kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年11月17日

スパイマスターの個人サイト

↑見出しは「女王陛下の007」に倣ってみました。

「英国の諜報機関」といえば、007シリーズに出てくるMI6ことSISがダントツで有名だが、そのMI6をはじめ、MI5, GCHQ (Government Communications Headquarters), DIS (the Defence Intelligence Staff) の総監督みたいな立場にあるのが、the Joint Intelligence Committee (JIC) という機関である。

そのJICのトップがこのたび交代するのだが、新たにトップになった人が個人サイトをやってて、住所とか電話番号とか家族の名前とか「私の写真」とかをいろいろ掲載していたからさあ大変。しかも「1972年に初めて見て以来、ずっとファン」だというバンドはグレイトフルデッド……つまり今度のスパイマスターはガチのDeadhead。って、どんなスパイマスターだよ。

New intelligence chief reveals all on website
By Robert Winnett, Deputy Political Editor
Last Updated: 2:37am GMT 16/11/2007
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/11/16/nbreach116.xml

Establishment meets counter-culture as 'Deadhead' Alex Allan is made chief of intelligence
Michael Evans, Defence Editor
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/politics/article2879772.ece

Windsurfing Deadhead becomes chairman of the joint intelligence committee
Louise Radnofsky and agencies
Thursday November 15, 2007
http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,,2211665,00.html

……英メディア、どこもかしこもノリノリである。特にガーディアンのノリノリっぷりが微笑ましい。

JICのトップに任命されたAlex Allenさんは56歳。ハーロウ校からケンブリッジ大クレア・コレッジに進み数学を修め、ロンドンのユニヴァーシティ・コレッジで統計学を修めたMSc。以前はジョン・メイジャー元首相のprincipal private secretaryをしており、ブレア政権では最初の3ヶ月は同職にあったが、その後はオーストラリア高等弁務官をしていた。その後、司法省(Ministry of Justice)でpermanent secretaryの職にあり、この11月にJICのトップに任命された。

一方で、彼は個人の趣味としてグレイトフル・デッドの歌詞などを紹介するサイトを運営しており、そこに自分のCVとか、仕事についての雑記とか、「1969年の私の写真」(初期のピンク・フロイドって感じ)とか、「1999年の私の写真」とか、いろいろアップしていた。

極めつけが、1980年代初め、つまりサッチャー政権に対する労働者の闘争が激しかったころに、ロンドンの交通機関がストで麻痺したときに、ボウラーハットにピンストライプに革の書類カバン(<いわゆる「イメージとしての英国人」の格好)で、テムズ川をウィンドサーフィンで通勤している写真。テレグラフの記事に載っているから是非ごらんになっていただきたいのだが、ほんとにデッドヘッドだということがよくわかる。というか、デッドヘッドであるか否かは問題ではないのだが、どうしてもあのマークに気をとられて、これのどこが「おかしい」のかの判断基準が狂ってしまう。

っていうかこの人の職場はひょっとして「バカ歩き省」だったんですか。







というわけで、問題の個人サイト、まだまだ全然生きています。
http://www3.clearlight.com/~acsa/journal3.htm

私もoddly enoughには相当免疫あるぞ、ちょっとやそっとのことでは椅子から落ちんぞ、と自負していたのだけど、これには「参りました」と言うしかないです。しかも、個々の要素がいかにも「英国」で、それにもかかわらず「エキセントリック」(変人)なわけでもない。

は、は、は。。。



グレイトフル・デッドはライヴの音源を、archive.orgで提供しています。もちろん無料、登録も不要。ストリーミングだけのものもあるし、DLもできるものもあります。
http://www.archive.org/details/GratefulDead
タグ: 英国 MI5 MI6 音楽

※この記事は

2007年11月17日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:50 | Comment(4) | TrackBack(1) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>っていうかこの人の職場はひょっとして「バカ歩き省」だったんですか.

 あなたを機密漏洩罪で逮捕します(笑


ps.
 昨日付けの更新で,貴氏のブログを要約引用させていただきました.
http://mltr.free100.tv/faq06e.html#10226
 当方によるへっぽこ考察もつけましたので,
「んだと!? ゴルァ!」
と思ったときはFAQ BBSまで,遠慮なくどうぞ.
Posted by 消印所沢 at 2007年11月19日 00:30
> あなたを機密漏洩罪で逮捕します(笑
え。。。ひょっとして「バカ歩き省」が存在するということは国家・・・うわ、何をする、やめろ 「ガッシ! ボカッ!」ゆるふわカール(笑)

※あたしより先にジョン・クリーズを逮捕してください。
http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Ministry_of_Silly_Walks.jpg

> 昨日付けの更新で,貴氏のブログを要約引用させていただきました.
> http://mltr.free100.tv/faq06e.html#10226

どうもです。
このエントリの1つ前のエントリに貼り付けたフランスのメディアの取材:
http://nofrills.seesaa.net/article/66976221.html
これを見ると、今のタリバンは「昔の我々とは違う」ということをアピールしているみたいなんですよね。記者が女性でフランス人なのですが、タリバンが支援している学校に連れて行って、いろいろと見せています。

このフランスのメディアのビデオ、青空の下で物騒なものを自慢する大会みたいになってる部分には実際辟易としたのですが、かなり内容のあるものだったので、ちゃんと紹介したいと思ってはいます。
Posted by nofrills at 2007年11月19日 07:15
>あたしより先にジョン・クリーズを逮捕してください。

 すでに監視下に置かれました.
http://mltr.free100.tv/faq12c.html#02264
の一番下参照.

>ちゃんと紹介したいと思ってはいます。

 是非お願いします.
Posted by 消印所沢 at 2007年11月19日 20:55
> すでに監視下に置かれました.
膝曲げすぎだし、股関節柔らかすぎだし、英国式恐るべしです。ははは。「適材適所」という四字熟語が頭をぐるぐるします。

タリバンのレポートは少しお時間ください。前の記事に書き足します。(書き足したら掲示板でご連絡します。忘れてなかったら。。。)
Posted by nofrills at 2007年11月20日 01:05

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tnfuk [today's news from uk ]
Excerpt: http://nofrills.seesaa.net/article/67187
Weblog: Clear Aether
Tracked: 2007-11-19 22:18





【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼