http://en.wikipedia.org/wiki/Hillsborough_disaster
死亡した96人のうち、3分の1は10代だった。収容能力を超えた人数が、フェンスで区切られた空間に一杯になって身動きが取れず、人々は次々と、胸部圧迫などで呼吸困難になって倒れた。試合は開始6分で中止され、何とかしてテラスから脱出した観客がピッチに逃れ、無事だった観客がピッチサイドの看板を外して担架の代用にし、負傷者の搬出にあたった(この様子がテレビで中継されていた)。当日だけで94人が死亡、4日後に生命維持装置で何とか生きていた14歳の男性が死亡、さらに4年後に、ずっと昏睡状態だった男性が死亡した。
それから20年を迎えようという先週末、UKの各メディアがこの「悲劇」についての記事を出していた。(BBCテレビでは11日に特集番組を放映したそうだ。)すべての記事を見たわけではないが、いくつかははてなブックマークのほうにURLをメモしてある。
11日のリヴァプールFCのホーム、アンフィールドでの試合(対ブラックバーン)開始前の様子の映像は下記。"96 Brothers" と手書きした横断幕、いつも以上に感情のこもった "You'll Never Walk Alone" の合唱に続き、1分間の黙祷。スタジアムのシャンクリー・ゲイトのところにある96人の名の刻まれた碑と、そこに捧げられた花束とスカーフ(あの日の対戦相手だったノッティンガム・フォレストのスカーフもある)。
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/7995038.stm
下記BBC記事は、現在のリヴァプールFCのキャプテンであるスティーヴン・ジェラードのインタビュー(映像&テキスト)。彼自身、単に「チームのキャプテン」である以上にこの悲劇とかかわりをもっている。
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/l/liverpool/7994062.stm
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