スタン・コリモアは1971年生まれ。90年代にリヴァプールやアストン・ヴィラなどのクラブでプレイし、イングランド代表歴もあるストライカーで、2001年に現役を引退したあとは主に解説者の仕事をしている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Stan_Collymore
現役時代にガールフレンドを殴るという問題を起こしており、また引退後も変な問題を起こしてBBC Radioの解説の仕事をクビになっている。Twitterはかなり早い時期から積極的に使っているが、過去の問題だけでなく、新たに問題にされるような政治的な発言もよくしていて、しょっちゅう「炎上」している。一度は「Twitterをやめる」ところまで行っていた(一度ではないかもしれない)。観客としては、彼の名前がtrendsに出てると「今度は何の《お騒がせ》ですか」とポップコーンを持ってモニターの前に座りたくなるような「キャラ」だと言ってよいだろう。本人はまじめにやっているのだと思うが。
で、「人種差別」関連で発言することも多い彼が、今回のパリのメトロでの一件で黙っているはずはないのだが、それについての発言は「炎上」の余地のない、良識的で穏当なものだった。
Chelsea fans. Save your spite for those on the train, I’m sure you’ll want to see them banned from holding season tickets at your club.
— Stan Collymore (@StanCollymore) February 18, 2015
Chelsea FC confirm banning orders and criminal action against those on the video.
Good.
— Stan Collymore (@StanCollymore) February 18, 2015
元々コリモアは「うざい奴」扱いされているので、「うるせーよ、お前関係ないじゃん」と言われて「おまえらのクラブがアフリカやアジアや《マーケット》でどうなのかって点では、関係ないとは言えないんじゃないの」とやり返すくらいのことはあるし、それがヒートアップして「炎上」することもあるだろう。でもそれだけでは名前がtrendsに載るということはなかったはずだ。何があったのかと見てみれば……
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