3月にReal IRAが英軍基地を襲撃し、Continuity IRAが警官を射殺し、以後でっかいカーボムが北アイルランドに入ったとかいった話もありつつ、ラーガンが荒れ、ベルファストが荒れ、デリーではpunishment shootingが相次ぎ、またデリーのシン・フェインのオフィスは放火されたそうだが(そして1981年ハンストの資料が焼失。dissidentsは燃やすものを間違えすぎ)、1916年のイースター蜂起を記念する「リパブリカン」にとっては一年で最も象徴的な意味の強い週は、とりあえず、ものすごく大きな事件はないままで終わりそうだ、と思っていたイースター休暇の最後の日である13日、ベルファスト・テレグラフに、Real IRA: We murdered Denis Donaldson という記事が出た。
いきなりすぎて意味がわからなかった。
ベルファスト・テレグラフのこの記事から、アイルランド共和国に拠点のあるthe Sunday Tribuneの12日(日曜)付けで出ている関連記事を何本か読んだ。
Exclusive - Real IRA: We will take campaign to Britainという記事は、12日のRIRAについてのサンデー・トリビューン報道のまとめ的な記事。それから、この新聞のこの記者が書いた分析記事。また、How Real IRA Killed Denis Donaldsonという記事は、RIRA幹部が語ったデニス・ドナルドソン殺害の詳細で、これは私は途中で読むのを断念した。あまりにもむごすぎる。それから、月曜日のデリーでのイースター蜂起記念行事で読み上げられるRIRA/32CSMの声明。これも、途中で読むのをやめた。ドナルドソン殺害声明だけでなく、いろいろと勇ましいことが語られているが、基本的に打ち上げ花火だろう。
会ったこともなく、言葉を交わしたこともない人たちに対しては極めて失礼な言い方だが、「こいつら狂ってる」としか思えなかった。なぜそこまでフィジカル・フォースに固執するのか、別の道が見えているというのに(人口増加率を見れば、ユナイテッド・アイルランドが、遅くとも何十年かのスパンで現実的な可能性だということは見えているのに)。軍事的な解決策などないというのが、この30年の紛争の結果、やっとわかったことであるはずなのに。
Real IRAとサシで取材できる仲のThe Sunday Tribuneのスザンヌ・ブリーン記者は、次のように書いている。
Its language is uncompromisingly militant. There are none of the nuances we came to hear from Sinn Féin and Provisional IRA figures from the mid-1980s onwards. If the Real IRA had a slogan it would be, 'An armalite in one hand and we don't do ballot boxes'.
その言葉遣いは解釈の余地なくミリタントである。1980年代半ば以降のシン・フェインとProvisional IRAの人々に見られた微妙なニュアンスというものは一切ない。もしもReal IRAにスローガンがあるとすれば、(80年代シン・フェインおよびIRAの「片手にアーマライト、片手に投票箱」ではなく)、「片手にアーマライト、だがわれわれには投票箱は無用」というものであるだろう。
http://www.tribune.ie/news/article/2009/apr/12/northern-editors-analysis/
こいつらの脳みそは何だ、筋肉か。
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