kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年10月04日

アーセナル大株主、水面下で熾烈な情報戦か、それともただのタワケか。

no-usuma-small「今日できないことも、明日にはできるかもしれない」――いい言葉ですね。私も今日知らなかった単語を覚えて明日には使えるようになっている、ということが今でもあります。実に、末尾に「みつを」と書き添えたくなるような言葉ですね。

検索したらはてなセリフにジェネレーターがありました。どう見てもふつうに「いい言葉」ですね。はい、どうぞ、癒されてください。
今日できない ことだって... - みつを - はてなセリフ

というわけで、
Russian billionaire Alisher Usmanov has revealed for the first time that he has long-term ambitions to buy Arsenal.

Usmanov recently raised his stake in Arsenal to 23% but indicated that he had no plans for a takeover.

The 54-year-old has now changed his tune but added that nothing would happen in the immediate future.

"We don't have the capacity today, but this is business and life is changing," he said. "Something that you can't do today, maybe you can do tomorrow."

つまり:
I want to buy Arsenal - Usmanov
Last Updated: Tuesday, 2 October 2007, 18:25 GMT 19:25 UK
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/a/arsenal/7024319.stm

きーっ。

要するに、先日のKeith Edelmanのラジオでの発言を受けたもので、まあそのときに、Arseblog.comさんで「デイヴィッド・デインが何か動いてるらしい。ボードでのガナ株譲渡禁止の取り決めには法的拘束力があるのかどうかを調べているとデイリー・メイルに出ていた」ということが報告されていたから、ここまでは想定の範囲内です。軽く。でも「きーっ」となるけど。

ただ、BBCの記事で、BBC sports editor Mihir Boseのコメントとして紹介されている部分を見ると、ウスマノフ(以下「ウス」)はどうやら情報戦をしかけてきているようなので(言うことをころころ変えている)あんまり相手にしない方がいいと思うのですが。ボードのメンバーがウスに株を売ったら、ウスに札束で頬を引っぱたかれたんだな、というふうに解釈してやる、きーっ、という程度で。

んー、でも気になるわけですよ、譲渡禁止の取り決めがあるのはボードの人たち(BBC記事によると、Danny Fiszman, Peter Hill-Wood, Lady Nina Bracewell-Smith, Richard Carrの面々)であって、デインが辞める前にアプローチしていたアメリカの大富豪ことスタン・クロンケ(クロンキー)さんは?と。

BBCにはクロンケさんの名前はないのですが、それゆえにますます不審。

だって、ヒル=ウッドら現ボードは、「ボードはデインと組んでいるあなたの買収話には乗りません」ということを明確に打ち出しているのであって、ならば現ボードにアプローチするよりは、それとは別なところで12パーセントだったか14パーセントだったか、とにかく大量の株式を持っているアメリカ人にアプローチするほうが楽じゃん?

というときにはArseblog.comさん。
http://arseblog.com/WP/2007/10/04/kroenkes-shares-vital-news-round-up/

おお。クロンケさん、ロンドン訪問でアーセナルのボードと初の面会。この記事←を見る限りは、このアメリカン大富豪の主な目的は、放映権料について話をすることだったらしい(彼はITVから株を取得している)。

一方でウスも黙って指をくわえて見ているわけもなく、ガーディアンにはKroenke has been priced out of Arsenal, says Usmanovという記事@4日が(Arseblog.comさん経由)。ウスは、自分たちが関わってから株値が上がっているし、クロンケさんがクラブを買収することはもうありえないだろう、と述べている、という記事だが、きーっ、何こいつ、なんでこんなにえらそうなの?
"Kroenke is the best shareholder in the football club," said the Russian. When asked whether he would seek to hold talks with Kroenke he said: "If someone wants to have a relation with me then fine." However, it is unlikely that will come to pass.
そりゃもうロシア語からの翻訳でしょうし、lost in translationしている部分もあると考えるべきだけれども、えらそう。一人称は「朕」ですか、って感じ。

それはさておき、Arseblog.comさんではこういう話が紹介されている。
From what I'm told by a very good source is that Kroenke has no intention of selling his shareholding and sees his investment in Arsenal as long-term. He does have minority shareholdings in other sports. As well as that, as somebody with a sporting background and who recognises the fans unease at Usmanov's large, sweaty presence then I suspect he would be reluctant to sell to the Russian.

【大意】
自分が情報通から聞いたところによると、クロンケは株式を売るつもりはなく、アーセナルへの投資は長期的なものであると考えている。実際、この人は他のスポーツにもちょこちょこと株を持っている。さらに、スポーツのバックグラウンドがある人だし、ウスマノフが関わっていることでファンがうげーと思っていることをわかっている人だから、この人があのロシア人に株式を売るということはないんじゃないのかなと思う。

Arseblog.comさんでは基調がウスへのdisなのでそこらへんはニヤニヤさせていただいて読み飛ばすとして、株屋新聞ことFTの記事@4日、Arsenal strikes back at Usmanov demandsを見よう。
Arsenal hit back on Wednesday at Alisher Usmanov ... saying his demands for an independent board and dividend payments were unacceptable.

Football club officials were understood to be dismayed at Mr Usmanov(s decision to hold a press briefing in Moscow on Tuesday about his 23 per cent stake in Arsenal, and at his tone.

Mr Usmanov, who owns Metalloinvest and is worth £5bn, paid £120m for his Arsenal stake together with Farhad Moshiri, his business partner, through Red & White Holdings, their investment vehicle.

His briefing was an attempt to prove he was not hostile to the board and not about to launch an aggressive bid. But the strategy appears to have backfired.

Mr Moshiri held a meeting with board members last week, which the club described as constructive. However, club insiders say the board believes progress at that meeting has been undermined by Mr Usmanov's briefing.

うひゃひゃひゃ。RAWHLの片割れであるモシリ氏がボードと会ったときにはamicableな感じだったのに、ウスがブリーフィングを行なったことで台無し、だそうです。つまり、モシリ氏は「長期的投資ですよ、買収なんて考えていませんから」と言っていたのに、同じRAWHLのウスが「買収したい」と言い出したから、これはもう、ただのどたわけというか、RAWHLは完全に信用というものを失ってしまったことになります。たとえその「信用」が、株式市場とはかかわりのない一般のファンの間でのものであっても、元々ファンの間にはそんなものは存在していなかったとしても。(まあ、これらの動きは「情報戦」と見るのがいいと思うんですけどね。標的はファンではなく株主なのだから。)

しかもそのブリーフィングがなぜかモスクワで行なわれていたら、吹き上がりもするでしょうよ、少なくともファンとしては。リトビネンコ事件のときにエミレーツ・スタジアムが思わぬ形で巻き込まれたこともあったし。日本ではそれがさらに尾ひれはひれで大変な話になっていたけれども。(^^;)

FTから最後のところ:
Arsenal insiders said that, in Chips Keswick and Lord Harris, the football club already had independent directors who were non-shareholders.

The Arsenal Supporters Club, which represents minority shareholders and has been in contact with Stan Kroenke - the US sports franchise billionaire who owns 12.2 per cent of the club - was more forthright, saying it supported the club's no-dividend policy.

"We fully support the current board's decision to forgo dividends, allowing all surplus monies to be re-invested into the club," the supporters club said.

"We call upon Red & White to clarify their position. So far Usmanov has paid a lot of money to purchase 23 per cent of Arsenal but he has not put anything into the club itself. It would be appalling if he were to now seek to extract monies."




トラバ送信します:
「ステアウア・ブカレスト戦 マッチリポート」@Arsenal Eat Worldさん、10月4日
http://arsenal.blog8.fc2.com/blog-entry-721.html
※充実したマッチ・レポートと監督のコメントなどで構成されたエントリ末尾に少し・・・「ここは俺に任せて先にゆけ」という主旨で(?)トラバします。
タグ:usmanov affair

※この記事は

2007年10月04日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>「ここは俺に任せて先にゆけ」

ええ、もうこの手の話は僕の手には負えません。僕はスポーツ面に徹するので、経営や政治についての話はお任せします。かつてのヴェンゲルとディーンのように(笑)

しかしディーンのアホは火種どころか、核兵器を持ち込んでくれましたね。こうなってしまうと、クローンキーさんにはむしろもっと株を買っておいてもらった方がよかったのかも。もちろん今後彼がどう動くかはわかりませんが、臼がフィッツマンやブレイスウェル-スミスを金で釣れなかった場合、クローンキーさんを味方につけた方が最終的に勝ちになるんでしょうね。動きが停滞すれば株価上昇も止まるでしょうし、長期戦になれば臼もいつかは諦めるかなと・・・いやもう政府なりFAなりが追い出してくれるのが一番楽なんですけどね。
Posted by at 2007年10月05日 03:32
>陸さん
はははっ。あたしゃDavid Deinですか。もちろん「かつての」つきで。(今のはイヤすぎ。)

> しかしディーンのアホは火種どころか、核兵器を持ち込んでくれましたね。

そこまで行くなら、いっそ常温核融合とかそういうレベルだと思います、個人的には。臼では何がどう動くか予測不能。「アメリカ人大富豪、粘れ」モードです。ただクラブとしてはこれでかなり放映権料が目減りしてしまうかもしれないけど、そのためのヴェンゲル、そのための若手。

っていうかFAが臼に対する調査に乗り出してくれるのが一番よいのですが。

しかし「臼」と表記するとほんとにそういうふうに見えてきますね。さっきうとうとしていたときに、「よし、フレンチ・コネクションでジダンだ」との判断が出てヘッドバットで挑むんだけど、ぼよ〜んとはじき返されるという悲惨な夢を見ました。みなスーツにネクタイ姿で、なぜかそれをテレビ観戦している私。
Posted by nofrills at 2007年10月05日 08:23

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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