kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年02月28日

今月のニュース記事クリップから(2009年2月・後半)

今月はブログの更新がろくにできていないので、はてなブックマークでやっているニュース記事のクリッピングからあれこれ。長くなるので2エントリに分けます。このエントリは後半。前半はこちら

基本的に、それぞれトピックを羅列しておきますので、日毎のはてブのページ内で該当記事を見てみてください。

なお、イスラエルの軍事的な動きはいちいちクリップしていませんが、「ロケット攻撃に対する反撃」とか「『密輸トンネル』(と位置付けられるもの)への攻撃」といったものは、ずっと継続されています。記事を探したい方はGoogle NewsでGazaとかIsraelとかrocketとかをキーワードにして検索してみてください。

■2月15日:
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20090215
・グアンタナモ被収容者への拷問の件、英国と米国の間であまりにもすごい情報戦になっていて、ついていくことを断念。
・パレスチナ、「噂」に過ぎなかった1949年のイスラエル軍による少女強姦殺人事件、ハアレツが証拠を調査し報道とのガーディアン記事(クリス・マクグリール)。イスラエルの「わたくしどもは文明国でございますので野蛮なことは行なっておりません」という自己欺瞞がはがれつつある。
・イスラエル軍、ガザ地区であまりに派手にぶっ壊しすぎて国際法的に窮地に、とハアレツ報道。
・英国の国会議員団がガザ地区を視察。
・スパイナル・タップのインタビューをクリップ。

■2月16日:
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20090216
・必読→オブザーヴァー(ガーディアン日曜)に、ジェイソン・バークらガーディアンの記者5人がかりで書かれた「パシュトゥニスタン」という記事。アフガニスタン、パキスタン国境地域情勢についての報告。
・パキスタン北部のSwatという地域、シャーリア法導入を条件にタリバンが停戦。
・必読→英と米、テロ対策のタクティクスと法の関係が非常にまずいことになっているとのthe independent International Commission of Juristsの研究@3年がかり。ICJのメンバーは法律の専門家ばかり、アイルランド共和国元大統領のメアリー・ロビンソンら。
・BBC Panoramaでまた何かスクープ or リーク。Up until now Britain's counter-terrorism policy has only targeted those who preach support for violent extremism. But according to Panorama's Whitehall source this will now change: "We now believe that we should challenge people who are against democracy and state institutions".
・ガザ地区の人口、1997年から2007年までの間に40パーセント増加との統計出る。
・村上春樹がエルサレム賞を受賞した件での記事クリップをいくつか。
・ヒラリー・クリントンの東アジア・ツアー。
・IHT (NYT) で、ビルマでの迫害からバングラデシュに逃れたロヒンギャの人たちの写真レポート、全13点
・冷戦期ベルリンと芸術についての記事@IHTをクリップ。
・WPについて、英議会での議事録を少し見てみた結果をクリップ。Secretary of Defense: As I said in my answer of 12 Dec 05, our armed forces go to great lengths to ensure civilians and non-combatants are not harmed during operations; guidelines issued to British military personnel on the use of white phosphorus emphasise that it shouldn't be deployed as an anti-personnel weapon.
・北アイルランド、パット・フィヌケン殺害事件のインクワイアリ、政府は条件を変更しないと改めて強調、遺族も要求を変えず、当面は実現の見込みなし。
・映画『Hunger』がまた受賞。これはブログに書いた
・ショーン・オヘイガンによるIRAハンスト参加者のインタビュー記事(昨年10月)をクリップ。これもブログで言及はした。
英国、対テロ法 (the Counter Terrorism Act) セクション76発効。警官などの写真撮影に注意。

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今月のニュース記事クリップから(2009年2月・前半)

今月はブログの更新がろくにできていないので、はてなブックマークでやっているニュース記事のクリッピングからあれこれ。長くなるので2エントリに分けます。

基本的に、それぞれトピックを羅列しておきますので、日毎のはてブのページ内で該当記事を見てみてください。

なお、イスラエルの軍事的な動きはいちいちクリップしていませんが、「ロケット攻撃に対する反撃」とか「『密輸トンネル』(と位置付けられるもの)への攻撃」といったものは、ずっと継続されています。記事を探したい方はGoogle NewsでGazaとかIsraelとかrocketとかをキーワードにして検索してみてください。

日によって見ているメディアに偏りがありますし、その日の都合でろくにクリップできていない日もあります。



■2月1日:
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20090201
・北アイルランド、300ポンドのカーボムが見つかる(→これはブログに書いたが、その後どうなったとかいう話は把握していない)。
・イスラエル、不法入植地のデータベースを隠匿。ハアレツの報道。
・トニー・ブレア、タイムズのインタビューで、「ハマスとの対話」が不可欠と述べる。
・ロシア大統領、「反体制」新聞のノヴァヤ・ガゼータのトップと会談。
・ガザ、食糧危機深刻。
・アイルランド、破綻したWaterford WedgewoodのWaterford工場(クリスタルガラス)で、職人ら従業員が座り込み。
・スリランカ、政府軍による対LTTE掃討作戦で一般市民がひどいことに。
・アフガニスタン、30年の時を経て歴史の証言者が口を開く。
・必読→「人道主義的介入」?
・とても充実した読み物→アイルランドの100年間

※この日のブログは「北アイルランドのカーボム」と「ガザ地区攻撃でのハテムさんの日記」:
http://nofrills.seesaa.net/archives/20090201-1.html

■2月2日:
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20090202
・結局はエントリを書いている余裕がなかったのだけど、2月9日はIRAによるドックランズ爆弾(1996年)の日で、エントリを書くための下調べとして当時の報道記事をいくつかクリッピング(……これだけで頓挫)。
・2003年にガザ地区で撮影中にイスラエル軍によって射殺されたドキュメンタリー作家のジェイムズ・ミラーさん(英国人)の遺族が、イスラエルからの補償金を受け取る。
・チャールズ・ダーウィン生誕250年の世論調査で、進化論を信じるかどうかの調査。英国人の半数が信じていない。
・北アイルランド、イームズ&ブラッドレーの報告書(→これは12日にブログに書いた
・映画『Hunger』について、2008年10月(英国での公開)のガーディアン記事をクリップ。
・ガーディアンが軍人のPTSDについて特集。
・イスラエル、対ハマス軍事行動(空爆)。
・国際刑事裁判所(ICC)が、イスラエルの「戦争犯罪」について動き始めたらしい。

※この日のブログは、「ガザ地区攻撃で自宅を砲撃された医師をBBCのジェレミー・ボーエンが取材」と「映画『Hunger』がまた受賞」:
http://nofrills.seesaa.net/archives/20090202-1.html

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2009年02月27日

65daysofstaticがフェス出演をキャンセルした理由

4月にライヴアルバム&DVDの発売を控えているシェフィールドのバンド、65daysofstaticが、20日付で、ヘッドライナーとして出演を予定していたバーロウ・イン・ファーネス(イングランド北西部の海沿いの町)での「ファンデルワールス・フェスティバル II」(VAN DER WAALS II) への出演中止の告知文を、バンドのサイトとバンドのMySpaceのブログにアップした。

フェスは2月28日に行なわれるもので、直前になって出演キャンセルという事態になったことについて、バンドは何度か「お詫び」の言葉を書きながら、次のように説明している。(以下、MySpaceに投稿されたものを定本とする。)

出演を取りやめたのは、このフェスティバルが最近になって、世界第三位の兵器製造会社、BAEシステムズの後援を受けることにしたためです。出演を決定した時にはこの話はありませんでしたし、フェスのプロモーターは、残念ながら、この期に及んで状況を変えることはできないとのことです。BAEシステムズは兵器の会社です。人を殺すためのものを製造しています。こちらとしては、そのような会社との関係を持つことはできません。
http://www.baesystems.com/ProductsServices/index.html


……何と言うか、その、えっと、あのBAEシステムズが、音楽フェスのスポンサー? (@_@)

当該のフェスのサイト(といってもMySpaceだけど)にある2008年の写真を見る限り、商業的なフェスではなく、限りなく「手作り」感のあふれる、いわば学園祭のような印象を受けるイベントだ。絵画と音楽のコラボレーションという主旨であるらしく、美術大学の学園祭のような雰囲気。

そんなところにBAEシステムズが、ということにくらくらせざるをえない。BAEシステムズがスポンサーとして文化活動にカネを出している例は、戦史的な意味合いの大きな資料保存か何かの分野では聞いたことがあるが、このような音楽フェスで、しかも単に傾向として、タイムズやテレグラフを読んでそうな人たちというよりは、明確に「反戦」な立場の人たち――arms trade fairに反対、というような人たち――の間でより多く聞かれていそうなタイプの音楽で、というのは、「衝撃的」というだけでは言葉が足らない。

出演キャンセルの告知文で、バンドは続けて、次のように書いている。
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2009年02月23日

ホーム・オフィスからの(めでたくない)お知らせ

ホーム・オフィスからのお知らせがめでたいはずがないのでタイトルはトートロジーになりかけているんですが、ともあれ。

さっきHMGOV(英国政府)のTwitterで何か来たんです。
http://twitter.com/HMGOV/status/1237126118
#Border&Immigration: Migrant workers face tougher test to work in the United Kingdom


これのリンク先が下記。(太字は私による。)
Migrant workers face tougher test to work in the United Kingdom
22 February 2009
http://www.ukba.homeoffice.gov.uk/sitecontent/newsarticles/migrantworkerstoughertest

要点は:
Jacqui Smith announced three significant changes to support British workers and to be more selective about the migrants coming to the United Kingdom from outside the EEA. From 1 April the Government will:

* strengthen the resident labour market test for tier 2 skilled jobs so that employers must advertise jobs to resident workers through JobCentre Plus before they can bring in a worker from outside Europe;

* use each shortage occupation list to trigger skills reviews that focus on up-skilling resident workers for these occupations, which will make the United Kingdom less dependent on migration for the future; and

* tighten new criteria against which highly skilled migrants seeking entry to the United Kingdom are judged, by raising the qualifications and salary required for tier 1 of the PBS to a Master's degree and a minimum salary of £20,000.

PBS = points-based system


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2009年02月22日

「その男、神出鬼没」……て、オイ。

a nice cup of teaリーマンショック以降、ほんとに経済がガタガタになってしまったアイルランド共和国だが、ほんの少し前までは「ケルトの虎 Celtic tiger」と呼ばれる好況にわいていた。欧州で同じ英語の国であるUKに比べて法人税が安かったことや、開発の余地がたくさんあったことなど、好況の要因はいろいろある。そんなことはともあれ、そういうわけで、アイルランドには「外国」からの労働力が大量に流入。中でも多かったのがポーランド人だそうだ。

そんななか、「ポーランド人の男」がアイルランド警察の手配の網をくぐりぬけ、アイルランド共和国各地で交通違反を重ねていた。スピード違反に違法駐車……ひとつひとつは大して重大ではないにせよ、神出鬼没状態でところかまわず、これはあまりに目に余る。しかも警察が現場を押さえた場合でも、その男は毎回違う住所を告げる。

というわけで、その男、Prawo Jazdyはいつまで経っても捕まらなかった。

というか、そもそも捕まるはずがなかったのだ。だってそれ、人間じゃないもの。

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2009年02月20日

アンナ・ポリトコフスカヤ殺害事件の「裁判」、被告全員に無罪の評決(英報道まとめ)

アンナ・ポリトコフスカヤ射殺事件で起訴されていた4人の被告について、無罪 (not guilty) との評決が出された。理由は証拠不十分。検察側は異議申し立てを予定しているらしい (BBC says "Russian prosecutors said they would appeal against the verdicts delivered by the jury.")。この裁判は、ガーディアンのルーク・ハーディングが "the chaotic and frequently amateurish trial" (混乱していて、素人がやっているようにぐだぐだの状態になることも何度もあった)と書いているように、いろいろとかなり滅茶苦茶だったらしい。

Anna Politkovskaya trial: Four accused found not guilty
Luke Harding in Moscow
guardian.co.uk, Thursday 19 February 2009 16.54 GMT
http://www.guardian.co.uk/media/2009/feb/19/anna-politkovskaya-verdict

February 19, 2009
Four cleared over murder of Russian journalist Anna Politkovskaya
Tony Halpin in Moscow
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/europe/article5766881.ece

Politkovskaya suspects acquitted
Page last updated at 14:16 GMT, Thursday, 19 February 2009
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7899472.stm

ロイターの映像。最初は被告入廷の様子で、報道のカメラでびっしり。次に裁判所の建物の外で、またもやかなりすごい数の取材カメラの前で、被告の弁護士(若い)が「正義が為されましたが、これは同時に、真犯人がまだどこかにいるという意味です」ということを英語で語っている。(先日殺害されたマルケロフ弁護士とバブロワ記者の名前も出てくる。)そのあとで、ポリトコフスカヤ家の代理人であるカリンナ・モスカレンコ弁護士の「本当の犯人を見つけなければなりません」という内容のコメント(ロシア語、英語字幕つき)。
http://www.guardian.co.uk/media/video/2009/feb/19/anna-politkovskaya-verdict

17日には朝日新聞が、被告人の弁護士が、「FSBやカディロフ政権の人々が事件に関与していると検察側が認めた」と語った、というインタファクス通信の報道を紹介していた。
http://www.asahi.com/international/update/0217/TKY200902170293.html

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2009年02月19日

「アルコールと風邪薬」の件

おちゃけお茶ふいた……
My hero this week is without a shadow of a doubt the Japanese finance minister, Shoichi Nakagawa. He denies having been drunk at a G8 press conference, and we are honour-bound to believe him. But we can safely say he misread the dosage on the side of his cough-medicine - and was all the better for it.

Every day, our televisions are filled with people who haven't the first idea, not a scooby, flapping their big stupid mouths, inviting us to admire their haircuts and urging their sober analyses of the financial crisis upon us. Wah wah wah. Like big babies. How much more truthful a message from someone in power, and how much more adult, is Nakagawa's.

He didn't say it in words, but he didn't need to. His message was clear: "Is Keynesian pump-priming or ruthless control of the money supply the way out of this mess? Search me. We're all screwed. All of us. Screwed! I ought to know, buddy. I'm - ha ha! - the finance minister of Japan. Imagine! Japan! Want a glug of this here Night Nurse?"

http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/feb/19/sam-leith-submarine-crash

※末尾にあるNight Nurseというのはひどい風邪やインフルエンザのときに使う家庭用の風邪薬ですが、ポップカルチャー的には、日本でいう「咳止めシロップ」のようなものとして言及されることが頻繁にあります。

これとは別に、さっき、歯を磨きながらテレビを見てみたらNews 23で「来日中の英国のどなたかが外国人記者クラブで記者会見をしたときに、『お酒と風邪薬は欠かせませんね、にやにや』というジョークをぶちかましました」ということと、ゴードン・ブラウンまでもが酒をネタに下院で何か言っていた(G20ではそんな時間はありませんよ、的な)、ということを伝えていた。ブラウンのほうはあんまりおもしろくなくて、来日中のどなたかがどなただったのかの箇所は見ていなかった。(どなただったんでしょう。)

英国の政界では「酒」が問題となったケースが実際にあった。2006年、英下院第三党のLiberal Democrats(つまり「自由民主党」)の党首、チャールズ・ケネディが、その理由で党首を辞任した。

Embattled Kennedy quits as leader
Last Updated: Saturday, 7 January 2006, 22:26 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/4590688.stm

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2009年02月17日

というわけで、今のうちにウェリントンを買っておきましょう。酒代にしてしまわないうちに。

Withnail and I (Bloomsbury Film Classics)Withnail: Are you the farmer?
Marwood: Shut up, I'll deal with this.
Withnail: We've gone on holiday by mistake. We're in this cottage here. Are you the farmer?
Marwood: Stop saying that Withnail, of course he's the fucking farmer!

http://www.imdb.com/title/tt0094336/quotes


全世界4億5000万人(推定)のウィズネイル・ファンのみなさん、こんばんは。今日(きょう)は私たちにとっての聖地巡礼の可能性についての話題を取り上げます。

上記の通り、「ウィズネイル」と「僕」が「間違って」休暇に来てしまったコテージ(として映画で使われた建物)、Sleddale Hallが、先日売りに出されていましたが、このたびめでたく買い手がつきました。

さらに特筆すべきことに、その買い手が私たちと同じくウィズネイル・ファンであるとのこと! ガーディアンの報道記事から。

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タグ:映画 観光
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映画『Hunger』の受賞が止まらない。(付: 2008年10月のショーン・オヘイガンの記事)

Hunger先日のthe London Evening Standard Film Awardsに続き、またもやスティーヴ・マックイーン監督の映画『Hunger』が受賞。まったく、これはどう見ても2008年最大の話題作だ。

Hunger strikes movie cleans up at Irish film and TV awards night
Monday, 16 February 2009
http://www.belfasttelegraph.co.uk/entertainment/film-tv/news/hunger-strikes-movie-cleans-up-at-irish-film-and-tv-awards-night-14189558.html

今回はアイルランドのthe Irish Film and Television Awards(アイルランド映画・テレビ賞)で、6部門での受賞。
http://www.ifta.ie/

http://www.ifta.ie/winners2009/index.htm から抜粋すると:
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英国、対テロ法 (the Counter Terrorism Act) セクション76発効。警官などの写真撮影に注意。

※記事タイトルは長くなりすぎるのもうざいので「英国」としましたが、正確には「イングランド&ウェールズ、および北アイルランド」です。スコットランドは立法が別だと思います。

'Photographing The Photographers' by sharkbait on flickr
* a CC photo by sharkbait on flickr

確かベルファストでの11月の英軍パレードのときに誰かの書いたことで「そういうことになってるのか」と思ったのだが、そのまま忘れていた……英国で「2008年対テロ法 (the Counter Terrorism Act 2008)」 の「セクション76」が、2月16日に発効した。上の写真は、スコットランドヤード前でそれに抗議する人たちを撮影した一枚(the National Union of Journalistの呼びかけで、300人が集まったとのこと)。

探すのがかなり大変だったのだが、この「セクション76」が議会で審議されていたのは2008年(秋に上院に行っている)で、途中で番号が「83」から「76」に変更されている(←リンク先でclauseとあるのはたぶんsectionの誤記)。あまり時間をかけられないので細かくは確認できていないのだが、例の「42日間拘置」の審議(2008年6月:結局これは廃案となったが)のときにこの「セクション83 (後の76)」も入っていたのかもしれない。(ブレア政権で拘置期間を延長した時に、最初は「90日間」とかいうストローマンを立て、それにあえて反対させることで、現行の「28日間」を通した、ということを思い出させられる。英国のテロ法、対テロ法の立法の過程はかなり無茶が通っている。)

「この法律によって可能となること」という観点で思いっきり単純化して説明すると、「対テロ法、セクション76」は、警官や軍人、情報機関職員の写真が撮影され、その写真がテロリズムの目的で使用される可能性がある場合、その撮影者を違法行為に問うことができる(罰金または禁錮刑)、というものだ。

まず、検索して見つかった、the British Journal of Photographyという媒体の1月下旬の記事から。(ほかの記事はエントリ末尾に。)

news 28 January 2009
Jail for photographing police?
http://www.bjp-online.com/public/showPage.html?page=836675

Set to become law on 16 February, the Counter-Terrorism Act 2008 amends the Terrorism Act 2000 regarding offences relating to information about members of armed forces, a member of the intelligence services, or a police officer.
2月16日に発効する2008年対テロ法は、軍や情報機関のメンバー、また警察官の情報に関連する違法行為について、2000年テロ法を修正するものである。

The new set of rules, under section 76 of the 2008 Act and section 58A of the 2000 Act, will target anyone who 'elicits or attempts to elicit information about (members of armed forces) ... which is of a kind likely to be useful to a person committing or preparing an act of terrorism'.
2008年(対テロ)法のセクション76と、2000年(テロ)法のセクション58Aのもとでの新たな法規定は、「テロ行為を行なう者、またその準備をしている者にとって利用価値がありそうな形で、(軍のメンバー……)についての情報を引き出す者、また引き出そうとする者」すべてに適用される。

A person found guilty of this offence could be liable to imprisonment for up to 10 years, and to a fine.
この点で違法行為をはたらいたと立証された者は、最高で10年の禁固刑、また罰金刑に処せられる可能性がある。

The law is expected to increase the anti-terrorism powers used today by police officers to stop photographers, including press photographers, from taking pictures in public places. 'Who is to say that police officers won't abuse these powers,' asks freelance photographer Justin Tallis, who was threatened by an officer last week.
この法律は、現在警察によって行使されている対テロの権限――報道機関のカメラマンを含め、カメラマンが公共の場所で写真を撮影するのを阻止する権限――を増大させることになると思われる。「こういった権限を警察官が濫用することはないと断言できる人などいますか」と、フリー・カメラマンのジャスティン・タリスは言う。彼は先週、警官によって(そんなことをすれば違法行為になると)おどかされた。


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2009年02月12日

1989年2月12日、パット・フィヌケン殺害/イームズ&ブラッドレー報告書について

071713543820年前の今日、1989年2月12日、ベルファストで家族とともに食卓を囲んでいた39歳の男性が、家族の目の前で14発の銃弾を撃ちこまれました。パット・フィヌケン殺害事件です。

フィヌケン事件については、先ほどNI FAQのほうに書きました。といってもほとんどがここの過去記事(2007年の)の再掲で、その後のアップデートが少しと、パット・フィヌケンについてのウィキペディアのページのだいたいの訳。
http://nofrills-nifaq.seesaa.net/article/114128411.html

さて、20年目のベルファストから、フィヌケン弁護士追悼集会のことが伝えられています。

Finucane death marked 20 years on
Page last updated at 08:24 GMT, Thursday, 12 February 2009
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7884923.stm

北ベルファスト(パット・フィヌケンの家のあるエリア)で行なわれた追悼集会(ヴィジル)には、家族・親戚のほか、シン・フェインのマーティン・マクギネスが出席していたそうです。

また、アムネスティ・インターナショナル(この組織は北アイルランド紛争の根本原因にコミットしてきた組織です。設立者のひとりのマクブライドは北アイルランドのカトリック差別に取り組んだアイルランド人だし)が、フィヌケン事件について「完全に独立したインクワイアリー a fully independent inquiry」を求めるキャンペーンをスタートさせるそうです。

そうなった経緯についても、BBC記事に淡々と書かれています。いわく、2004年にコーリー判事(カナダ人)が、パット・フィヌケン、ローズマリー・ネルソン(両名はカトリックの弁護士でIRAメンバーなどをクライアントに抱えていた)、ロバート・ハミル(カトリックの一般人)という3人の「ロイヤリストに殺されたカトリックのシヴィリアン(=武装組織メンバーでない人々)」の事件についてと、メイズ刑務所内で射たれるという衝撃的な事件で殺されたロイヤリスト超過激派LVFのリーダー、ビリー・ライトの事件についての真相解明のインクワイアリーの実施を勧告し、フィヌケン事件以外の3件については現在インクワイアリーが進行中であるが(それと、BBCには書かれていませんが、アイルランド共和国警察がIRAに情報を流していた事件2件についても、コーリー判事の勧告により、共和国でインクワイアリーが行なわれています)、フィヌケン事件については、英国政府が提案した「インクワイアリー法(2005年)」(<これは、英国政府が極めて恣意的にあれこれできちゃう、という内容の法律)に基づいたインクワイアリーというものに家族らが反対しており、いまだフィヌケン・インクワイアリーは開かれていない。

家族らが求めているのは「完全に公開されたインクワイアリー」で、AIが行なうキャンペーンもそれと同じ。

追悼集会では、フィヌケン弁護士の息子さんで、お父さんがめちゃくちゃに撃たれるのを目撃したジョン・フィヌケンさんは、次のように語っているとか。
"Twenty years on, I'm overwhelmed by the amount of people who have come out to remember him and support us as a family in what we've been trying to achieve."

「20年経過していますが、今日追悼のために、そして私たち家族の取り組みをサポートするために来てくださった方がこんなにも多いことに感無量です。」


それから北アイルランドについてもう一件。下記、Consultive Group on the Pastの「イームズ&ブラッドレーの報告書」の続報。

2009年01月24日 政治的暴力と平和/和平のあいだに 3
http://nofrills.seesaa.net/article/113075567.html

この件については、正直記事を読むだけできつくて(特にオンラインで何年間も一方的にフォローしてきた人たちがこれについて書いてることを読むのはきつい)、ブクマするのがやっとなのだけれど:
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/EamesBradley/

Slugger O'Tooleの人たちがこのための特別のサイトを立ち上げて、イームズ&ブラッドレーの報告書(190ページ!)を丁寧に読むという取り組みを始めておられるので、どうかそれをご参照ください。
http://www.consultationonthepast.org/
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2009年02月08日

ビリー・ライト・インクワイアリー進行中

ビリー・ライト殺害事件(1997年12月27日)の真相究明のインクワイアリ(ダウン州バンブリッジ)のヒアリングが、2009年2月に入って再開された(2008年12月に行なわれたあと、冬休み期間みたいなのに入っていた)ので、あれこれと記事が出ている。

本格的に調べたい場合は、インクワイアリのサイトで書き起こしのテクストがアップされている(誰でも見ることができる)。ただしこれはアップされるまでに数日かかる(タイプしてチェックするのに中2日、という感じか)。
http://www.billywrightinquiry.org/transcripts/

ただし、これは本当に書き起こしそのもので、読むのは大変だ。私も一部しか読んでいない(<こら)。2日の書き起こしには1989年6月から96年11月までRUCのトップだったSir Hugh Annesleyの証言が予定されていたが、イングランド南部の悪天候(大雪)でサー・ヒューは来られなくなりましたとあり、3日はDUP所属NI自治議会議員のウィリアム・マクレエ (Rev William McCrea) の証言なのだが、のっけから質問者が「大変に恐縮ですが、パソコンのトラブルです。あと5分か10分」→「では順番を変えましょう。では次の質問者」→「こちらもパソコンのトラブルで……」といった調子で、全然始まらない、といったように、妙にリアリティあふれる文書ではある。

ともあれ、何か重大な証言があったときにはインクワイアリについての記事がBBC NIに出るので、以下ではそれらを見ておこうと思う。ただしBBC NIには「ライト・インクワイアリー」のページがあるわけでもなく、まとめて記事を閲覧することはできない。検索機能を使えば一応一覧はできる。

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2009年02月05日

グアンタナモに収容されたままになっている英レジデントに対する拷問の詳細が公的に明らかにされない理由は……(書きかけ)

4日の英メディアが、グアンタナモにいまだ収監されたままである英レジデントの最後のひとり、ビンヤム・モハメドさん (Binyam Mohamed) が拷問を受けたと述べていることについての証拠について、「米国が英国に対し圧力をかけたので開示されない」という司法審査 (judicial review) が出たことを大きく伝えている。

「わが国の外交を憂う」系(右派)も、「人権侵害だ」系(左派)も、それぞれ刺激的な見出しで、大きく扱っている。

ガーディアン(kwoutにかけたら、アクサンつきの文字のせいで文字化けがひどいので画像内からリンクはしていませんが):

Guantánamo torture evidence 'buried'
http://www.guardian.co.uk/world/2009/feb/04/guantanamo-bay-torture

The darkness of secrecy
Editorial
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/feb/04/guantanamo-torture

デイリー・テレグラフ:

Torture row: Judges accuse US of cover-up
http://www.telegraph.co.uk/news/majornews/4517343/Torture-row-Judges-accuse-US-of-cover-up.html

Torture evidence: Judges should have faced down US threats
http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/politics/lawandorder/4513823/Torture-evidence-Judges-should-have-faced-down-US-threats.html

タイムズ(kwoutで通ったので画像内からリンクしてます):

※タイムズも4日夜はこれがトップニュース。

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Baugur Group破産 (Hamleys, House of Fraser, Icelandなどを傘下に持つ投資会社)

ウィタード・オヴ・チェルシー経営破綻に際しても名前が出た(というかウィタードを持っていた)アイスランドの投資会社、Baugur(バウグル、ボーガー、バウガー←カタカナ表記が3種類あるらしい)グループが、ついに破産、金曜日までにアドミニストレーション入りすると4日の英メディアで報道されている。

High-street shake-up on way as Hamleys and House of Fraser investor collapses
http://www.guardian.co.uk/business/2009/feb/04/baugur-iceland-bankruptcy

Hamleys investor seeks protection
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/7869342.stm

バウガー・グループはF1のウィリアムズのスポンサーでもあったそうで、さっき検索したらF1-Gate.comさんで日本語の記事があったが、Google Newsで見たところ、現時点ではこのほかには記事がないらしい。今日の夕方くらいにもう一度確認してみよう。

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2009年02月04日

コナー・クルーズ・オブライエンについてのメモ

12月にまったく関係のないトピックについて書いたときに言及しただけでそのままになっていて、ずっと気になっていた名前を、まさかこんなコンテクストで見ようとは。

はてなブックマークで知った「信天翁の熟睡」さんのエントリ:
2009年2月1日 (日)
村上春樹のエルサレム賞受賞 アーサー・ミラーの場合を見る
http://ahoudori.tea-nifty.com/blog/2009/02/post-95a5.html

※私自身は村上春樹は読まない(読めない、というべきか)ので、彼の受賞については触れない。

ここで「信天翁の熟睡」さんは、2005年にアーサー・ミラーがエルサレム賞を受賞したときの英語での報道について丁寧に調べてエントリを書いておられる。

その中に次のような記述があり:
ニューヨークタイムズは、「エルサレム賞」についてはほぼ毎回受賞者決定時に報道しているにも関わらず、またグレアムグリーンの受賞については、授賞式でグリーンがそれに相応しいかという抗議があったと話が読書欄とはいえ出ていますが3、ミラーの受賞インタビューに関する記事は見つかりませんでした。


この「3」が脚注になっていて、そこに:
ニューヨークタイムズの記事(リンク

とあるので、リンク先のNYTの記事を見ると(閲覧は要登録):
At the award presentation tonight, by invitation only, Conor Cruse O'Brien, editor in chief of The Observer of London, told a select audience of publishers, writers and government officials, that he had questions about how Mr. Greene fit the prescription for the prize.

コナー・クルーズ・オブライエン! クルーザー!
http://en.wikipedia.org/wiki/Conor_Cruise_O%27Brien

コナー・クルーズ・オブライエンはアイルランド人である。そして、91年のその生涯を通して、一言で説明できないほど活動分野が広かった人であり、紆余曲折というか、「ええ、そんなところまで行っちゃうの」的なことがあった人だ。(正直、略歴を読むだけでも息切れ。)

オブライエンが亡くなったのは、2008年12月18日だった。私はその訃報に際し、いくつかの記事を読んで、12月19日20日、それから22日にブクマしてあるのだけれど、オブライエンについて元々知っていたことが非常に少なく(反IRAだということだけは把握していた)、そのときは何をどう読もうと何かを書けるほどには頭に入ってこないという感じで、また、同じころに大きな訃報が重なっていたこともあって(ウォーターゲイト事件の「ディープスロート」とか、1980年ハンストのショーン・マッケンナとか、1週間ほど後にはハロルド・ピンター)、オブライエンについては「もう少しいろいろと把握してから」と思っているうちに、ガザ攻撃が始まって、結局そのままになっていた。

でも名前を見かけたから、少し書こうと思う。少し無理をして。

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“スリギイ” strikes again at ... 10 Downing Street, of all places

2006年にこんなことがあったのをご記憶だろうか。
http://nofrills.seesaa.net/article/21689612.html
「それじゃ“スリギイ”です!NHKが英国旗の斜めライン逆に」
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200607/gt2006070705.html(→魚拓

NHK大阪放送局は6日、同局制作で放送した人気歴史番組「その時 歴史が動いた」の再現場面で、英国旗の斜めの赤白のラインを逆にするミスがあったと発表した。担当した30代のディレクターは、予告編を見た視聴者から指摘を受け間違いに気づいたが、そのまま放送していたという。……

……
これね、自分でUnion Jackを描いてみようとかいうことをやってみるとかなり印象に残るんですが(「トリビア」的に)、ただ見ているだけ、見たときにそれが「英国の国旗」だとわかるだけ、というときには、気づかないんですよね。

このときも相当笑ったけれど、今度ばっかりはお茶をふきつくした。

なぜならば、これは日本のテレビ番組での出来事ではなく、英国での出来事、しかもダウニングストリートでの出来事だから。

Flag mistake at UK-China ceremony
Page last updated at 19:45 GMT, Tuesday, 3 February 2009
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/7866938.stm

この日、英国のゴードン・ブラウン首相(とピーター・マンデルソン企業担当大臣)は、英国を訪問中の中国の温家宝首相(→ケンブリッジ大で靴投げが発生した件を含めてのBBC映像レポート)をダウニング・ストリート10番地に迎え、報道のカメラも迎えて貿易協定に署名するセレモニーを行なったのだが、そのセレモニーで卓上に置かれていた両国の国旗のうち、英国旗が、上下逆。

BBC映像レポートのキャプチャ:
unionjack.jpg

BBC記事によると、BBCウェブサイトを見ている人たちから間違いの指摘の連絡があったとのこと。

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2009年02月03日

寒波でイングランド南東部も積雪(写真へのリンク多数)

'best snowman at hoxton sq', by anamobe
* 'best snowman at hoxton sq', a CC (Attribution-Share Alike) photo by Ana Bernardo on flickr

犬は喜び駆け回り、果ては氷柱をおもちゃに楽しそうだが、猫が丸くなるためのコタツはない(けど、とりあえず家に入る)。コマドリのクリス(<写真のdescription参照)の心中を推し量ることはできないが、白鳥は心なしか「ウキウキウェイクミーアップ」な感じで、ロンドンのオープンスペースにはスノウマン大量出現し、オープンスペースのみならず路上にも出現し、人間クリエイティヴィティが見せ付けられる。クレジット・クランチも何のその、このスノウマンはお金持ち(大きいからちょっと重いけどオリジナルサイズ参照)、一方で大金持ちのはずのシティ・オブ・ロンドンの……これは何でしょう、ドラゴン? ともあれ、何なのかがわからない。一方で公園のゴミ箱はやたらと楽しそうだ。

欧州の寒波は、あまり雪が降らないイングランド南部までも雪で覆いつくした。ブリテン島の東岸から西へと雪雲が移動し、ロンドンは雪に覆われて公共交通も麻痺している。

雪の影響については、下記BBC記事のAt-a-glanceから(ページ上部のタブをクリック)。降雪・積雪に加え最高気温が0度とのこと。なお、3日に予定されていたうち対カーディフのFAカップ再試合は、雪のために延期
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7866366.stm

Flickrのグループ、Snowy London 2nd Feb:
http://flickr.com/groups/1044013@N22/

Flickrの "london snow" タグ検索(新しい順):
http://flickr.com/search/?q=london+snow&ss=2&s=rec

寒波は数日前からロンドンに雪を降らし、アップル・レコードの社屋での「ザ・ビートルズ、最後の屋上ライヴ」(1969年1月30日)から40周年を記念して行なわれた再現ライヴも雪の中:
http://flickr.com/photos/fictionelle/3249698258/

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2009年02月02日

映画『Hunger』に、また授賞。

Hungerあの、ガチ保守アンチIRA新聞の名前を冠する映画賞に、1981年のIRA(とINLA)のハンストを題材とし、British ruleの暴力性とarmed struggleの暴力性をざくざくと描いたスティーヴ・マクイーンの映画、Hungerが!

……と思わせたい見出しだとしか考えられない。

Standard success for Sands movie
Page last updated at 22:24 GMT, Sunday, 1 February 2009
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/7864035.stm
Hunger, the dramatisation of the last days of IRA hunger striker Bobby Sands, has taken the top prize at the London Evening Standard Film Awards.


つまり、ロンドン・イブニング・スタンダード映画賞で、Hungerが最優秀映画賞をとった。うははは。1981年ハンストのリーダーでIRAメンバーの最後の日々を描いた映画が、スタンダードで。

と、私がお茶ふいているのは、「イヴニング・スタンダード」といえばこの映画評論家だからだ。

Obituary: Alexander Walker
Last Updated: Tuesday, 15 July, 2003, 12:24 GMT 13:24 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/3068065.stm

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【ガザ攻撃】自宅を砲撃され3人の娘さんを亡くしたアブルアイシュ医師を、BBCのジェレミー・ボーエンが取材

BBCの中東エディター(駐エルサレム)のジェレミー・ボーエンが、ジャバリヤの自宅がいきなり砲撃されて娘と姪4人を殺された産婦人科の医師、イゼルディーン・アブルアイシュさんの家を訪れるなどして関係者に会ったことを、27日から30日の日記に書いている。

Bowen diary: Hitting home
Page last updated at 18:28 GMT, Friday, 30 January 2009
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/7854829.stm
ボーエンは――これまでにもこの人の記事は紹介しているので既に書いたかもしれないが――1960年生まれの英国人(ウェールズ人)。ジョンズ・ホプキンズ大学を卒業後、1984年にBBCに入り、エルサルバドル、チェチェン、パレスチナ、アフガニスタン、旧ユーゴ、湾岸、ルワンダなど世界各地で戦争・紛争の取材を続け、2005年から中東エディター。中東からはイツハク・ラビン暗殺の第一報を伝えている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Jeremy_Bowen
http://news.bbc.co.uk/aboutbbcnews/hi/profiles/newsid_3224000/3224044.stm

「中東から報道すること」の難しさについては、2006年のインディぺンデントのインタビューなどで語っている。2007年にはWar Storiesという本を出している。amazon.co.jpで「なか見検索」がある。

0743449681War Stories
Jeremy Bowen
Pocket Books 2007-07-02

by G-Tools


さて、1月27日の日記をジェレミー・ボーエンは、「イゼルディーン・アブルアイシュ医師がどうしてくじけずにいられるのか、私にはわからない」と書き始めている。

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2009年02月01日

「電話があったのですが、誰なのかよくわかりません」って話じゃないよね、300lbのカーボムが見つかったんだから。

北アイルランド、カウンティ・ダウンでまたカーボムが見つかったと大きく報じられている。下記はGoogle Newsの画面のキャプチャ。
carb-31jan2009.png


最初に見たBBCの報道:
Car bomb found in security alert
Page last updated at 21:18 GMT, Saturday, 31 January 2009
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7862438.stm
→アップデートされた場合に備えて魚拓
A 300lb car bomb has been found in County Down five days after a telephoned warning claimed a device had been left in Castlewellan village.


300lb (= 136kg) はでかい。「俺らのこと、忘れてもらっちゃ困るぜ、まだ腕は鈍ってないんだからな」的な、存在証明のようなボムなら、ここまででかいのは作らないと思う。

と、その数字にショックを受けたところでもっとびっくりするのが、そのカーボムのあった場所だ。

上記のBBC記事には書かれていないのだが、その次に見たベルファスト・テレグラフ:

Car bomb found near Northern Ireland school
Saturday, 31 January 2009
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/local-national/car-bomb-found-near-northern-ireland-school-14165186.html

「学校の近く」って……。見出しだから多少派手にしているとしても、少なくとも生活道路ってことでしょ、その地域の人たちの。

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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