kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年08月04日

SNSにBNPで広告引き上げ

FacebookというSNSのサイトに、BNPおよびBNP関係者がユーザーとして登録しているらしい。んで、Facebookに広告を出している企業が、自動的に「BNPのページ」に広告を表示する形になってしまい、それじゃ困るってんで広告を引き上げたとのこと。

Firms withdraw BNP Facebook ads
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/6929161.stm

Firms pull Facebook ads after link with BNP material
http://politics.guardian.co.uk/farright/story/0,,2140763,00.html

私はFacebookには登録していないし、ここはmixiと同じでログインしないとユーザーページは見られないみたいだから確認はしていないけど、報道では、Facebookの広告は、よくある形の、複数の企業のバナーなどがかわりばんこに表示されるものとのこと。つまり、広告主は自分の広告がどのようなユーザーのページに表示されるか関与できない。(ただ、GoogleのAdSenseみたいに、何らかの関連性は持たせられるのかもしれない。文中に「パリ」とあれば「フランス旅行」の広告が入る、など。)BBCではこの点についての専門家のコメントも紹介している。

BBC記事によると、広告を引き上げたのは、HSBCグループの一員であるFirst Direct(ネット銀行), 携帯電話のVodafone, 「NTL:Telewest」と言ったほうが通りがよさそうなVirgin Media(2006年に合併), 日本で言えば「JAF」に相当する自動車のthe AA, これまた銀行のHalifax, それから保険のthe Prudential

Virginでは「SNSへの広告は続けたいが、企業ブランドに傷がつくと困る」、First Directは「広告が当社のポリシーに相反するようなことがあってはならない」などとコメントしている。Vodafoneは「当社の広告がBNPのページに載るとは、まったく予想外。当社では政治的な支援・寄付は一切行なわないのがポリシーだ」というようなコメントを出している。Prudentialも同様。AAでは「専門の代理店を通して契約したが、そのときに不適切なページに広告が掲示されることはないということにしてあった」とコメント。AAは最近、YouTubeに子供が喧嘩する動画(たぶん「ハッピー・スラッピング」の類だと思う)がアップされていることがBBCのPanoramaで報道されたあとに、YouTubeへの広告をストップしている。ハリファクスは「特定のページに当社広告が掲示されることで当社がそのページを支持しているかに見えるかもしれないがそうではない」といったステートメントを出している。この記事を見る限りでは、最も激しく反応しているのはヴォーダフォンとAAとプルデンシャルかな。

ガーディアン記事によると、VodafoneはSNSへの広告は一括契約していて、その中にFacebookが入っていた、ということらしい。この件で懲りて、今後はいろいろ考え直すみたい。First Directは広告の方法について考え直す必要があるとコメント。要するに、CGMという形で誰がどういうつもりで作るのかわからないページに広告を出すのは危なっかしい、という認識を固めたのだろう。

一方でBNPは、「メディアが悪い」論。毎度毎度おつかれ。「嘘も百回言えば」主義なのかもしれんけど(退陣間際のトニー・ブレアも「メディアが悪い」というスピーチをしていたから、単に「流行」なのかもね)。
The spokesman for the BNP said: "There's nothing wrong with the BNP."

He added: "Unfortunately the media have created a bogeyman and really the fault lies with the media, who for some reason have vilified the BNP, and it has scared these people off."

超訳すれば、「メディアがBNPのことを怪物みたいに扱うから、みんなが怖がるんですぅ(涙目」。

で、今回のことがどのようにして明るみに出たか。ガーディアンから:
The adverts on the BNP page in Facebook's political organisations section were spotted by the magazine New Media Age which contacted both firms. The NMA's editor, Justin Pearse, said: "On the internet you often have little control of where your ads are shown. That's now been highlighted by the unwitting association of some of the UK's favourite brands with a highly controversial political cause."

NMAがたまたま見つけたのかな。編集長のジャスティン・ピアースさんはBBCの記事でコメントしている人で、このコメントはBBC記事にも掲載されている。

NMAの記事は:
http://www.nma.co.uk/Articles/34436/The+AA+pulls+ads+from+Facebook.html
これはAAが広告を引き上げたときのもので、その前に各社が引き上げたときの記事は関連記事リンクとしてページ下部にリストされている。(NMAは、古い記事は登録しないと最初のいくらかしか読めないのでご注意。私も全文は読めません。)

一方で、これはBBCにもガーディアンにもないのだけれど、EbayはBNPのページに広告が出ても動じていない。
http://www.nma.co.uk/Articles/34432/Ebay+defends+ads+on+Facebook's+BNP+page.html
Ebay has defended its decision not to pull its ads from Facebook's BNP group.

... today Ebay, which was also involved in June's PS Fights scandal (NMA 28.06.07), said it stood by advertising on Facebook.

A spokeswoman said, "It is a tricky issue but firstly the group has been allowed by Facebook to go up and secondly they are an official political party despite how distasteful we find them."

She added that Ebay paid for ads to appear across Facebook, not specific pages.

文中、June's PS Fights scandalというのは、BBCのPanoramaで取り上げられた件で(たぶん「ネット・コミュニティと危険」という系統の特集でしょう。私はだらけているので未確認ですが、確認しようと思えばすぐにできるはず)、PS FightsはPure Street Fightsのこと。USにあるオンライン・コミュニティというか、喧嘩および格闘(どちらも英語ではfight)専門の動画投稿サイトで、「学校でのいじめ」という問題とも密接に関連しているらしい。(私はこのサイトのことは知らないけれど、類似のサイトで問題が起きているということは、UKのメディアを見てると頻繁に記事になっているのでそれなりに知ってはいる。)

しかしすごいこと言いますね。 they are an official political party despite how distasteful we find them. (「私たちがどれだけひどいと思おうが、BNPは公式の政党である」) UKは確か届出をすれば「政党」として認められるはず。っていうか、正式なデータを見ても、Action To Save St.John's Hospital (セント・ジョンズ病院を救うためのアクション)とか、Anti Party (反党)とか、「届けを出した」という以外の何かがありそうにもない名称の「政党」がずらり、だ。もうちょっと絞り込んだリストとしては、wikipediaの「英国の政党」リンク集参照。かのThe DamnedのCaptain Sensibleも政党の党首だし、有名どころだとOfficial Monster Raving Loony Party(スクリーミング・ロード・サッチ!)とかChurch of the Militant Elvis Partyとかもofficial political partyだ。

まあ、Ebay的にはそういうことがいいたいわけじゃないっことはわかっている。BNPは「非合法組織」ではない。NFですらもそうではない。しかしこの正当化は見苦しい。「個別のページに広告を出しているのではなく、Facebook全体に対して出している」というのはその通りだろうが、「BNPは公式の政党だから」というのは実に見苦しい。

で、肝心の、FacebookでのBNPのページだが、その内容は、ガーディアン記事によると:
The BNP Facebook page links to the extreme rightwing party's own website and a welcoming section paragraph saying the group exists "to secure a future for the indigenous peoples of these islands in the North Atlantic which have been our homeland for millennia".

つまり、BNP (dot) org (dot) ukへのリンクがあって、「千年にわたりわれわれのホームランドであった北大西洋のこの島々の人々の将来を守るため」のグループだ、と書かれている。indigenous peoples of these islands なんて書かれてるところに広告を出したい企業があるかないかというと、ないだろうなあ。

ついでなので BNP (dot) org (dot) uk も見てみよう・・・うひゃー、なんでこんなにカワイイんだ! びっくりしたのでキャプチャしちゃった。夏休み仕様かな。とにかくぱっと見たときに「それ」だとわからない。
b-top.png
※画像クリックで原寸。



BNPについては書きたいと思ってても書けないことが多く、とりあえず記事のクリッピングだけしてあります。下記にて。
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/BNP/



このエントリはコメントとトラバは承認制にします。

※この記事は

2007年08月04日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 07:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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