kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年09月11日

「テロリスト」たちの画像。

こんな物騒なものを身につけていさえしなければ、映画『バベル』で大騒動を引き起こすことになった子のお兄ちゃんみたいな子だろうか。8日のアルジェリア、Dellysでの自爆の実行犯の15歳の子の写真が、それ系のサイトに掲示された(アルジェリアではその前日にも自爆があり、2つの事件で約50人が死亡した)。がっつり武装して、ハニカミ王子みたいなスマイルを浮かべている。



ただ無造作に写真を貼ったのではなくデザイン処理されていて、私にはビジュアル的なメッセージですら正確に読み取れるかどうかわからないのだが(言葉は読めないし、色使いのルールも知らない)、これは単に「死者を悼む」目的ではないだろう。

8日には、「オサマ・ビンラディンの3年ぶりのビデオ」も公開されていて:


このビデオについてはいろいろと指摘があったことも事実だが、それは後回しにして、今日11日には、このビデオから切り出されたと思われる静止画像をつけた別の「ビンラディンのビデオ」の公開が報じられている。



As-Sahabというロゴのついたこのビデオは、そのとおり、アルカイダのメディア局みたいなところが制作したビデオであろう。BBC Newsのサイトでは特に注目していないようで、このビデオについての個別の記事は見当たらない(ざっと見ただけだが)。ただ、「911から6年」という記事で言及はされている。

ちょうど6年前の今頃、午後10時すぎ、家に戻ってテレビをつけて、そして私は愕然としたのだった。「テロだ……」と思いつつ、しばらくは一体何がどうなっているのかもわからず、「っていうか『せかいぼうえきせんたーびる』って」と慌ててパソコンの電源を入れて、NYCで働く知人のサイトにアクセスしたり、あのエリアで仕事をすることもあるという知人にメールをしたり、BBCやガーディアンのサイトを定期的にリロードしたり、あれこれ書きなぐったり、そんなことをして夜を明かした記憶がある。

今日報道された「ビンラディンのビデオ」は、あのときにアメリカン航空11便をハイジャックしたWaleed al-Shehriを讃えるもので、BBCの説明によると、ビデオの後半で画面の左側でしゃべる姿が出てくる若い男性が、この「ハイジャック犯、テロリスト」だそうだ。何も知らずにこの人の写真を見せられたら、私は「若くて、あごに濃い髭を生やし、端正な顔立ちをした、アラブ系かインド系の男性で、たぶん20代前半」と描写するだろう。BBC記事によれば、アルカイダがハイジャック犯の映像を公開するのは
これで6度目になるそうだ。

ビデオの最初のところで、Shaban 1428と出る。これは「イスラム暦1428年8月」の意味で、サウジアラビアのイスラム暦の1428年は西暦の2007年だ

しばらく字幕が流れているのはクルアーンの一節だろう。その部分の結びに、3:169-171 という数字が出るのは、「第3章、169節から171節」のことだ。
http://www.usc.edu/dept/MSA/quran/003.qmt.html#003.169

以下、このビデオにあるビンラディンの宗教的言辞を、彼の主張を広めるためではなく、ただ資料として参照可能な形にしておくために、字幕をタイプして掲示しておく(BBC記事に内容解説がないため)。日本語化はしない。
# FOR REFERENCE PURPOSES ONLY

Verily, all praise is due to Allah. We praise Him and seek His aid and forgiveness, and we seek refuge in Allah from the eveil in ourselves and from our bad deeds.

He whom Allah guides cannot be led astray, and he who is led astray cannot be guided.

I bear witness that there is no God other than Allah alone, without partners, and I bear witness that Muhammad is His slave and Messenger.

As for what comes after: This talk of mine consists of some reflections on the will of a young man who personally penetrated the most extreme degrees of danger and is a rarity among men: one of the 19 champions (may Allah have mercy on them all).

A a preface, I say: despite the Revelation having stopped and the best of generations having passed on centuries ago, mankind continues to witness and experience unique and magnificent examples which remind it of that singular generation, the generation of the Companions (with whom Allah was pleased).

And Abu Musab al-Shehri, the author of this will, was a living example of these examples. He would think about and have concern for something other than himself: he would think about how to help his religion and please his Lord and would strive to defend his Ummah and guide it to the straight path for it to be happy in the two Homes.

# FOR REFERENCE PURPOSES ONLY


さて、8日に出された「ビンラディンのビデオ」についてのBBCの記事は下記:

Trimmed Bin Laden in media-savvy war
By Frank Gardner
Security correspondent, BBC News
Last Updated: Saturday, 8 September 2007, 13:42 GMT 14:42 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/6985086.stm

おそらく英語圏ではここでBBCが報じている事実や、BBCのこの報道自体をめぐって、何だかんだと言葉が交わされていることだろう。特にいわゆる「911の真相」な方面では大騒ぎといっていい状態になっているかもしれない。私はその方面にはまず接さないから確たることはわからないが、そう推測している。

というのは、このビンラディン、「明らかに変」だからだ。前回のビデオ、アフガンかパキスタンの山岳地帯で撮影されたと思われるビデオでは、髭がほとんど全部白くなり、髭のボリュームも減って、いかにも「あれから時がたって彼も年を取った」とか「体調が悪い」といったふうだったのだが、今回の髭は黒々していてフサフサなのだ。

ただこれは、BBCでは、「染めたのだろう」という説も紹介しつつ、「現在はパキスタンの山岳地帯に潜伏していると思われるが、地元の人々が庇護を与えているとはいえ、いくらなんでもあのまんまの風貌でいることはできないから、髭はきれいさっぱり剃り落としてしまっていて、このビデオでは付け髭なのではないか」という説も紹介している。

まあこんなことはどうでもいい。私はBBC記事の書きっぷりには興味があるが、書かれている内容にはほとんど興味はない。

そろそろ、ブッシュ大統領の "You are with us, or you are with the terrorists" という「アメリカかビンラディンか、さあ、あなたはどっち」演説から6年だ。

そろそろ捕まえてくれんか。

それと、「テロリスト terrorist」の姿をどんなに見てみたところで、「テロ terrorism」という抽象名詞は、目に見えないね。でも、「言葉」の中には見える気がしなくもない。

※この記事は

2007年09月11日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼