kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年02月17日

「宗教冒涜」といえば……っていう書き換え・言い換えが堂々と行なわれ、「キリスト教」でのそれが見えなくされているのかもしれないが。

現地14日午後、つまりヴァレンタイン・デーに当たった土曜日の午後、デンマークの首都コペンハーゲンで、ひどい事件が発生したというニュースがあった。トークイベントの会場となっていたカフェを、男が攻撃用兵器で外から何十発も銃撃し、警官が負傷、民間人(=イベントに来ていた人、警官ではない人)が死亡したと即座に伝えられていた。銃撃犯はそのまま逃げており、続いて数時間後(現地日没後)に数キロ離れたシナゴーグで再度銃撃、こちらは頭を撃たれた人が数時間後に死亡が確定した。その後、容疑者は現地で夜が明けたころに張り込んでいた警察と銃撃戦になり、死亡した。

経緯は下記に記してある。

デンマークの首都コペンハーゲンで2件相次いで銃撃、2人死亡。容疑者射殺(2015年2月14〜15日)
http://matome.naver.jp/odai/2142393893824145201


デンマークに関しては、上記「まとめ」に入れてあるように「今までよく起きなかったな」という見方をすべきというシニカルな(「冷静な」ともいうかもしれない)視線もあるが、「ムハンマド戯画騒動」がそもそも2005年にこのデンマークで始まったということも、そろそろ改めて強調して伝えなければならなくなっているかもしれない。10年も経過している。

で、最初の銃撃があったカフェのトークイベントだが、これが日本語圏では「イスラム教と言論の自由に関する討論会」などと報じられている。



この「イスラム教と……」の部分の元は、このイベントに大使が出席していたフランスの大統領府が流したプレスリリースのようだが(→フランスのメディア報道の例もここにメモってある)、デンマークでの元の告知ではこのイベントのテーマは「イスラム教と言論の自由」ではなかった。デンマークの対テロの専門家の英訳によると、「芸術と宗教冒涜と言論の自由」だ。




で、欧州ではいつから「宗教冒涜 blasphemy」が「イスラム教」の話になったんですかね。私は忘れもしませんよ、1988年公開のこの映画の件。

表題は、十字架に架けられたキリストが、マグダラのマリアとの結婚から多くの子どもをもうけ、最期は普通の人間として死ぬという誘惑があったという解釈に由来する。幾つものキリスト教関連団体から抗議の声があがり、上映反対運動も巻き起こった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E8%AA%98%E6%83%91


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考えられないほどガチの極右が「テロ」ではないといわれるとき。

先日、カナダの東海岸で「マス・シューティング(無差別銃撃)計画」が摘発され、容疑者が起訴された。そのとき当局は「これはテロではなく、犯罪 criminal」と言っていた。




その段階で「言ってることがおかしい」(無差別に人を大量に殺傷する計画が「テロ」でないのはおかしい)という感想みたいなのもたくさんあったのだが、そこは当該国の「テロ法」で起訴できるかどうかという定義上の問題もあることは事実だ。

しかし、こんながっつりした証拠があるときに、「これはテロではない」っていうのは、マグリット的な冗談ですか、というしかない。

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次のフェーズに行っちゃった途方もないニュースを、「人間化」する。

英語でhumanise (米語でhumanize) という。
http://dictionary.reference.com/browse/humanize
to make humane, kind, or gentle.


あの浜辺で殺されたその人は、出稼ぎに出ている間、どんなに子供の喜ぶ顔が見たかったことだろう。写真見てキャプション読んだときにそう思って、「あわれ」という感情を覚えた。Sympathyだ。




「リビアでISISに殺害された労働者のひとりの娘さん。お父さんはお人形をお土産に買ってきてあげようと約束していた」と現地取材から伝えているのはWSJの記者、ルイーザ・ラヴラクさん。

Caabuのジョウゼフ・ウイリッツさんは、「残忍な映像を広めるのではなく、殺された人びとの名前を広め、彼らとご家族のために祈ってください」という画像をツイートしている。

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2015年02月15日

「またあの人か」的な著名人の暴言を、アパルトヘイトという非道とネルソン・マンデラについて、より広く知られるきっかけにしていくために

2月11日、リアルタイムでは見ていなかったのだが、産経新聞に「移民を受け入れ、人種で分けて居住させるべき」という主張の文が掲載されたことで、Twitterの日本語圏には非難、怒り、ドン引きなどなどの反応がたくさん出されたという。「人種で分けて居住させるべき」、つまり「人種隔離(それを英語ではracial segregation, または単にsegretationと言い、南アフリカの言葉ではapartheidと言う)をすべき」という主張の主は、曽野「またあの人か」綾子氏。

個人的に、2月11日はリアルタイムではISISに拘束されていた人道支援者、ケイラ・ミュラーさんの死亡確定の報が消化しきれずにいる中で、アメリカでの「メディアはなぜ報じないのか」の怒りの声(一度に3人も殺された事件で、事件とあればヘリを飛ばすのがお約束視されている全米ネットが報じるまで9時間とか10時間経過していた)ばかりにTLが埋め尽くされるのを見て消耗しつつ、イランの革命記念日に関する非常に抑制的なトーンのツイート(イラン国内から、また在外イラン人のジャーナリストから)を見て、シン・フェイン系統が「ネルソン・マンデラの釈放から25年」で深々と回想するツイートをぽつり、ぽつりと流してくるのを見ていたが、当の南アの人たちのアカウントは、私がフォローしている範囲では、ズマ大統領の施政方針演説前ということでの報道記事のURLをツイートしているような感じだった。私の見ていた範囲では、日本語圏は、米国の「コメディ・ニュース」の雄たるジョン・スチュワートの引退発表(年内のいつか)が話題で、それは英語圏ではもっとしつこくて(view数、クリック数がかせげるんだろう)、私は正直fed upするほどだった(ジョン・スチュワートはかなり好きだけど)。同時に、NBCのハンサムな看板キャスターが実はとんでもない大嘘つきのフカし野郎だったということが軍人筋の告発でバレたあとの処分(6ヶ月の停職)についてもしつこく流れてきた(ダン・ラザーと比べてせつなくなってた)。盗作がバレたファリード・ザカリアも何事もなく仕事してるようだし(さすがにジャーナリストはスルーしているが、米政府系のアカウントからRTされてきたりする)、アメリカも何だかねー、という心境になっていたのだが、私の場合、別にアメリカには特段の興味はない(メディア周りのゴシップなら英国ネタの方が好物)。

ともあれ、「曽野綾子が変なことを言っている」というのも正直「またか」だし、「日本ではマンデラ釈放から25年目の記念日だということも通じていない」のも「またか」でしかなく、つまり自分にとっては特に何の意味も持たないことだった。ほかにやることがあるのでそっちの資料を読むほうが大切だ。

しかし、そういう「またか」がよくないこと、というか、いけないことだという意識はどっかにはあって、それが明文化されていることばが、私がフォローしているどなたかのRTで13日に回ってきたときには、「またか」で終わらせてはいけないんだけどね、と思った。




それに加えて、あの津山直子さんが抗議文を書いておられるということを知った。
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/archives/sonoayako-sankei20150211.html





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2015年02月12日

「君もUDAに入ろう」などというミューラルが、新たに出現したそうだ。

キャリックファーガスでUDAが新しいミューラルを描いたという。それも「UDAへの加入」を勧誘するもの。






最初、「キャリックファーガスのミューラル」についてのツイートがぽんぽんと流れてくるのを見たときには、北アイルランド紛争時のパラミリタリーのミューラルを塗りつぶして、スポーツや文化をテーマにしたものにしようという計画についての話かな、と思ったのだが、そうではなく「新しく描かれた」ものだそうで、唖然としている。

いや、東ベルファストではなくキャリックファーガスで、UVFではなくUDAというのは、「唖然とする」ではすまないことかもしれない。

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「反抗」のシンボルとしての "ナチスの図像"――1980年のドイツでの映像を見ていたら、記録されてた細部に気づいた。

「ベルファストはパンク・シティ」だというので1980年の映像を見ていたら、以前は気づかなかったことに気づいた、というお話。発端は、息抜きをしようと見てみたガーディアンの記事だ。

自分の好みに合わせた音楽をかけっぱなしにしておける音楽配信サービスの代表格であるSpotify(日本ではサービス開始すらされていない)とガーディアンが、英国内の各都市について、特定の音楽ジャンルが突出して好まれている(聴かれている)のはどこかということを調べた、というインタラクティヴ記事。

Is Bournemouth really a hip-hop hotbed? The UK's favourite music genres – a city-by-city interactive
http://www.theguardian.com/music/ng-interactive/2015/feb/10/uk-city-music-genre-spotify-interactive


Punk, metal, hip-hop, R&B, folk, pop, jazz, indiepop, indie rock, country, electronic, EDMというジャンル分けで、下記のようにして各ジャンルごとの「王者」を決めている。(普通のrockというか、ストーンズやビートルズのような定番ものはどこに入るのか、といった疑問はあるが、このジャンル分け自体も興味深い。)

Spotify started with a list of the most popular tracks in each city, and another for the rest of the world. They compared lists to see which songs were notably popular in each city relative to the world. The city with the most distinctive tracks in a given genre "won" that genre


ざっと見た感じ、ロンドンのような大都市はこういう「突出」が見られづらいのかなという印象だが、それ以前にベルファストがめちゃおもしろいことになっている。

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2015年02月08日

北アイルランド和平プロセスは、「交渉の裏口」の誰かの「ハッタリ」から始まったらしい。

「誰か」というか、「フレッド」と呼ばれる人なのですが。




BBC World ServiceのWitnessは、BBCの国内放送とは異なり、1週間の期限を過ぎても聞けるはず(ずっとアーカイヴされる)。手元に保存したい方はポッドキャストがある。
http://www.bbc.co.uk/podcasts/series/witness

ダイレクト・リンクは:
http://downloads.bbc.co.uk/podcasts/worldservice/witness/witness_20150206-1134a.mp3


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2015年02月07日

イスイス団が奴隷として売買しているのは「クリスチャン」だ、などという間違った情報を、なぜわざわざ日本語圏で拡散するのか。

正直、びっくりしたし、がっかりしたし、ちょっと立ち直れないほどのダメージを受けた。疑ってかかって当然の媒体に掲載された個人の意見で、1行目を見ただけで「ダメ」とわかるものをこうやって日本語にして広めることの意味が、まったくわからない。




※ここは「一神教じゃない」の部分をカギカッコで書くべきだったかもしれません。より厳密にいうと「彼らの考える『一神教』」すなわちジズヤの対象となる宗教という意味。ソースはイスイス団の英語メディア(リンクはしません)。ちなみにジュリー・バーチルは「一神教かどうか」ではなく「クリスチャンかどうか」で根本的に間違ってます。イスイス団側の声明を読んでいないし、それを伝聞するジャーナリストの説明を見てもいないことが明白。何も確認せず自分の思い込みだけで書いてます。

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2015年02月05日

「絆を育てていくことが、とても楽しみです」―スコットランドで、駅に置き去りにされていた犬の引き取り手、決まる。

自分のブログがあまりに殺伐としているので、たまには殺伐としていない人間的な話を、と思ったのだが、結局殺伐としているのかもしれない。

1ヶ月ほど前、私の見ている画面に「駅に置き去りにされた犬(トランクつき)」という話題がどどどどと流れてきた(その駅がスコットランドの「エア Ayr」駅ということで、何人もが「パディントン・エア」とつぶやいていた)。トランクの中にはその犬が使っている枕やおもちゃ、ごはんのお皿のようなものが入っていたといい、誰かが飼いきれなくなって人の多いところに置き去りにしたのかと思ったが、数日後に出た記事によるとそういう事情でもないらしかった。それがまたけっこう気が重くなるような話で、1月早々、どよーんとした気分になった。

そこに朗報が流れてきた。その犬について報道機関が大きく取り上げたことから、引き取りを希望する人が、国外からも含め、数百人問い合わせたというが、その中からスコットランドの50代の男性、イアン・ラッセルさんが選ばれたというニュースだ。少し前に15年をともに過ごした愛犬を亡くしたばかりというラッセルさんとその犬(カイという名前のシャーペイのミックス)が鼻と鼻で会話している写真が流れてきたとき、私はその犬があの「トランクつけて駅に置き去りにされていた犬」だとはわからなかった。そのくらい、表情が違っていた。




詳細は下記で。

持ち物入りトランクと一緒に駅に置き去りにされてた犬が、飼い犬を亡くしたばかりの人に引き取られることに
http://matome.naver.jp/odai/2142310561601807601


動物保護活動を行っているスコットランドのSCPA(置き去りにされたカイはしばらくここに保護されていた)のことや、英国における子犬・子猫の生体販売(およびそれについての現行法や法的な規制)についても少し書いてある。
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2015年02月04日

ヨルダン軍パイロットのカサスベさんの惨殺映像が公開され、何がいつ起きたのかもわからない中、「自爆要員(自称)がツイッターで日本語で交流」とかいう一件について。

今日は映画を見に行くつもりで前から予定していたのだが、到底そんな気分ではなくなってしまった。

ヨルダン空軍のカサスベ中尉がものすごく残忍な形で殺害されたというビデオが出た。
http://matome.naver.jp/odai/2142299391898956401


これがもう、真っ黒な話。

まずその殺害方法があまりにひどい。

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2015年02月02日

「どうか、神様。彼らに安らかなる日々をお与えください」

「くたびれきって: シリアから来た難民の小さな女の子。ヨルダンのアズラク・キャンプに安全な居所を得るために、家族と一緒に何日も歩いてきた」(国連難民高等弁務官事務所UKの写真つきツイート)




私にとってそれは、自分の見ている画面でいつも何らかの言葉を発している英語圏のジャーナリストたちが、一斉に「後藤健二」という名前をローマ字表記したものをツイートしだすという形で現れた(湯川さんのニュースのときは、映像ではなく真偽不明の静止写真だったこと、ニュースの「メイン」になるのが音声でのメッセージだったことから、名前が出るより多くone of the Japanese hostagesというような表現が多く見られた。Haruna Yukawaという名前が出て私が衝撃を受けたのは、なにより、米大統領声明だった)。

ニュースが出たときの人々の言葉は、アーカイヴしてある。

後藤健二さんまでも、黒旗を掲げる首切り集団に殺された。
http://matome.naver.jp/odai/2142274369058242301


Kenji Goto, または #KenjiGoto という文字列が現れるツイートが、今回後藤さんが残忍な形で殺害された地域について取材し書いているジャーナリストたちに限られていた間は、平常でいられたと自分では思う。「あの地域のニュース」だからだ。あるいは日本特派員や元日本特派員の人々が言及するのも、驚きはもたらさなかった。

しかし、これを見たとき、私の中の何かが崩れた。

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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