day.html
このブログ(6月2日、Sky News関係)の本文と、2 Jun 2008 16:39:04のPeterさんのコメント、ここでも「不信任」についての指摘があります。42日拘置の採決の約10日前です。

6月4日のスペクテイターにも「保守党が不信任を出せば勝つ」という論説がありますね。
http://tighturl.com/85i
(URLが長すぎるので短縮しましたが、www.spectator.co.uk です)

保守党がこの可能性を検討していなかったとは、合理的に見て、考えられないのですが、実際には保守党はそれを行なわなかった。そして、本来不信任が出されて当然であるところに発生したデイヴィスの派手な行動によって、保守党が不信任に動かなかったことに対するツッコミができなくなってるんです。(一般に、人々がそこに気付かない、という意味でも。)

保守党に対して政界再編のきっかけとしての期待をかける前に、あのタイミングで不信任を出さなかったことに対するツッコミがあってしかるべきではないんでしょうか。

ただ、そういうツッコミはメディアでさんざん為されているのかもしれない(為されていないとは考えられない)。単に私はこの件ではあまりの猿芝居っぷりに呆れるだけで特に興味もないのでニュースを追っておらず、詳しいことは知りません。

しかしいずれにせよ、不信任という民主主義政治としての手続が踏まれていないときに、イレギュラーな行動が取られ、それに対して「結果から見て」云々ということで肯定的評価をすることは、既にぐだぐだになっている(「見世物」というか「劇場」化している、といってもいいかも)「政治」に対する根本的な「不信 apathy」を肯定することでもあると私は思うんですが。

で、デイヴィス本人がman of principleと評価されているってのは、何のジョークでしょう。(保守党側からの賞賛のレトリックとしては十二分にわかります。しかしトーリーの外部にいる左派が言うことではない。)

それと、レイバーの左派とNew Labourとの分離のきっかけを作るのが保守党になるということなら、がっかりです。それ以上に、危険なことでもあります。労働党には「自浄能力」(この表現が正しいかどうかわからないのですが)がない、ということになります。まあそれは、ブレア政権後期(2005年総選挙のころから)で露呈しつくされていたことなのですが。

「労働党左派」が狙っているのは、自分たちの声を増幅させることなんでしょう。自分たちがいくら言っても声が押し殺される(メディアもあまり取り上げない)、ということでこの機会をとらえたのかもしれません。しかしそれはopportunismです。おかげで彼らの「無力」さはますます明白なものになってきた。今のところ、100パーセント、彼らへの関心は失っています。

……申し訳ないけど、お話をどう読んでも上記のようにしか解釈できません。私の頭が固いのかもしれないけれども、とにかく、不信任に行くべきだったのにそうしなかった、そのことに尽きます。論点ずらしにもほどがあると思います。

最後に余談ですが、ジャッキー・スミスの本性があらわになった、って今さら何を、と思います。昨年、イラン人の女性の難民申請者が大変な危機にさらされたときに「この人は『人権』の擁護者ではない」ということはわかったじゃないですか。(まあ、相手がイランだけにいろいろと難しい判断もあったとは思います。「昔ながらのロシアからの亡命者」のケースに該当しないロシアからの亡命者の受け入れで、ロシアとの外交関係がやばくなった経験が英国にはあるので。)

「ジャッキー・スミスではなく、デイヴィスが内務大臣であれば」という仮定で人々が話をするようになる、ということについては、皮肉を込めて、「ポジティヴな」ことだろうと思います。何しろ女性同性愛者の人気投票でスミス(イラン人女性同性愛者の難民申請却下の責任者)が一位になるような状況下ですから。デイヴィスなら、対イランの外交カードとして、彼女の身柄を保護してくれるかもしれません。(まったくイヤになる話だ。)

余談ついでに、「加藤の乱」(笑)。このときの日本は「政治が変わる」という期待に満ちていました。私もそう期待していました。期待とは違う方向に変わりましたけど。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E3%81%AE%E4%B9%B1

※あと、一連のコメントは「個人的」なものではないことを書き添えておきます。このブログは英国の政治に詳しくない人もお読みでしょうし、「デイヴィッド・デイヴィスは自由を守るため英雄的行為をおこなった」という系統の解釈が*このブログから*発するようなことはなるべくあってほしくないので、あえてディベート型にしています。(つまり、万が一にも「nofrillsのところにそう書いてあった」と言われたらちょっといやなので。)
Posted by nofrills at 2008年06月21日 15:03
コメント欄の文字量がかなり増えてきています。何らかの不具合が発生するといけないので、コメント投稿用の新記事を立て、このエントリのコメント欄は閉鎖させていただきます。あしからずご了承ください。

以下、この件でのコメントは下記URLでお願いします。
http://nofrills.seesaa.net/article/101198715.html
Posted by nofrills at 2008年06月21日 15:14

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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