kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年04月07日

ヒースロー空港ターミナル5では(以下同文)

個人的にはもういいよと思ってるんですけど、週末にもまたChaos UKになっていることが報じられたので。

Fresh baggage woes at Terminal 5
Page last updated at 13:19 GMT, Saturday, 5 April 2008 14:19 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7331954.stm

New chaos hits Terminal 5
Caroline Davies and Ben Quinn
The Observer, Sunday April 6 2008
http://www.guardian.co.uk/business/2008/apr/06/britishairwaysbusiness.heathrow

つまり、新規オープン直後の「初期的な不具合」で、20000個以上の荷物が持ち主とはぐれてしまったとか、欠航が約300便になったとかいう局面がようやく終わって、さてリスタート、ということになったはよいのだが、そこでまた「不具合」。

これでは、少なくとも近距離便では、「ヒースローはなるべく利用したくない」という人を増やす一方ではなかろうか。何もなくても空港利用税がバカ高い空港なのに。

「新たな不具合」とは、具体的には、例によって「預け荷物受付のコンピュータ・システムの不具合」。責任はBAではなくBAA(空港の運営会社)にある。

※BBCは、東証でシステムの不具合があったときに「困ったもんですね、あの技術大国でまさかの事態ですね」といった調子で(そういう調子だと思えたのは、被害妄想かもしれんが)報じていたけれども、少なくとも東証での不具合はここまでひどくなかったと思う。

前の不具合で、持ち主とはぐれた荷物28000個のうち9000個が依然として持ち主のもとに戻されていないという状況下、ターミナル5は土曜日からシステムを戻し、あれやこれや仕切りなおして平常に、という予定だった。しかしその土曜日にまた荷物チェックインのシステムが不具合、BAの24便が欠航となった。

あれやこれやでBAのコストは£16m。

オブザーヴァー記事から:
BA said that the terminal had run very well on Friday and that there was no fall-off in bookings. It said yesterday's failure had been in the 'baggage reconciliation system' which ensured bags were not loaded on to the aircraft when the passenger was not travelling. 'We are now having to manually reconcile bags for each flight, which takes considerably more time than using the automated system.'

こういうコンテクストで、reconciliationとかreconcileとかいった語を見ると、ついついお茶をふいてしまいます。

Americans Jan and Philip Sorensen had already checked in for their 12.15pm Berlin flight when BA told them it was cancelled and they should go to an information booth. 'We were told to follow someone and were left with the impression we were being looked after. But then we were brought out into the arrivals area and deserted. No one was around to tell us what to do,' said Mrs Sorensen. Eventually they were transferred to a 6pm flight.

ああ、なんてありがちな……。アメリカ人の乗客2人が、チェックイン後に欠航を知らされ、案内デスクへどうぞと言われ、じゃあ代替便の手配があるのだろうと係員についていったら、到着ロビーに連れて行かれて放置。どうしたらいいのか、誰も言ってくれない。最終的に、約6時間後のフライトで目的地に。

昔、ソ連がロシアになった直後、アエロフロートを利用して英国にいったときに、モスクワ空港で乗り継ぎの遅れがあって、しばらく(数時間)「放置された」(そのへんで待たされた)ことがあったんですが、そのときもここまで本格的な放置はされなかったし、どうすればいいのかの指示(「そこの椅子で待っているように」として掲示板の真正面の席に乗り継ぎ客一同を案内)はありました。つまり、「懸命に働いても給料がアップするわけではないからろくに仕事しない」というステレオタイプで語られていることもあったソ連のほうが、自由競争な英国より、まとも……ってのはアネクドート(皮肉のための小話)っぽく読んでください。

なお、オブザーヴァー記事の末尾には、「一方で」の形式で、もうひとつ(ふたつ?)別のカオスについて書かれています。
Passengers on some of the country's busiest railway routes also suffered . A signalling problem at London's Waterloo station led to delays and cancellations of South West Trains' services, while trains between London and Portsmouth were badly disrupted after a freight train broke down near Haslemere in Surrey on Friday.

つまり、鉄道のウォータールー駅で信号機の不具合があり、ネットワーク・サウスウェストの列車が遅延&運休。それとは別に、ロンドン・ポーツマス間の列車は、金曜日にサリー州で貨物列車の事故か何かがあってダイヤにものすごい乱れ。

で、実は金曜日に、「ロンドン地下鉄で乗客が数時間にわたって閉じ込められました」っていうニュース記事がBBCに出ていたのだけど:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/london/7329719.stm

原因は停電で、物騒な話とは関係ありません。で、閉じ込められた人の数が「数千人」規模(5000人だそうですが)だからBBCの記事になったのかもしれないし、ヒースローのあれとかネットワーク・サウスウェストのこれとかと重なっていたからBBCの記事になったのかもしれないし、その両方かもしれない。でもいずれにせよ、数百人が閉じ込められたくらいでは、いちいちBBCの記事になりゃしない。その意味で「珍ニュース」だと思いました。


※この記事は

2008年04月07日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
前のポストでのコメントのレスも遅れててすみません。とりあえず、ニュースのアップデート。といっても「予想通り」なので、さほどのニュースバリューはないかも・・・BAの長距離便のT5への移行が延期になるそうです。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/7342263.stm

いつまで延期されるのかは「6月」というだけで、細かい日付は未定。というわけで、日本からBA便を利用する場合は、当面は、T5のこのカオスとは直接は関係なし。ただしヒースロー乗り継ぎでBAの英国内便(エディンバラ、マンチェスター、ベルファストなど)や近距離便(欧州便、ダブリンも入る)を使う場合は関係ありかもしれません。
Posted by nofrills at 2008年04月12日 11:33
この「ターミナル5のカオス」が報じられたのは、エイプリルフールの時期だったのですが、
http://nofrills.seesaa.net/article/91976215.html

3ヶ月以上を経過した7月になっても、「ターミナル5では1日に90個のバッグが紛失、乗り換え便利用者12人に1人の割合」だそうです。
http://www.guardian.co.uk/business/2008/jul/10/britishairwaysbusiness.heathrow

でもヒースロー空港のサイトでは:
http://www.terminal5.ba.com/jp/splash.aspx
[quote]
弊社では現在ターミナル5が順調に機能していることを確認しており、予定より遅れていた長距離便発着ターミナルのターミナル4からターミナル5への移行を進めています。ターミナルの不具合によってお客様にご迷惑をおかけしないように、移行は段階的に行われます。

第一段階は6月5日に実施され、全体の4分の1に当たる路線が無事に移行しました。移行を完了したのはアブジャ、バンガロー、北京、カイロ、ケープタウン、ラゴス、ニューヨークJFKとフェニックスの8路線です。さらに、第二段階では9月17日に29の長距離路線がターミナル5へ移行します。
[/quote]

ちなみに、東京便は既にT5です。
http://www.britishairways.com/travel/terminalmoves/public/en_gb

あと、ターミナル5オープン直後の写真レポート:
http://anasuperflyers.choco-moco.net/News/UhaUha/200803290940.shtml
Posted by nofrills at 2008年07月11日 16:11

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼