個人的に、2月11日はリアルタイムではISISに拘束されていた人道支援者、ケイラ・ミュラーさんの死亡確定の報が消化しきれずにいる中で、アメリカでの「メディアはなぜ報じないのか」の怒りの声(一度に3人も殺された事件で、事件とあればヘリを飛ばすのがお約束視されている全米ネットが報じるまで9時間とか10時間経過していた)ばかりにTLが埋め尽くされるのを見て消耗しつつ、イランの革命記念日に関する非常に抑制的なトーンのツイート(イラン国内から、また在外イラン人のジャーナリストから)を見て、シン・フェイン系統が「ネルソン・マンデラの釈放から25年」で深々と回想するツイートをぽつり、ぽつりと流してくるのを見ていたが、当の南アの人たちのアカウントは、私がフォローしている範囲では、ズマ大統領の施政方針演説前ということでの報道記事のURLをツイートしているような感じだった。私の見ていた範囲では、日本語圏は、米国の「コメディ・ニュース」の雄たるジョン・スチュワートの引退発表(年内のいつか)が話題で、それは英語圏ではもっとしつこくて(view数、クリック数がかせげるんだろう)、私は正直fed upするほどだった(ジョン・スチュワートはかなり好きだけど)。同時に、NBCのハンサムな看板キャスターが実はとんでもない大嘘つきのフカし野郎だったということが軍人筋の告発でバレたあとの処分(6ヶ月の停職)についてもしつこく流れてきた(ダン・ラザーと比べてせつなくなってた)。盗作がバレたファリード・ザカリアも何事もなく仕事してるようだし(さすがにジャーナリストはスルーしているが、米政府系のアカウントからRTされてきたりする)、アメリカも何だかねー、という心境になっていたのだが、私の場合、別にアメリカには特段の興味はない(メディア周りのゴシップなら英国ネタの方が好物)。
ともあれ、「曽野綾子が変なことを言っている」というのも正直「またか」だし、「日本ではマンデラ釈放から25年目の記念日だということも通じていない」のも「またか」でしかなく、つまり自分にとっては特に何の意味も持たないことだった。ほかにやることがあるのでそっちの資料を読むほうが大切だ。
しかし、そういう「またか」がよくないこと、というか、いけないことだという意識はどっかにはあって、それが明文化されていることばが、私がフォローしているどなたかのRTで13日に回ってきたときには、「またか」で終わらせてはいけないんだけどね、と思った。
みんなこの人たちがどれだけおかしなことを言ってるか知ってた。「今さら驚かない」と言ってること自体が異常なのだ。何十年もこんなこと言わせていろんな大きな組織で代表だの委員だのやらせて決定に関わらせてきたんだから。今の日本は3年や5年でこうなったわけじゃない。
— Mami Tanaka (@mami_tanaka) February 11, 2015
それに加えて、あの津山直子さんが抗議文を書いておられるということを知った。
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/archives/sonoayako-sankei20150211.html
"移民労働者導入にからめ「居住区を分ける」ことを提案する曽野氏主張はアパルトヘイトの労働力管理システムと同。国際社会から「人道に対する罪」と強く非難されてきたアパルトヘイトを擁護しさらにそれを日本でも導入せよとの曽野氏主張は言語道断" http://t.co/gMBM9UeIlk
— nofrills (@nofrills) February 13, 2015
【続きを読む】