kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


2016年03月23日

ベルギーの首都にしてEUの中枢、ブリュッセルがテロリストの爆弾攻撃を受けた件でのネット上の誤情報についてのメモ

22日(火)、現地で朝のラッシュの時間帯に、ベルギーの首都であり欧州連合(EU)の中枢であるブリュッセルで、相次いで爆弾攻撃が行なわれ、多くの人命が失われた。実に言葉もない。また、このため、水曜日の出張が中止になったというドイツ在住の方の報告もあり、欧州全体に影響は広まっていると思われる。

最初の爆発は現地朝8時ごろ、ブリュッセル国際空港(ザベンテム空港という呼び名もあり、ハッシュタグは #Zaventem)のターミナル内、出発ロビーの中で2度起きた。時間が経過してからはっきりしたのだが、この爆発は荷物の爆発と自爆で、さらにあとで空港内からは不発だった爆発物とか未使用の自爆ベルトが見つかっている。この爆破攻撃でブリュッセル着を予定していた飛行機はすべて目的地変更となり、出発便は出発見合わせとなった。

Twitterでそのニュースが一巡して、英語圏(英国)の「反EU(EU離脱推進派)」のよくわからない演説(欧州のイスラム過激派が組織化されたルーツは英国にあるんで、今EUを離脱したところで、英国にイスラム過激派の拠点があることは変わらないし……ほんと、あの人たちはこういうときに「反EU」の演説をして、何をしたいんですかね)なんかが目立ってきたころ、現地の朝9時ごろに、今度は地下鉄のMaalbeek(マルベーク)駅で爆発が起きた。これは3両編成の列車が停車中に真ん中の車両で爆発が起きたとのことで、自爆ではないという。

2ヶ所の爆弾攻撃で30人以上が殺され、100人以上が負傷した。負傷の多くは爆発物(ボム)に仕込まれていたネイルによるものと報告されている。人で込み合っている空港や地下鉄にネイルボムというのは殺す気満々すぎるが、あの連中ならデフォであろう。

そう、「あの連中」だ。犯行声明は比較的早く出た。イスイス団である。

そこらへん、Twitterでぐわっとかき集めておいた。ニュース系のフィードから、カウンター・テロ方面専門家の分析、「連帯」を表明する個人の言葉、あるいは「なぜ欧州でこういうことがあるとこんな騒ぎになるのか」という不満の声など。

ベルギー、ブリュッセルの空港と地下鉄駅で爆発、死傷者多数(2016年3月22日)
http://matome.naver.jp/odai/2145864061724916901


フランスでは、エッフェル塔がベルギーのトリコロールの色(黒、黄、赤)にライトアップされている。2015年11月13日のパリ攻撃の実行グループの唯一の生き残り、サラ・アブデスラムがブリュッセルで逮捕されたのが18日(金)だが、そのブリュッセルで、中3日でこんな大掛かりな攻撃が起きてしまった。Sinisterすぎて、こちらの感情が消えてしまうほどだ。

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2016年03月22日

「ウエストミンスター・ペドファイル・リング」についての警察の捜査は、証言者が1人しか現れず、何も立証できずに終結。

1970年代から80年代にかけて、ロンドンの南西部、リッチモンド・アポン・テムズにあった「エルム・ゲスト・ハウス」という施設で、子供たちが性的に虐待され、搾取されていた。虐待し、搾取した側には、政界や芸能界の名士も含まれていると告発された。
https://en.wikipedia.org/wiki/Elm_Guest_House_child_abuse_scandal

当時、英国はマーガレット・サッチャーを首相とする保守党政権だったが、その閣僚や要職者を含む人々が組織的に、子供たちにおぞましい犯罪行為を加えていたという疑いはリアルなもので、ここ数年……BBCの子供番組のパーソナリティだったジミー・サヴィルの真の顔が、サヴィルが病没して1年後に明らかにされた後になってようやく、だが……警察が捜査を行なってきた。最初に2012年の終わりに、「オペレーション・フェアバンク Operation Fairbank」が開始された。これは事態の全容についての見極めを行なうことが目的で、本格的な刑事捜査は、翌2013年2月の「オペレーション・ファーンブリッジ Operation Fernbridge」で開始された。そして2014年11月、一連の児童虐待事件で人殺しまで行なわれていたという嫌疑をめぐって立ち上げられたのが、「オペレーション・ミッドランド Operation Midland」だった。(以上、ウィキペディアの解説の導入部より、要旨・抜粋。)

この一連の児童虐待疑惑の加害者たちは、"Westminster paedophile ring" として言及される。児童性虐待というとロッチデールロザラムを指して「イスラムがぁぁぁ」とヒステリックに騒ぎ立てる(一方で、「白人の音楽学校教師」の事件などはスルーする)人々には、「ウエストミンスター・ペドファイル・リング」に関しては「証拠がない」「立証されていない」という態度を取る人もいる。

「証拠がない」「立証されていない」というのは事実で、それゆえに、証拠を集め、立証するための警察の捜査が、虐待が行なわれていた時期から30年ほども経過してようやく始まったのだが、それが難航しまくっている。80年代に保守党のジェフリー・ディケンズ議員がまとめた文書は、当時のレオン・ブリタン内務大臣(2015年1月病死)に提出されたあと、紛失された。これについて追究する動きは、行き止まりに突き当たり、進展しない。

「ウエストミンスター・ペドファイル・リング」は規模も大きく複雑で、しかも「芸能界の端っこで起きていたこと」などではなく、英国という国を動かす中枢部で起きていた。エルム・ゲストハウスでの児童を食い物のするパーティーに出席していたと言われているのは、大物の国会議員や高級官僚、軍人である(ソ連のスパイのアントニー・ブラントの名前もあるけれど)。30年以上前のことで、名前が出ている当事者はもうほぼ全員が死亡しているが、このような疑惑をこじ開けるのは、ロッチデールやロザラムの犯罪の真相を解明することとは、比べ物にならないほど大変なことだ。

一方で、あまりにスキャンダラスであまりにひどいこの犯罪については、人々の義憤も好奇心も容易に向けられるわけで、いろいろな「うわさ話」もあり、それらの「うわさ話」を「〜という説もある」と、 allegedly という語を書き添えるような形で拡散するということも行なわれている。インターネットは、何が「根拠のないうわさ、流言」で何が「ある程度根拠のある説」なのか、何が「紛失された書類において、実際に行なわれていた指摘」なのかといったことが判然としない、「霧 fog」の状態になって情報の断片があれこれただよっている状態だ。

そういうところで、警察が「刑事犯罪として本格的に捜査を開始」したときには、「警察が立件に向けて動き出した」ことが広く歓迎された。

しかし。



Operation Midland: inquiry into alleged VIP paedophile ring collapses
Sandra Laville and Rajeev Syal
Monday 21 March 2016 14.45 GMT
http://www.theguardian.com/uk-news/2016/mar/21/last-living-suspect-harvey-proctor-vip-paedophile-ring-inquiry-will-face-no-charges

先に述べたとおり、ウエストミンスター・ペドファイル・リングの当事者という疑いのある人々はほぼ全員が死亡している。現在、政界での唯一の生存者が元保守党議員のハーヴェイ・プロクター(1947年生まれ、現在69歳)なのだが、その訴追が断念されたという報道である。

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2016年03月21日

「思いやりある保守主義」、IDSの辞任、英国での「福祉」の削減(おまけ:みんな大好き経歴詐称ネタ)

19日・20日の週末の英国政治ニュースといえば、イアン・ダンカン・スミス(IDS)が労働・年金大臣を辞したことだ。理由は、デイヴィッド・キャメロンとジョージ・オズボーンが進めようとしている障碍者手当て削減には賛成できないということだそうだ。

Iain Duncan Smith quits over planned disability benefit changes
http://www.bbc.com/news/uk-politics-35848687


しかし、IDSといえば、Universal Creditに関して、「貧困」についてトチ狂った感覚(それは「パン一斤の小売価格を知らない」とかいった「浮世離れ」とは次元が違う)を露呈して開き直っていた政治家である。詳細は下記参照。
https://en.wikipedia.org/wiki/Iain_Duncan_Smith#Universal_Credit

それが今さら、「弱者の味方」、「政府トップの横暴に黙っていられない良心の持ち主」というわけですか……ということでメディアも裏を読みまくり、「英国の欧州連合残留or離脱」に関する事情があるのでは、などといった報道がどっと出た(IDSは「離脱」派)。

そこに至るまでの、キャメロン&オズボーンの「福祉(の削減)」政策について、十分にニュースで情報を得ていたらわけがわからなくなることもなかったのかもしれないが、私はそこまでニュースを追っているわけではなく、IDSの突然の「弱者の味方」っぷりには、「なにこれ、わけわかんないんですけど」と思うよりなく、「福祉は建前で、本音としてはEUだよ」といった説明にも、釈然としないものを覚えていた。保守党にとっては部外者のメディアであるガーディアンの報道は、「言われていることを全部1ヶ所にまとめておきました」的なトーンのBBCの記事よりはわかりやすかったが、それでもよくわからなかった。




今日月曜日、週末を挟んで英国の政治ニュースが動き出し、識者が「なんだかよくわからないことが起きていますね」的に解説しているのを読んで、ようやく少し腑に落ちてきた。IDSに特に関心はないのだが、そのことをメモっておこう。

キーワードは「思いやりある保守主義 compassionate conservatism」だ。

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2016年03月16日

#withSyria 5年目を迎えたウェブ上の光景を少し。

1つ前のエントリで、「シリアの『革命/蜂起』」と#Mar15というハッシュタグについて少し振り返った。日本では東日本大震災(2011年3月11日)の直後で、中東の「アラブの春」に関心を向けていた人はごく少なかったのだろうと思うが、シリアの「ハッシュタグ革命」は3月15日から始まっていた。だから、この3月15日が5周年だった。

※関連する新しいツイート:







そして1つ前のエントリでは、WithSyria.comというサイトについても少し書いた。WithSyria.comは、Save the Children, Oxfam, Amnesty International, International Rescueなどの「欧米」の人道組織はもとより、IHHなどイスラム圏の人道組織や、国連の世界食糧計画、イングランド国教会など非常に広範な範囲の組織・機関が参加している、シリア(の人々)を支援するための連合体である。こういう取り組みについても「それらの情報はすべてCIAが洗浄済みだよ」などというわけのわからない陰謀論を叫んで絡んでくるような人はいるのだろうし、日本語圏ではそういう人たちの影響力がバカにできないくらいに大きいというのが現実なのだが(まあ、「影響力」というか……こんなふうにいきなりどやしつけられれば、たいがいの人はびびって発言しなくなるよね、ということだが)。

ともあれ、そのWithSyria.comでは2014年以降毎年、3月15日のためのキャンペーン・ビデオを出している。2014年のは、既に1つ前のエントリにツイートを埋め込んだが、Banksyの「風船少女」をモチーフにElbowの曲を使い、俳優のイドリス・エルバがナレーションを担当したビデオだ。



この「風船少女」は、バンクシーの初期(2000年代前半)のモチーフを「シリアの少女」にアレンジしたステンシル・アートが元で、WithSyria.comのサイトのfavionにもなっている。




2014年には、WithSyria.com参加団体のひとつであるSave the Childrenが出したビデオも多くの人が見て、考えたと思う。イギリスに暮らすある少女の1日を1秒で表し、1年分のストーリーをつむいだビデオだ。ただしこの「イギリス」は、「もし、イギリスでシリア内戦と同じことが起きていたら」という仮想のイギリスである。子供が子供らしい毎日を送る背景で、徐々に情勢が緊迫していく。大人が見ているニュースはBBC(と思われる)、大人が読んでいる新聞はガーディアン(の旧デザイン)……と細部の作りこみも丁寧で、リアリティがあると評判になっていた。

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2016年03月11日

「女王がEU離脱を支持」とかいうThe Sunのガセネタの件

9日、英エリザベス女王が「EU離脱を支持」しているとかいうガセネタをThe Sunが一面でぶっとばし、即日バッキンガム宮殿からIndependent Press Standards Organisation (IPSO) に対する申し立てが行なわれるということが起きている。

そもそもThe Sunだし、The Sunであろうとなかろうと女王が公開の場でそんな発言をすることは「まずありえないこと」なので、「はいはい、The Sunのトバシ、The Sunのトバシ」と見ておくのが常識的な対応だったのではないかと思う。実際、ちょっと見たところ「おお!」的にであれ「えっ?」的にであれ、真に受けたような反応をしていたのは、UKIPのナイジェル・ファラージなどが中心となってやってる「EU離脱キャンペーン」の支持者(であることをアバターなどで明示した)アカウントばかりに見えた。

また、バッキンガム宮殿からの動きが報じられる前に、既に、女王のその発言があったとThe Sunが述べている会食の場にいたニック・クレッグ副首相(当時)が「そのような事実はなかった」とコメントを出しており(それゆえにTwitterでNick Cleggの名前がTrendsし、「一方的に裏切られた」感だけを抱えている政治的方向音痴な人たちがまた例によって「ニック・クレッグってまだ生きてたんだ」などの暴言をツイートしていたのだが)、「まともなニュース」として《拡散》されていた形跡はなかった。

日本語圏を除いては。

日本語圏では、時事通信が「女王がEU離脱支持?=王室は『政治的中立』強調」という見出しを打っていて、それがYahoo! ニュースのトップページに配信されているのを、私は見た。この見出しが「元の報道を真に受けたもの」であるかどうかは議論の余地があるかもしれないが、「真に受けていないもの」ではないということには議論の余地はない(「真に受けていない」のなら、そもそも記事にしないのだから)。「マユツバかもしれないけど、一応、拡散しておきますねー」程度に「真に受けた」ものだと言ってよかろう。



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2016年03月09日

【訃報】うちらが普通に耳にしている「ポピュラー音楽」を形作った人たちのひとり、ジョージ・マーティン死去。

ビートルズ(の音源)を聞いて「いいな」と思うようになったのは、実のところ、35歳を過ぎてからである。英語圏でよく「シェイクスピアはすごいすごいと言われるので戯曲集を読んでみたが、クリシェ(常套句)が満載でたいしたことないと思った、などと言う無知な人」が笑い話になるが(シェイクスピアが戯曲の中で使ったのがウケて、定着して、現在では「クリシェ」になっているものが非常にたくさんある)、私にとってのビートルズもそれと同じようなもので、あらかじめ「スタンダード」だったのだ。これは「世代」的なことではなく、あくまで個人的なことである(同い年や1〜2歳違いの人たちに、熱いビートルズ・ファンは何人もいる)。若いころ、「ビートルズは別に……」と言うと、年長者からも同年代の人たちからも、すべてを否定されるようなくさされ方をしたこともあったが(「何もわからない」、「耳がない」など)、それがよけいに私をこのバンドから遠ざけた。同世代でそういう感じで、何となくビートルズと疎遠だった人は、けっこう多いのではないかと思っている(根拠は、Oasisが大ブレイクしたときに「あれって、どうなんすかね」、「うーん……」という会話になった人が、少なからずいたこと)。

それに、自分が「洋楽」を聞き始めたときはニューウェイヴの時期で、そのころに「尊敬すべき先輩たち」だったパンクの人たちは(演技、ネタで)先行世代をけなしまくっていた。ジョージ・ハリスンやキース・リチャーズがレスペクトされていることは、私はロンドンで実際に音楽やってる(だいたいが同世代の)人たちと話をして知った。音楽雑誌がどんだけ持ち上げていようと、インタビューに応じているミュージシャンがけなしていようと、信じちゃいけないんだということを身を持って知った。

そんな話はどうでもいい。

【訃報】ジョージ・マーティン(今のポピュラー音楽を形づくった人。ザ・ビートルズなどのプロデューサー)
http://matome.naver.jp/odai/2145750427896475601


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2016年03月08日

例の「デス・ノートめいたネット上のネタ」について、少し調べてみた。

ネットで不特定多数の人々と何となく共有できる「気軽なネタ」にはいろいろある。その中には「ネタとしての都市伝説」のようなものもある。本気の「都市伝説」(例: 「呪いのビデオを見ると不吉なことが起きる」)ではなく、冗談(ネタ)であることがもっとわかりやすいようなものだ。

そういう「気軽なネタ」は、言ってる側は「無害な世間話」と扱っているかもしれないが、そこで「ネタ」にされている側は、内心穏やかではないかもしれないし、うんざりしているかもしれない。そういう事例について聞かれたので、発端を改めて調べてみた。

「アーロン・ラムジーがゴールを決めると……」(都市伝説じみた「ネタ」)
http://matome.naver.jp/odai/2145733695168210901


アーロン・ラムジーというのはこの人(サッカーに興味がない人は、がっさりと「有名なサッカー選手」と思っておいていただければと):



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ヒンクリー・ポイントの新規原発建設計画への投資判断を前に、EDFの重役が辞職

tt7mar16.png表題の件、ヒンクリー・ポイントについては関心をもってフォローしている方が多いと思うので、クリッピングです。

Twitterにはニュースのフィードがたくさん来ています。Twitterで検索するといろいろ拾えると思いますが、ニュースを見たいだけなら普通にGoogle Newsなどで検索したほうが早いかも。Twitterだと、記者の人のコメントなどがあります。

BBCの記事はEDF finance chief quits ahead of Hinkley Point decision. 最も大きく取り上げているメディアはFTのようです。



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2016年03月06日

「炎上」を、受けて立つ人、ここにあり(七五調)

1つ前の記事で見た「炎上」事案だが、発端から2日、3日と経過してなお、燃えている。情報の広まる範囲が広く、「今来た」という人もいるためだろう。昔の「掲示板(フォーラム)でのコミュニケーション」の時代には、何かに関心を持ったら何かを発言する前に「過去スレ・過去ログを読む」ということが行なわれたし、そういうのを読んでるうちに「脊髄反射のコメント」のようなものを書き込もうという激情が消えてしまう(落ち着く、冷静になる)ということがあったのだろうと、今になって思うのだが、「その場で言いたいことを、言いたい相手に直接言える」装置であるソーシャル・メディアでは、そういう「ワンクッション」が機能しない。かくして、3日前の話を今知って激情に駆られた人が、「あなたはひどい人ですね」といったことを口汚い言葉で綴った文章を、3日も経過してから、本人に直接ぶつけるということが行なわれるようだ。

「炎上」の当事者となったナタリーさんが、6日、自分のところに送られてきた暴言(セクハラ含む)をいくつか紹介しているのを、NAVERのページに追加した(→追加した部分だけごらんになりたい方は、3ページの下のほうから)。「身体が不自由で、オレンジの外皮をむけない人もいるんだ」という「正義感」に駆られたインターネット・モブ(「ネットいなご」)の襲来と、それに立ち向かう女性……という感じ。

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2016年03月05日

「拡散」、「バイラル」、「クソリプ」、「罵詈雑言」、「炎上」、「パクツイ」……がセットでお得!(え

個人の何気ない「つぶやき」が、多くの人のツボにはまって何百何千とRTされ、伝統的なメディアもオンライン専業のメディアもそれを中心に「記事」を仕上げ、そしてますます発端の「個人のつぶやき」は注目され、それにつれて当初の本人の意図していた「文脈」がガン無視され、的外れなリプライや、勝手な読解による言いがかりが送られ、単に「炎上」が大好きな「ネット住民」が出てきて合理性など一切ない罵詈雑言を投げつける。

発端の「個人のつぶやき」はコピペされ、誰が書いたのかを表示していない「パクツイ」としてもネット上を飛び交い、「パクツイでも、それによって問題に気づける人がたくさんいるのだからいいじゃないか」的な擁護者がごまんと出るのかもしれないなという状況が生じる。

さらに「おまけ」といわんばかりに、もともとのツイート自体が「ネットで拾った画像」に(出典URLではなく)気の利いた言葉を書き添えたものだったというオチもついている(その点は、先日の「レジ袋でメッシになりきっている子供」の写真の騒動に似ている)。

そんな「ネット上の騒動」のフルコースがコンパクトにまとまった事例があったことをBBCの記事経由で知ったので、片手間に確認できる範囲で最大限詳しく確認し、それについて書いておいた。パクられたらすぐにわかるようなクセの強い「対訳」もつけてある。

「自然派」スーパーがプラ包装材をふんだんに使用し「みかん、むいちゃいました」的商品を販売…ネット騒然
http://matome.naver.jp/odai/2145715648722274301


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2016年02月24日

「英国のEU離脱の可能性」について調べたい人のためのソースのメモ (2)

1つ前のエントリの続き。さらに英国とEUの関係について、「英国のEU離脱 (Brexit)」という文脈で調べるための情報源を、少しメモしておきたい。

前項で最後に見た、英国のERM離脱の日(1992年9月16日)のBBCのニュースの紹介記事のページに、In Contextという囲みコラムがある(当時の解説ではなく、このサイトを作ったときに編集者がつけた解説である)。そこにはこのように説明されている。
... Britain did not rejoin after 16 September 1992 - a day which became known as "Black Wednesday".

Seven months later in May 1993, Norman Lamont was replaced as chancellor by Kenneth Clarke.

He became a fierce right-wing critic of John Major's government.

In the 1997 general election he lost his House of Commons seat and a year later was made a life peer.


ノーマン・ラモントはERM離脱時の財務大臣。英語版ウィキペディアには、本人の回想録などをソースとして、ラモント自身はERMへの加盟には懐疑的だったが、ジョン・メイジャー首相(当時)がほぼ独断といえる形で加盟を決断したので、財務大臣としてERM加盟は当時最大の問題だったインフレ抑制のためには正しいことだという態度を取っていた、というようなことが書かれている。ERM離脱の翌年、ラモントは1993年5月の内閣改造で降格人事を提案されて閣僚を辞するという形で内閣を去り、以降はメイジャーを激しく批判するようになった。

In the following years Lamont became a fierce critic of the Major government. He is now regarded as a staunch euro-sceptic. In March 1995 he voted with the Labour party in a vote on Europe, and later that year he authored Sovereign Britain in which he envisaged Britain's withdrawal from the European Union, and was talked of as a potential leadership challenger to John Major; in the event it was John Redwood who challenged for the leadership. Lamont supported Redwood's campaign, which was managed by David Evans MP. He is the current vice president of the euro-sceptic Bruges Group.

https://en.wikipedia.org/wiki/Norman_Lamont#Resignation_from_the_Major_Government


この「ブリュージュ・グループ」というのが、保守党の「EU懐疑派」のハブ的なシンクタンクなので、現在保守党内で「英国のEUからの離脱に賛成」と言っている人たちの考えの背景を知りたい場合は、このシンクタンク周辺を掘ると有益だろうと思う。ちなみに「ブリュージュ・グループ」の創設者はマーガレット・サッチャーである。
http://www.brugesgroup.com/
※Twitterでは @BrugesGroup

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2016年02月23日

「英国のEU離脱の可能性」について調べたい人のためのソースのメモ (1)

……というわけで、4ヵ月後の6月23日に英国がEUに留まるか、離脱するかを問うレファレンダム(国民投票)が行われる

2014年9月にいろんなところで論を二分したスコットランド独立可否を問うレファレンダムと似て、「賛成」の陣営も「反対」の陣営も、何でもありのどぎつくていじましい「情報戦」をしかけるのだろうし、これによって生じる「分断」は深刻なものになるかもしれない。

一方で、中央(ウエストミンスター)の政界がほぼ一致結束して「独立反対」のキャンペーンを張ったスコットランド独立可否のときと異なるのは、中央政界にキャメロン政権の方針と真っ向から対立する「EU離脱賛成派」がけっこういるということだ(22日のBBC報道が大きく取り上げていたが、現ロンドン市長で2015年の総選挙で下院議員にも戻ったボリス・ジョンソンが「本当の変化」という言葉を使って「離脱賛成」を宣言し、ほかにも「パンがないならお菓子を」的な態度で一躍政界のおちょくられ大魔王となった年金・雇用大臣元党首のIDS、北アイルランド担当大臣のテレサ・ヴィラーズといった現役の閣僚、それと元閣僚のマイケル・ゴーヴ、元司法相で現在は院内総務を務めるクリス・グレイリングといった保守党の大物たちが、「コントロールを取り戻そう」をスローガンに、「離脱賛成」の陣営に回っている)。

というか、「反EU(反EC)」という理念というかムードというかそういうものは、「極右」(ナショナリズム。UKIPのナイジェル・ファラージなど)や「極左」(反・資本主義、反・新自由主義。ジョージ・ギャロウェイなど)に限らず、英国では政治のメインストリームでもけっこう広く共有されてきた。それは「英国らしさ」や「われわれの独自性」といった抽象的な理念・理想像の話ではなく、現実的で実利的な「政策決定の権限」や「コントロール」に関わる重大な問題だ。1990年代に英国が「欧州連合の統一通貨」から離脱したとき(英国のERM離脱)にも、それは大いに語られた。

……と、がっさりしたことを書き始めたとたんに、手が止まった。リアルタイムで知ってることなのだが、何かを書けるほどには覚えていない。そもそも当時の私はバカだし、得られる情報も限られていて(インターネットなど一般人は使えない時代)、「で、ポンド使えなくなるの?」という単純な疑問の答えさえわかればいいという態度だった。細かい議論の中身に興味を持ったところで、詳しく知るための情報には、「関心がある」程度ではアクセスできない。

だが今は当時とは環境が違う。ブラウザの検索窓に「ポンド ユーロ 離脱」とでも打ち込んでEnterキーを叩けば、アルゴリズムが「これなんかいいんじゃないすかね」と判断してくれた情報が並べられて出てくる。

そうしてめぐり合ったのが、『立命館国際研究』(立命館大学の紀要)の25巻3号に掲載されている田中綾一さんによる下記の論文である。登録などせずにURLをクリックするだけで読める。(ちなみに、この同じ号には南野泰義さんの『北アイルランド紛争“Troubles” の政治的起源― 1920 年代における選挙制度改革をめぐって ―』も掲載されている。こちらは以前、何らかの形で言及していたかもしれない。)

「5つの条件」からみるイギリスとユーロ
田中綾一
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ir/college/bulletin/Vol.25-3/02_Tanaka.pdf


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2016年02月20日

英国のEU残留可否レファレンダムは6月23日実施。

今週後半、EU首脳がブリュッセルに集まって、「エクストリーム交渉」を行なっていた。それは熾烈を極め、「ブレックファスト」が「ディナー」になってしまったほどだった。「エクストリーム交渉」は北アイルランドの国技だが、ここにきて強敵が現れたかっこうだ。。。などというディテールはさておき。

その交渉の結果、英国が取り付けた(というより「もぎ取った」)合意は、英国をEU内においてスペシャルな何かにするというものだった。つまり「英国は例外」というのが今以上に認められることになる、という内容。「だからお願い、英国はEUに残留しましょう!」とキャメロン首相が英国に持ち帰ったら、BrexitかBremainかの判断について、on the fenceの人たちを、Bremainの側に落とせるようなものとして合意された。

その結果、レファレンダムで「国民の選択」がBrexitになったら目も当てられないというか、どんだけのカオスになるのだろうと不安を覚えるわけだが、ともあれ、そうして合意を持ち帰った首相は、ほとんど寝てない状態だろうが、すぐに閣僚をダウニング・ストリート10番地(首相官邸)に呼んで、話し合いを持った。

そして、彼ら閣僚の態度がどう表明されるかが、20日(土)の英国の報道機関ではずっとライヴで伝えられ、最後の締めとして、キャメロン首相が10番地の前に演台を置いて宣言した。

6月23日(木)。あと4ヶ月だ。

以下、Twitterでのフィードなどのアーカイヴ。

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2016年02月15日

英国インディー・ロックの「期待の新星」のバンドが、初の国外ツアーの最中に交通事故で全員亡くなるという悲報

英国の「期待の新人バンド」のメンバー4人とマネージャーが乗った車が、フェス出演のため訪れていたスウェーデンで橋から運河に転落し、彼ら5人全員が亡くなるという痛ましい事故があった。UKの各メディアで大きく伝えている。




事故にあったのはViola Beachという男子4人編成のバンド。マージーサイドのウォリントンという町(当ブログでは1993年3月のIRAによる爆弾攻撃について何度か言及している)の人たちだ。写真を見ると「まだ子供」に見えるが、実際、事故で亡くなった人たちは「19歳から35歳」とのことで、「35歳」の人はマネージャーで、バンドのメンバーは20歳になるかならないかという年齢だろう(→デイリー・ミラー/デイリー・レコード報道によるとメンバーはG & VoとGの2人が19歳で、ドラムが24歳、ベースが27歳)。

BBCの記事によると、このバンドが公式に活動を始めたのは2015年5月。まだ1年も経っていないが、どうやら「業界が大注目」という位置づけ、"the next big thing" になりそうな「期待の新星」だったようで、既に2015年夏のレディング&リーズ・フェスにも出ているし、BBCラジオの新人紹介番組でのメイダ・ヴェイルのスタジオでのセッションもやっていた。



事故が起きたのは13日(土)の未明で、金曜日にバンドはスウェーデンの音楽フェス、"Where is the Music?" に出演し、土曜日にはイングランドに戻ってギルフォード(ロンドン近郊)でライヴをする予定になっていた。BBC記事に埋め込まれているビリー・ブラッグ(「インディー・バンドのツアー」のことはよく知ってるだろう)のツイートによると「英国外での初のツアー」だったそうだ。バンドのFBの最後の更新が2月2日で、近々アメリカにも行くことになっていたという。TwitterにはSXSW出演の告知がある。Blossomsというバンドのサポートで回るツアーでは、リヴァプールのライヴがソールド・アウトしている。今年の夏フェスへの出演も決定していた。

断ち切られた未来は、あまりにきらきらしている。実に痛ましい。交通事故は本当に怖いと思う。報道写真にある「引き上げられた車」はぐちゃぐちゃになっている。報道記事には現地警察のコメントとして「シートベルトをしていたかどうかは関係なかっただろう」とある。

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2016年02月13日

英国でも「ニュースペーパー」の「ペーパー」の時代の終わりの始まりか、インディペンデントの選択

英紙インディペンデントが3月で紙媒体を廃止、ウェブ版に完全移行
http://matome.naver.jp/odai/2145529825508423401


全部ここ↑に。

インディは、Twitterの公式アカウント @independent がbot化していてあまりにうっとうしい&目にうるさいのでフォローを外したレベルだけど、経営的にはそれが「成功」してるようで、view数は伸びてるという。あと、記事も「コンテンツ」化してるよね。

重厚長大なスタイルの記事を書くジャーナリストがFTやガーディアンといった「新聞紙」メディアからどんどん移籍していってるBuzzFeed UKのほうが、今の「コンテンツ」化したインディより、ずっしりした記事が多いんじゃないか、とさえ思う。
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2016年01月26日

『ピーターラビットのおはなし』で知られるビアトリクス・ポターの未発表作が、今年、出版される。

初めて買った「洋書」はビアトリクス・ポターの絵本だった。定番の、手のひらサイズの小さな本だ(翻訳版も原書と同じフォーマットで出ている)。新宿の紀伊国屋本店の洋書フロアに行って、お年玉で「リスのナトキン」と「ベンジャミン・バニー」を買ったのだったと思う。童話とはいえ、やはりそのときの私には読むのは難しかった。単語がわからないのが悲しかったし悔しかった。

ピーターラビットの絵本 全24巻 贈り物セットピーターラビットの絵本 全24巻 贈り物セット
ビアトリクス・ポター

ピーターラビットシール―シール全236点 (まるごとシールブック) こぐまのくまくん (世界傑作童話シリーズ―はじめてよむどうわ 1) あたまをつかった小さなおばあさん (世界傑作童話シリーズ) ふくろうくん (ミセスこどもの本) ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1)

by G-Tools


今なら本を買わなくても、オンラインで読める(著作権失効)。オーディオブックなどもいろいろある。



このシリーズの作者のビアトリクス・ポターは、イングランドの湖水地方の人だ。さまざまな動物たちと接しながら、とっくりと観察し、必要な場合には解剖もして動物の体の仕組みを知った上で絵を描き、「おはなし」を創作した。今年は生誕150年にあたる。

ヘレン・ビアトリクス・ポター(英: Helen Beatrix Potter、1866年7月28日 - 1943年12月22日)はピーターラビットの生みの親として知られるイギリスの絵本作家。ヴィクトリア時代の上位中産階級に生まれ、遊び相手も少ない孤独な環境で育つ。教育は家庭で行われ生涯学校に通うことはなかった。幼いころから絵を描くことを好み、多くのスケッチを残している。……絵本作家としての原点は、1902年に出版された『ピーターラビットのおはなし』で、これは元家庭教師の子どもに描いて送った手紙が元になっている。39歳で婚約するが、わずか1ヵ月後に婚約相手が死去する。その後、たびたび絵本にも登場する湖水地方において念願の農場を手に入れ、47歳で結婚した。結婚後は創作活動も少なくなり農場経営と自然保護に努めた。死去後、遺灰はヒル・トップに散骨されている。

創作活動の期間は十数年と長いものではなかったが、ピーターラビットの絵本シリーズは児童文学の古典として、世界各国で親しまれている。……

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%BC


そのポターの未発表作が発見され、今年、出版されるというニュースがあった。

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2016年01月17日

「左派はケルンの集団性的暴行について語」ってますよね。あの事件を卑劣にも「好機」ととらえて騒いでいるPEGIDA系ほどではないにせよ。

1月16日のはてブのトップページで、SMAP解散説についてのブログや、非常に頻繁にトップページにあがってきている個人ブログと並んで、ブレイディみかこさんの記事が表示されていた。正確には「並んで」というより「一番目立つ位置に」と言うべきだが、これはおそらくタイミングの問題で(表示の順番は、ブクマ数などの要因で自動処理されているはずだ)、人為的なもの、「編集判断」のようなものではないから、あまり重要視しすぎるべきではない。それでも一番目立つ位置にこの見出しがあったということは、無視はできない。それだけ多くの人がこの、「左派は……」云々のパターン化・単純化がなされた記事を、一種「権威」づけられたものとして読んだだろうからだ。



当該の記事:
左派はなぜケルンの集団性的暴行について語らないのか
ブレイディみかこ
2016年1月16日 10時31分配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20160116-00053462/

いや、左派(も含めた「人々」一般)はこの事件について語ってるじゃないですか。ブレイディさんがガーディアンの、つまり英国を代表する「左派」の新聞のコラムを引用している通り。

記事を最後まで読んで、率直に言って、私は「あー」と思った。「ああ」ではない。「あー」だ(それも下降するトーンではなく、平坦な「あー」)。それをはてなブックマークのコメント欄に書いた。

本稿見出しにカギカッコ必要だし、"ケルン集団女性襲撃でも、左派からまず出て来たのは陰謀説。難民受入に反対する右翼がわざと仕組んだ事件だったと" に出典が必要。ケルン事件は英国は報道遅かった。http://is.gd/QLxJTs

http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20160116#bookmark-276487477
※はてブの上限である100字に収めるために助詞を省くなどしているので、文として読みづらい点はご容赦いただきたい。


これは自分のメモのようなものだし、読んだ人がわかるとは思わないので、以下、このブログ記事で
  1. 本稿見出しにカギカッコ必要だし、
  3. "ケルン集団女性襲撃でも…わざと仕組んだ事件だったと" に出典が必要。
  2. ケルン事件は英国は報道遅かった。http://is.gd/QLxJTs
の3点について、ここにふった番号の順番で詳しく見ていくことにしたい。

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2016年01月11日

【言葉もないです。訃報】デイヴィッド・ボウイ

12月に西友に入ったときに、Space Oddityが「店内BGM」にされててですね、「イグニションをチェックせよ」というメイジャー・トムへの呼びかけを聞きながらヨーグルトだのプリンだのが並んだ冷蔵棚の前で「私は何を耳にしているのか」と信じられぬ思いで固まるという、至極高度資本主義的な(?)ことがあって、以来、ずっとSpace Oddityが頭をぐるぐるしているのです。ヨーグルトが違って見え、何もできることはありませんでしたよ、まったくもう。西友で「おされ音楽」扱いの「店内GBM」になってて一番すごかったのはスザンヌ・ヴェガのLukaだけど(おされに聞こえるけど、これは親に虐待されてる子供が「事情は聞かないで」と訴える歌)、Space Oddityはそれに次ぐインパクトですよ。ヴァン・モリソンとかスミスより上。



This is Major Tom to Ground Control
I'm stepping through the door
And I'm floating in a most peculiar way
And the stars look very different today
For here
Am I sitting in a tin can
Far above the world
Planet Earth is blue
And there's nothing I can do


つい数日前に新曲のプロモビデオがリリースされて、「健在振りを示した」とかいうニュースになってたけど、本人は表には出てこようとしないということで、数年前からそうだったけど(2012年のロンドン五輪のときの「ボウイが出るかも」ハイプを覚えてる方も多いでしょう)、ついに姿を見せずにロックスターであり続けるという域か、と感慨深く思っていました。のんきにも。



記事は現行で、どんどん更新されています。

David Bowie dies of cancer aged 69
31 minutes ago
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35278872

各方面からの反応については、liveの形式で。
Reaction to David Bowie's death
http://www.bbc.com/news/live/entertainment-arts-35278886


ガーディアン:


David Bowie dies of cancer at 69
http://www.theguardian.com/music/2016/jan/11/david-bowie-dies-at-the-age-of-69

The singer’s death was confirmed in a Facebook post on his official page: “David Bowie died peacefully today surrounded by his family after a courageous 18-month battle with cancer. While many of you will share in this loss, we ask that you respect the family’s privacy during their time of grief.”

... His latest album, Blackstar, was released last week to coincide with his 69th birthday, and had received widespread critical acclaim.


カナダの宇宙飛行士のクリス・ハッドフィールドさん。ISSにギター持ってって、Space Oddityを本当に宇宙で演奏してビデオを作ったあの方がこんなメッセージをTwitterにアップしてます。

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ジェレミー・コービンのTwitterアカウントが一瞬乗っ取られ、Twitterが「王様の耳はロバの耳」みたいになってた。

もうね。こういうネタは、記者が「どれだけおもしろおかしく書けるか(真顔で)」の腕の見せ所なので、読む側としても、うっかりお茶入れてきたりしちゃいけない。

'Davey Cameron is a pie': Jeremy Corbyn's Twitter account hijacked
Kevin Rawlinson, Sunday 10 January 2016 23.18 GMT
http://www.theguardian.com/politics/2016/jan/10/davey-cameron-is-a-pie-jeremy-corbyns-twitter-account-hijacked

前提として、Pieにはこういう意味がある(スクロールダウンしたりして、「こういう意味」を探してください)。


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2016年01月10日

美しい写真を撮影するプロのテクニックと、酔っ払いカオス

ドイツのケルンが大変なことになっていたときに、英国(イングランド)のマンチェスターでは別の方向性のカオスになっていた件。

カオスな街角を写した1枚の写真が「ルネサンス美術」にたとえられ、ミーム化するまで。
http://matome.naver.jp/odai/2145183351793967201


単に「パシャリと一枚」のように見えても、そこには完璧な黄金比があるわけで、プロの判断力と反射神経すごいと思わせる珠玉の一枚です。

そしてそれにわらわらと食いつく美術クラスタも(ディープ・ラーニング絡みつつ)真顔で何をやってるんだか。

しかし、イングランドでこういう「人々が泥酔している」光景 (binge drinking) が当たり前になったのは、ホガースの時代などは別として、現代ではここ10年かそこらのことですよね。「ドラッグは危険」というキャンペーンに割って入ったアルコール産業が「ほろよいかげんになれる炭酸入りの飲み物 (alcopop)」(日本でいう「缶チューハイ」的なもの)をプッシュしだしたあと。2002年にこんな報道がありますね

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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