kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2017年06月16日

イスイス団団長もまた、何度でも "死ぬ" だろう(「死亡の可能性」は「死亡確定」ではない)

http://www.yahoo.co.jp/今日は八王子のほうで雹が降ったとかで天気を確認しようとYahoo! Japanを見てみたら、トップページがこのようになっていた(キャプチャ via kwout)。何でも5月28日にラッカらへんで行なわれたロシア軍の空爆で、イスイス団の団長(アブ・バクル・アル=バグダディ)が死んだ可能性がある(可能性が高い)ので調査(最終確認)をしているとロシア国防省が述べたのだそうだ(時事通信)。

最初に見たときから少し時間が経過して、現時点では記事が長く、詳しくなっているが(現時点でのアーカイヴ)、言っていることは最初の短信と基本的に同じだ(細部が付け加えられているが)。

で、それなりに訓練されたウォッチャーである私が最初にこの報道を見たときの反応は、「また死んだんですか」というものだった。この人物について、これまで何度、「○○軍の空爆で死亡(したと思われる)」という "報道" があっただろうか。ハミス・カダフィが "死んだ" 回数にはかなわないと思うが、イスイス団長もけっこう何度も "死んで" いる。その回数は、「9つの命がある」という猫よりもたぶん多い。だから「死亡説」を目にするたびに、最初に「またですか」と反応するのがデフォだ。

しかし、かの人物の「死亡説」が、Yahoo! JAPANのトップページにどーんと出るようなことはこれまでなかったかもしれない。そんな場所にどーんと出ていれば、ヲチャ界隈以外でも大いに話題になるだろう。しかし……。

というわけで、ただ無視するのではなく、BBC Newsのサイトがどう扱っているかを確認し、手っ取り早くTwitterでその界隈のジャーナリストたちがどう見ているかを調べてみることにした。

以下、そのメモである。

まず、BBC Newsの様子。Yahoo! JAPANのトップニュースになっているのを見たあと、日本時間で午後5時ごろのキャプチャだが、スルーはしていないものの、大きな扱いはしていない。イスイス団団長ほどの人物が本当に死亡した(可能性が高い)とあれば、「速報 Breaking」を打つだろうが、そうしていない。

bbcnews16june2017-min.png


トップニュースは西ロンドンのタワー・ブロックの火災(あまりに痛ましいことだ)、二番目扱いの画像つきニュースは北朝鮮、日本(福島原発でのロボット……日本語で見た記憶がないニュース)、先日のサイバー攻撃(ワナクライ)についての続報で、団長をしとめたとロシアが言っている件については画像なしで目立たない扱いだ(キャプチャ画像内、ピンク色の枠で囲ってある箇所)。

その後、BBC Newsのサイトが更新されれば扱いも変わるだろうが、いずれにせよ「速報」は出していない。

要するに「要検証」ということだ。記事自体も、「ロシアはこう言ってます」ということだけで、全文が「要検証」という感じだった。




BBCのチェックはここまでにして、イスイス団を継続的に追っているジャーナリストのTwitterでの発言を見てみることにした。その結果、結論から言えば、「スルーしてよさげですかね」という感じだ。

まず、ロシアが空爆を行なったのはシリアのラッカのあたりだというが、「その地域には随分前から行っていなかったのではないか」。「先月などという時期にラッカにはバクダディはいるわけがということをロシアは知っているのだが」。



そして、「5月28日の空爆で仕留めたというのなら、ロシアはその情報をシリア政府に言っていないということになる。シリアは6月10日の空爆で団長を殺したと言っている」。


6月10日のシリア政府による説は、英語圏でもそれなりにニュースになっていたようだ(私は気づかなかった。英国の総選挙後のあれで、イスイス団どころではなかったのだが)。Twitterをちょっと見るだけで、英国のタブロイドなどの報道がいくつも見つかる。


というわけで、人々は指折り数え始めるわけだ。







というところで、現状、さらなる確定待ち。

個人的には団長がどうのこうのということとは別に「一緒に300人の戦闘員を殺害」と言ってる時点で、はいはい(棒読み)と思うんだけど。(こんだけ戦線がstretchしている局面で&「人間の盾」戦術が取られている中で、戦闘員が300人もひとつところにいるものなのかな。)

※この記事は

2017年06月16日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 20:03 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼