「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2011年08月02日

田原牧さんの『中東民衆革命の真実』を読んでいる。

Twitterで「リアルタイム」で「現地からの報告」を追い続けるのは、疲れる。言葉だけで情報がやってくる(写真や映像を伴うこともあるが)。今受けたショック、今の驚き、今の感情、そういったものは、30分後には上書きされる。持続するものはあまりない。頭の働きは、昔、次から次へとひたすら「暗記」だけしていたテスト前の、「数学の試験が終わったら数学の公式は全部忘れて、次に物理の公式を覚える」という感覚をぼんやりと思い出している。

それでも、1月25日のカイロの橋からタハリール広場への中継の映像、夜中のタハリール広場に響いた「座り込み」の人々の声、そして2月2日の「ラクダ襲撃事件」、その後の投石合戦……といった日々を経て、2月11日のホスニ・ムバラク自身による「それでも私は辞めない」と、その翌日のスレイマンによる「大統領は全権を軍最高評議会に移譲した」までの浮き沈み、緊張、人々への共感、そういったものは、まだ比較的はっきりと残っている。自分の中の記憶として残るのは感情、Twitterで文字でしかやり取りしない人たちとのつながりと共有した感情。

すっかり伸びきったゴムのようになっているときに、そういったものを思い出すことができる本に出会えたことに、私は感謝している。

4087206017中東民衆革命の真実 ──エジプト現地レポート (集英社新書)
田原 牧
集英社 2011-07-15

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posted by nofrills at 18:43 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"Non availability of" what?



Err.. "Non availability of" what?

途中で送信しちゃったんだろうなと思いつつ、自分には関係のない話(しかもボムスケア系ではなくほとんど無害)なのに気になって気になって……だって、10分経過してもアップデートがない!(笑)



#イギリスあるある

【追記】以下にアップデート。驚きの顛末が(爆笑)

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posted by nofrills at 13:55 | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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