「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年03月18日

「被害者は口から泡を……」ということを、広く知られるようにする必要がある、ということ。

腫瘍内科医の勝俣範之さんによる「僕はサリンサバイバー」というブログ記事を読んだ。

あれから20年になるというので、語られることが増えていると思う。それらを読んだときに、何年か前なら、あの事件に直接的に関連することのほかは何も思い出すべきものなどなかった。しかし今は違う。

2013年8月21日、シリアの首都、ダマスカスの東にあるゴウタという町で、化学兵器が使用され、何百人も死んだと報じられた。



Twitterはほぼ即座にwhodunnitの様相を呈した。が、より慎重な人々の間では、兵器についての分析などをしている人たちと同様に、「誰がやったか以前に、何が使われたのかが問題だ」という態度が見られた。

そして「あの名称」はほどなく画面に現れた。

※この先は、1995年3月20日の東京での事件で心的外傷を受けている方は、閲覧はしないほうがよいかもしれません。シリアでの化学兵器の使用に関連して、トリガーになりうることを書いています。


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posted by nofrills at 22:00 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Happy St Patrick's Day! と言いつつ、ポリティカルなおじさんたちがなかなかめんどくさい状態に。

毎年恒例3月17日。今年は北部6州周りはいろいろアレですが、まずはアイルランドのアイドルでなごみましょう。

アイドル(1):




アイドル(2):

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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