1ヶ月ほど前、私の見ている画面に「駅に置き去りにされた犬(トランクつき)」という話題がどどどどと流れてきた(その駅がスコットランドの「エア Ayr」駅ということで、何人もが「パディントン・エア」とつぶやいていた)。トランクの中にはその犬が使っている枕やおもちゃ、ごはんのお皿のようなものが入っていたといい、誰かが飼いきれなくなって人の多いところに置き去りにしたのかと思ったが、数日後に出た記事によるとそういう事情でもないらしかった。それがまたけっこう気が重くなるような話で、1月早々、どよーんとした気分になった。
そこに朗報が流れてきた。その犬について報道機関が大きく取り上げたことから、引き取りを希望する人が、国外からも含め、数百人問い合わせたというが、その中からスコットランドの50代の男性、イアン・ラッセルさんが選ばれたというニュースだ。少し前に15年をともに過ごした愛犬を亡くしたばかりというラッセルさんとその犬(カイという名前のシャーペイのミックス)が鼻と鼻で会話している写真が流れてきたとき、私はその犬があの「トランクつけて駅に置き去りにされていた犬」だとはわからなかった。そのくらい、表情が違っていた。
Kai the abandoned station dog gets a new owner! http://t.co/66vtxgRxTb via @KayBurley pic.twitter.com/m3yJg4eMhI
— Ram Ramgopal (@RamCNN) February 4, 2015
詳細は下記で。
持ち物入りトランクと一緒に駅に置き去りにされてた犬が、飼い犬を亡くしたばかりの人に引き取られることに
http://matome.naver.jp/odai/2142310561601807601
動物保護活動を行っているスコットランドのSCPA(置き去りにされたカイはしばらくここに保護されていた)のことや、英国における子犬・子猫の生体販売(およびそれについての現行法や法的な規制)についても少し書いてある。