爆発事件発生当時、「デバイス(爆発物)はもう1つある」として当局が現場を入念にチェックしていたが、それが最終的に出てきたのかどうかは、私はちょっと確認しきれていない(UTVが「現場付近から不審物が見つかったが、それが爆発したボムの一部なのか、別の爆発物なのかははっきりしない」と報道したのを確認できただけ)。
この爆発、地元の「サマリタンズ」(日本でいう「いのちの電話」。IRAのボムの予告電話といえば、24時間誰かがいるベルファスト・テレグラフなど報道機関か、サマリタンズに入るのがお約束)に「予告電話」が入ったというが、そのタイミングはあまりに遅くて爆発前に人々を避難させることもできず、また、述べていた内容が実際に起きたこととは違っていたと警察の担当者が憤りもあらわにメディアに語っている。
アメリカのメディアは早々とIRA-Style Bomb Damages Londonderry Probation Officeなどと伝えていたが、爆発物のタイプが「IRA流」なのかどうかは、当局筋からはっきりと断言されてはいないはずだ(「パイプ・ボムと思われる」とメディアでは言われているし、警察もそう説明しているのかもしれない。私はチェックしきれていない)。ただ、「予告電話」云々は「IRA流」だし、デリーで彼ら「まだ戦い続けているIRA(ディシデンツ)」のほかにあんなことをする人たちがいるとはちょっと思えない。
その辺と、そして何より、事件発生を受けてのデリーの人たちの言葉(「爆発音、聞いた?」みたいな)を、NAVERまとめを利用して記録しておいた。
デリーでまた爆発。しかも「予告電話が予告になっていない」パターン(2015年4月27日)
http://matome.naver.jp/odai/2143022714842521801
Another night in Derry and another bomb
— Laura McMonagle (@lauramc1888) April 27, 2015
「総選挙まであと数日」というタイミングである。何かあれば、いつも以上に人々の関心は集まるだろう。なのでまた続かなければよいのだが、と思っていたところに、続いた。ベルファストの北部、アードインだ。
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