kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2018年11月05日

米中間選挙直前、仕事の雑な詐欺師が跋扈し、ネットでは「デマ」がばら撒かれている。

11月6日の米国の中間選挙の投票を前に、ヘイト・クライムが立て続けに発生したのと同時に、ネット上の英語圏は「デタラメ」が横行し、その「デタラメ」を暴くとか潰すとかいったことが次々と行なわれて、かなりにぎやかだった(その時期、日本語圏は「渋谷のハロウィーン」とか「英雄扱い」とか「フェミがぁぁぁ」とか「移民がぁぁぁ」で盛り上がってただけかもしれないが)。

中でも「すごいな……」と唖然としたのがこれ。

MeToo便乗デマ: トランプ支持者がでっち上げた「特別検察官の疑惑」が、あまりにも雑すぎて唖然。
https://matome.naver.jp/odai/2154101196908466101

「元モサド職員が設立した調査会社」を名乗る会社(?)が、ドナルド・トランプのロシアとの関係の真相を明らかにしようとしているロバート・ムラー特別検察官(「ムラー」は日本語圏では「モラー」「マラー」などとも表記される)にセクハラ疑惑が! と言い出し、極右陰謀論者や極右の情報サイト(ヲチャは知ってると思うけど、例の「パンディット」のところね)がそれに乗っかって、ネット上でやんややんやと騒ぎ始めたが、そっこうでその「元モサド職員が設立した調査会社」に実態がないことが暴かれた、という顛末。「笑い話」としてまとめておいた。

「実態がない」ってほんとに実態がない。携帯電話のワン切りやスパムメールで行なわれる「あなたのアダルト番組の使用料金が未納になってますよ」詐欺で使われる「○○省何とかかんとか部」みたいな架空のお役所と同じくらい、実態がない。何しろ、本当にネット上にしか存在しない。サイトで「調査会社の職員」として並んでいる人々の写真は、ネット上から拾い集めたものだ。それも写真の見栄えがよい人を選んでいるのか、モデルとか俳優とかが入っている。Google画像検索ではひっかからなかったらしいが、Yandexを使えば一発でバレる嘘だったようで、間抜けすぎて実話とは思えない。昔よくあった「3バカの珍騒動」の映画みたいだ(身内で「博士」とか呼ばれて「あったまいーな、お前!」と褒められる奴がやってそう)。

「笑い話」ではあるのだが、「アミナ」こと「ダマスカスのゲイ・ガール」や、ブラジルの非実在「イケメン戦場カメラマン」や、議員をひっかけるためにネット上の美女の写真を使って「ネカマ」戦術を用いた記者のことなどを思うと、笑えない。

でもやっぱり、雑すぎて笑える。

そして、CNNなどに対し「フェイクニュース!」と叫んでいる側の連中がこういうことをやっているという事実には、やはり、笑えない。




ところでこの雑なでっちあげの中の人、前から名前を知られていた人物である。

私、トランプ氏の味方です−自称世界で最も若いヘッジファンド運用者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-18/OUV20D6JTSER01
2017年8月18日 13:07 JST

- ジェイコブ・ウォール氏のツイッター投稿をトランプ氏がリツイート
- ウォール氏の会員資格を米先物協会は剥奪、SECも調査

 トランプ米大統領がJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)やブラックロックのラリー・フィンクCEOらの支持を失ったすぐ後に、同大統領は金融業界であまり知られていない人物からのツイッター投稿を歓迎していた。その人物とはジェイコブ・ウォール氏だ。

 カリフォルニア州コロナ出身のウォール氏は自称、世界で最も若いヘッジファンド運用者。19歳の同氏は既に、米証券取引委員会(SEC)の調査対象でもある。……


2017年、19歳でさっそうと米大統領のTLとメディアに登場したこの「少年投資家」は、当時運用していたファンドは絶好調とかいうことを言いながら、投資家へのリターンがショボすぎて、当局に通報されたらしい。

「投資」だの「運用」だのが全部デタラメだったという可能性もあるのだろうが、私もどんどん陰謀論脳になっていくので(実際、英国でのアーロン・バンクスの件など追ってればそうなると思うよ)、「そのファンド、背後は何?」などと思わずにはいられない。

まあ、詐欺師本人はまだ20歳。今回の「"ムラー特別検察官のセクハラ" というでっち上げ」で名前を上げた、ということでまだまだちやほやされるんじゃないかと思う。ごくごく限定的な界隈で。

少なくとも「なんとかパンディット」界隈は、顔を潰された形になるので、もう絶縁するだろうけれど、極右のフリンジなど縁が切れたって痛くも痒くもないよね、野望を抱いている青年にとっては。

それにしても、弱冠20歳で "he's got a shady past" とか書かれるの、半端ないって。

Jacob Wohl, Teen Hedge Funder Turned Pro-Trump Media Star, Was Accused of Cheating Clients
This 20-year-old Trump acolyte bills himself as a finance prodigy, but like his hero, he’s got a shady past.
https://www.thedailybeast.com/jacob-wohl-teen-hedge-funder-turned-pro-trump-media-star-was-accused-of-cheating-clients
Kelly Weill
06.14.18 5:31 AM ET

日本語圏のみなさんは、どうかこの人物の名前は覚えておいて、そして投資詐欺にひっかかるなどということのないようにしてください。この時点でもすでに「ネット上の他人の写真を勝手に使って何かをする」ということをしているので、常習犯でしょう。しかもそのときに「私の写真が勝手に使われている」という人が声を上げているのに、今回、性懲りもなくまた「ネット上の他人の写真」で「元モサドの調査会社」をでっち上げているので、「ばれたのは運が悪かったから」くらいしか考えてないのではないかと。

ちなみに今回の「元モサドの調査会社」の設立では、この「青年投資家」はこんなことをやってる。「調査会社」に必要な資格を持ってもいないし、その過程で、家から放り出されて車に寝泊りしていた女性がその車が盗まれて困っているのを食い物にしている。

Jacob Wohl’s Fake P.I. Firm Ghosted on Ex-Homeless Woman Looking For Her Stolen Truck
https://www.thedailybeast.com/jacob-wohls-fake-pi-firm-ghosted-on-a-destitute-woman-looking-for-her-stolen-truck
Lachlan Markay, Adam Rawnsley
11.02.18 3:45 PM ET




この点、突っ込みを入れられたときの逃げ方がまたゲスい(上記The Daily Beast記事参照)。だが、そんなことは驚くべきことでも何でもないのかもしれない。何しろこれ↓↓を、共和党はかついでいるのだから。




一方でFacebookはこんなふうだ。(あの企業はトンデモで利益を得ているから、トンデモをありがたがり続けることはこれからも変わりないだろう。Googleも同じ。仮に中の人たちは「我々が何をするかに関係なくああいう言説は存在し続ける」とか「彼らに場を与えるのは必要悪だ」と言うにしても)






そしてTwitterではこんなことが報じられている。なお、「これのことか?」という私の発言についてだが、確認は取っていない。







※この記事は

2018年11月05日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 21:15 | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする





【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼