「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年04月20日

危なく、非常に厄介なアドウェア(?)をインストールするところだった。Googleの検索結果1位だからって、信用しちゃいけない。

PCのトラブルに対処しているときに、地雷を踏みそうになったので、簡単に記録しておく。

「地雷」というのは、「悪名高い厄介な『無料ソフト』」だ。まず第一に、その「無料ソフト」は、「マルウェアを無料でスキャン・検出する極めて高性能なソフト」をうたっているが、その実、無料なのはスキャンと検出だけで、検出されたマルウェアの除去は有償になる。そこまでならよくある「無料体験版」かもしれないが、私がインストールしそうになった当該の「無料ソフト」はさらに輪をかけてめちゃくちゃなものだ。自分でマルウェアをインストールしておいて「これをアンインストールできるのは私だけなのでお金払いなさい」と言ってくるという、自作自演というか非常にたちの悪い当たり屋というか押し売りというか……というシロモノだ。黒翼猫さんという方の技術関係のブログにわかりやすいエントリがある。
手口としてはこうだ

・無償で、ウィルスのスキャンができることを謳う / フラッシュ広告で、このパソコンはウィルスに感染していますと表示し、今すぐスキャンソフトをダウンロードすることをすすめる(ユーザーがこのソフトをインストールして有償契約をすると広告主は多額の報酬をもらえるようになっている)
・インストールすると複数のマルウェアと一緒にアドウェアをインストールする。
・そのうちのひとつをウィルスとして表示する。
・有償版でアンインストールできるのはこのソフトだけですと薦める。
・有償版を入れると6ヶ月ごとにクレジットカードから自動引き落としされ続ける。


「広告で、このパソコンはウィルスに感染していますと表示し……」というと、多くの人が「ああ、あれだな」、とピンと来ると思う(→実例のキャプチャ)。しかし、私が遭遇したのはその手の広告経由ではなかった。一見まともそうな「技術解説のブログ」経由である。

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posted by nofrills at 22:00 | TrackBack(1) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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