で、観戦に行くサポさんたちはロシアのヴィザを取らなければならなくて、申請費用が£95、つまり約20,000円、たっけー(今回は特別に、試合の観戦チケットに名前があればヴィザ免除という方針もあるらしいのだが、このへん、いろいろと話が錯綜している)。しかもモスクワって、今世界で最もエクスペンシヴな都市で、ホテルやらなにやらもべらぼうに高いらしいし、総額£6000かかるとかいう話もあって、クラブはリッチでもサポさんはそうでもないのにね。
そうでなくてもロシアは対英感情よくない。それどころか、外交関係がかなり紛糾している状態、いわば「冷戦」状態にある。そういう場所で、イングランドのクラブ同士の対戦、なんかびみょーー。
そんなこんなで、最初BBCでは「まあ、大丈夫じゃないっすか」調の記事が出ていたのだけど:
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/7373897.stm
ガーディアンでは遠慮なく「リトビネンコ事件以来のあれこれでどうのこうの」と書いて不安を煽る:
http://www.guardian.co.uk/football/2008/may/01/championsleague.manchesterunited
ガーディアンによると、観客用のホテルの部屋も取れるかどうかわからない状況だそうだが、BBCの別の記事によると:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7378139.stm
サポさんたちは試合が終わったら即チャーターバスで空港に戻り、チャーター機でイングランドに戻る、というプランになっているらしい。
いやぁ、そりゃ酷じゃないかとも思ったけど、これが賢明なのかもしれない。どちらが勝つにせよ、モスクワで勝利の美酒で飲み明かすとか、モスクワでヤケ酒で飲み明かすとか、イングランドのクラブのサポさんにとっては安全とはいえない。正直、今最も凶暴なサッカーのフーリガンはロシアのフーリガンだ。80年代のチェルシー・ヘッドハンターズみたいなのがいろいろといるじゃないか。(そんな場所がなぜ開催地になったのか……UEFAの謎。)
さらにまた、この「空港→スタジアム→空港」案は、現実的なのかどうかという問題があるらしい。何しろものすごい人数になるわけで:
It all sounds wonderful in theory. But to pull off Mr Sorokin's plan will be a huge logistical operation.
It will require a fleet of at least 250 aircraft, nearly a thousand buses, and a great deal of good luck.
飛行機が250機、バスが1000台も必要だなんて、それは実行可能なのだろうか。
結局、現時点で思うに、5月21日の夜のモスクワから、サッカーとは本質的に関係のないニュースが飛び込んでくる可能性は、かなり高いってことだと思う。
まあ、5月21日には大統領も交代していることだし、「新しいロシア」をアピールするためにも、ものすごく整然とした、平穏な「サッカーの国際大会の試合」を実施することにロシアが全力で取り組むかもしれないけれども。
これを考えると、今年はうちが決勝にいかなくてよかったのかも。そういう問題じゃないけど、リトビネンコ事件のときにルゴボイ、コフトゥン両氏が訪英した口実が、うち対スパルタク・モスクワの試合@CLだったのは事実。
……むなしいだけ。orz もういいんです、過ぎたことは。
(現時点で、個人的にはCL決勝には興味がほとんどないのだけど、決勝が近くなれば少しは興味が出てくると思う。しかしマンU、強いなあ。スコールズもすごいなあ。)























