kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年11月07日

教材としての英語、Yappr.com

Yappr.comというサイトを知った。
http://www.yappr.com/

これはすごいと思ったのだが、何がどうすごいのかは私が説明するより現物を見ていただいたほうがよいだろう。というわけで、とりあえず、カザフスタン国営テレビのジャーナリスト、ボラットさんと、アメリカのデイヴィッド・レターマンさんとの対談をどうぞ。(←これを大真面目に取り上げるところがかなり好きだ。)

※ボラットさんについて知らない方は、ウィキペディアあたりを読んでからどうぞ。彼のことは、絶対に真に受けてはいけません。(ボラットさんの中の人は、Ali Gの中の人と同一人物です。)


Yappr.comについては、「WEBベンチャー・リンク」さんの10月25日記事:
http://ww1.web-vl.com/e93.html
開発者のパトリック・ニーさんは米国在住で、日本に留学していたことがある。自分自身が成長してから「外国語」を学んだ経験があり、その経験に基づいて考案された学習ツールがYappr.comだ、とのこと。

Yapprで気に入ったコンテンツを選んでクリックすると、自然な英語が聞けるだけでなく、英語の原文を確認することもできるし、日本語で意味を確かめることもできる。……

……Yapprでは、さらに、英語の原文はわかっても、早すぎて「そういっているようには聞こえない」というときに、発音を確認する機能をつけた。スローのボタンをクリックすると、ボイスアクターが同じ英文をゆっくり読んでくれるので、発音をきちんと確認できるのだ。これは語学学習者にとっての潜在的なニーズだが、これまでここまでの機能を加えた語学学習ツールはなかった。

「外国語を勉強していたとき、相手が早く話すので聞き取れなくて、もう1度いってくださいと頼むと、相手は簡単な言い回しに直してゆっくり話してくれる。でも、私は最初に聞き取れなかった文を、ゆっくりともう1度聞きたかったんです」。いまではかなり流暢に日本語とイタリア語を話すニーさんは、かつての学習経験をYapprにも反映したというわけだ。コンテンツの翻訳よりも、ボイスアクターにいちばんお金がかかっているそうだ。

ボイスアクターの英語は米標準発音(だと思う。教材で一般的な発音)。例えばこの経済ニュースではキャスターが早口で、ちょっと癖のある発音のように聞こえるが、ボイスアクターの英語を一度聞いてからキャスターのを聞くと、「うはー、早口だ!」という拒否反応みたいなのがかなり薄れる。

あと、バラク・オバマのインタビューでは、そのインタビューで語られている出来事を知らないからよくわかんないところがあるのだが(日本では報道されていない細かい話――たとえるなら、今回の「小沢辞任騒動」で幹事長や代表代行がいつどこで小沢氏と会って慰留したとかいう、そのときには重要だが時間が経てば忘れられてしまう細部についての話、という感じか)、単に「英語の教材」として優れていると思う。言いよどむところとか、言い直すところとかも鮮明で。映像の画面の右側にある「英語」と「日本語」の窓の下にある「翻訳ノート」は、数は少ないが、「healthcareとhealth careの違い」など、TESL教材としてけっこうおもしろいものを取り上げていると思う。

サイトでは「ユーザー登録」もできるが(ユーザーネームとメアドだけ)、登録しなくても利用はできる。



■追記:
パトリックさんが、ブログでこの記事を紹介してくださいました。
http://patrick.blogs.yappr.com/2007/11/today-i-found-new-blog-article-written.html

※この記事は

2007年11月07日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 22:28 | Comment(3) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Yappr.comを話しましてありがどうございます。ボラットの動画をリリースしようかなと心配しましたが、変な英語のに今年の夏よく話しましたのでアメリカの文化を分かるようにこのような動画が必要と思います。テキストの英語だけ話すと困っちゃうでしょう。

2008年の大統領選挙が近くなれば、アメリカ人の視点をわかるように候補者の演説をリリースするつもりです。面白いと思いますか。
Posted by Patrick at 2007年11月09日 05:33
Patrickさん、
コメントをありがとうございます。

ボラットさんの英語は、「ボラットさんのあの英語で大丈夫なのだから、自分も大丈夫」と思わせてくれます。(実際にはサーシャ・バロン・コーエンはロンドンの人なのですが、本当に、よく思いつきますよね。)

> 2008年の大統領選挙が近くなれば、アメリカ人の視点をわかるように候補者の演説をリリースするつもりです。面白いと思いますか。

はい、基本的にはおもしろいと思います。今度はGWBは出馬しませんし。(^^;) (私は「USのPresident Englishこそが『英語』のお手本だ」という立場ではないのですが、それでもGWBの英語はPresident Englishとして例外的にひどいと思います。)

ただ政治家の演説を「教材」として使うときの問題は、その候補者が話していることの内容によっては、「興味が持てない」とか、「難しくてわからない」といったことになりかねない、ということです。

その理由は、「アメリカの国内問題」は、よほどのことでない限りは、日本では特に報道されないということ(アメリカでも、日本の国内問題についてはあまり報道されないでしょうが、それと同じです)、したがって、「アメリカ」に深い興味がある人などは別として、一般にはcontextがあまり知られていないということです。また、そこまで深くcontextを知ったところで、私たち外国人には「アメリカの選挙」について何もできませんから、contextを知ろうという動機付けの段階からハードルが高いです。

したがって、政治家の演説では、「内容」に注目するというよりも、多くの聴衆の心を引きつけるために使われるフレーズ(演説での決まり文句のようなもの)に注目する、などして構築すれば、教材としておもしろく、有益なものになると思います。

そのようなフレーズに注目することで、「アメリカの一般の人たちが何を重要と考えているのか」も見えてくると思いますが(候補者がしっかり聞かせたいこと、イコール、人々が重要と考えていること、ですので)、それはbonusということになるかもしれませんね。
Posted by nofrills at 2007年11月10日 20:53
yappr.comさんからのお知らせです。12日(今日)の日本時間夜8時から、パトリックさんが、英語と日本語で、yappr.comについてチャットをするとのこと。

詳細は、jp.yappr.comのトップページにお知らせが出ていますのでそれをご参照のほど。
http://jp.yappr.com/
Posted by nofrills at 2008年03月12日 14:19

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼