kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年07月16日

【ポンド高】どんぶり勘定用のレートが「£1=¥250」に。

あんまりまめにレート確認したりしないんですが、ふと「1ポンドは今いくらだ?」と思って確認してみたら、いやちょっと待てと。
1.0英ポンド = 248.416677 円

こないだまで230円だったではないかと。

Yahoo!で推移が簡単にわかるので過去2年分(2005年7月から)を表示させてみたら、ちょっとくらっとしました。

pound0507.png
※キャプチャ画像。クリックで原寸表示。

ちょうど2年前の2005年7月、1ポンドが197.30円、つまり、どんぶり勘定レートは「£1=¥200」でした。

それが2006年に入るころには「£1=¥210」になり、同年半ばには「£1=¥220」――より正確には、2006年7月の214.12円が翌月の8月にいきなり223.43円になるという、あなたも私もドッキリなことになり、2006年末には「£1=¥230」で考えても銀行間レートにも満たないという恐怖のポンド高。

さらに、今年の4月には「£1=¥240」、そしてついに6月には「£1=¥250」になり、7月はまだ半分しか過ぎていないのに高値が「250.194360」という恐ろしすぎる事態に。

というわけで、1泊£40のB&B(以前利用したことがあるGower Streetのこの宿の現在のシングルの宿泊料)でも、日本円に換算すると「1万円強」ということになります(銀行間レートで換算しても9,925.62円、手数料4パーセントとして1万円超え)。

自分で勝手に端数切り上げたどんぶり勘定レートで「£1=¥250」で計算しても「40ポンドなら1万円」というのは同じことなのだけれど、実際に存在したものとして「250.194360」という数字を見せられるとショック・ホラーです。

ショックを受けすぎたんで、換算機で遊んでみました。
http://www.oanda.com/convert/classic?user=nofrills
※oandaの換算機を「英ポンドと日本円」仕様にカスタマイズしてあるだけで、アフィリエイトとかではありません。

今日(2007年7月15日)、£40は……
Sunday, July 15, 2007
40 British Pound = 9,925.62 Japanese Yen

Median price = 247.940 / 248.140 (bid/ask)


10年前はどうだろう、ということで1997年7月15日のレート(oandaには古いデータも蓄積されているから、ヒマでヒマでしょうがないときに遊ぶにはいいですよ):
Tuesday, July 15, 1997
40 British Pound = 7,711.60 Japanese Yen

Median price = 192.580 / 192.790 (bid/ask)

うはは、10年間で£40の価値が2000円以上も動いている。インフレ率もあるにせよ、これは異常。

なお、もっと昔、90年ごろは「£1=¥250」がどんぶり勘定レートだったので、個人的には「£2で500円、£4で1000円」はなんか懐かしいどんぶり勘定レートです。

っていうか今見てみたら1990年のほうが今よりさらに高い。
Sunday, July 15, 1990
40 British Pound = 10,674.6 Japanese Yen

Median price = 266.538 / 266.866 (bid/ask)


oandaってすごい古いデータも持ってるのね。1985年(米ドルを基準にした推計だけど):
Monday, July 15, 1985
40 British Pound = 13,348.6 Japanese Yen

Median price = 333.498 / 333.716 (bid/ask)

こ、これは……。(^^;

というわけで、「ポンド高いなあ。それでも80年代よりましだなあ」ということで、癒されました。ありがとう、oandaのデータ!

80年代と比較するなら、「ニューレイバーひどいなあ。それでもサッチャーより(以下略)」とか「イスラム過激派の爆弾怖いなあ。それでもIRAより(以下略)」とかも言えるかも。

※最後のは冗談です。こんな雑なことをしてはいけません。(でもトニー・ブレアの最後っ屁で、「10年前に比べれば今はとてもよい。ゆえにその10年間首相をしてきた私はすごい」っていう論法はあった。)



なお、これを「円安」と呼ぶか「ポンド高」と呼ぶかはいろいろな要素を勘案すべきところなのでしょうが、結局はイングランド銀行の相次ぐ利上げ(つい先日もあった)の影響だと思うので、ここでは「ポンド高」と呼んでおきます。どう呼ぶにしても実際に現れる影響は同じなのですが。。。



なお、本文中に例として出した69 Gower StreetのB&Bは、アーツ&クラフツのタイルのデザインなどで有名なWilliam Frend De Morganの生家です。ただ、彼が5歳くらいのときに家族でカムデン・タウンに引っ越しているので、それほど関係が深い家ではないんですが。ウィリアムが生まれたとき、お父さん(数学者)がUniversity College Londonで教えていたそうです(職場まで徒歩2分)。B&Bのサイトのhistoryのページによると、ウィリアムのお父さんのお父さん(おじいさん)は英領インドの軍将校で、がちがちのエヴァンジェリストだったそうですが(濃いなあ)、息子は宗教方面ではなく数学に進み、さらにその息子はアーツ&クラフツ、3代でヴィクトリア朝のいろいろな面が、って感じですね。

宿の内部は、いろんな絵や写真があちこちにかかってて(博物学的なものから、観光客が「アンティーク」を感じそうな帆船などの古い写真まで)、床のタイルがヴィクトリアンなモザイクです。内部の写真は、ホテルのサイトからPhoto Galleryのページで少し見られます。ただこのページ、Click here for a 360 view of our photo galleryは生きていますが、サムネイルをクリックしてもリンク切れ(一応、web.archive.orgで確認できます)。食堂は私が利用したときはもっとクラシカルな感じでしたが、今は現代的に改装されたみたい。
なお、Gower Street沿いのB&Bは交通騒音(バスやトラックが夜中でも通る)が問題で、Garth Hotelの並びの宿はどこも同じ問題を抱えているので、あの通りで宿を取るなら道路側は避けたほうがいいです。宿泊費はGarth Hotelの「シングル£40」が一番安いくらい。University of Londonのアコモのリストも参照。(なお、ロンドン大学や大英博物館でアカデミックなイベントなどがあるときには、この近辺の宿は満室になります。)

この通りの並びにある7 Gower Street(通りを南下したところ)がジョン・エヴァレット・ミレイの自宅で、そこには1848年を記念したブループラークがあります。(William De MorganはPRBに関連した工芸家ではあるけれど、PRB創設メンバーより1世代後で、ウィリアム・モリスの友人としてそこらへんとつながりを持った人で、7番地には直接の関係はない。)

※この記事は

2007年07月16日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 09:32 | Comment(4) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやー,ポンド冗談みたいに高くなりましたよね.僕が住んでた時よりも50円近く上がってます.ちょっと信じられません.うーん,もっとポンド貯めとけば良かったか.だけど,そのうち一気にダメになりそうな気も...
Posted by hatto8107 at 2007年07月16日 19:44
ここまでポンド高になると、貯金で生活しないといけないからって予算立てて貯金していった場合に、かなりきつくなりますよね。イングランド銀行も矢継ぎ早に利上げしているし・・・。

「冗談みたいに」といえば、地下鉄が普通に切符買うと「初乗り1000円」ですね。往復で2000円。何の冗談なんだか。

昨年12月に「£3」から「£4」になるというエントリを書いたときは「900円突破」としておいたんですが(四捨五入して「920円」だった)、数ヶ月で「1000円」になっちゃった。(^^;
http://nofrills.seesaa.net/article/29913659.html
Posted by nofrills at 2007年07月17日 19:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070718-00000015-jij-int

[quote]
地下鉄初乗り1000円!=英ポンド、対円で高騰
7月18日6時1分配信 時事通信

 【ロンドン17日時事】ロンドン外国為替市場で17日、英ポンドの対円相場が上伸し、一時16年ぶりに1ポンド=250円を突破した。・・・ロンドンの地下鉄初乗り料金(4ポンド)は、円換算で1000円を超え、日本人観光客や円を基準に給料を受け取る駐在員からは、日本との価格差の広がりに、悲鳴も上がっている。
[/quote]

だそうです。ロンドンの交通費の価格差は今に始まったことではないし、交通費の差での悲鳴も今に始まったことではないだろうし、駐在員(住んでる人)ならオイスターカードで定期を使ってるだろうし、17日に「一時16年ぶりに1ポンド=250円を突破した」のなら私がエントリ本文を書いたときに見た「250.xxxxx」という「高値」は何なのだろう(<純粋な疑問)、などなどこの記述にはいろいろ思うところがあります。というか、「英ポンド、対円で高騰」のニュースの象徴として「地下鉄初乗り1000円」はわかりやすくていいのかもしれないけれど、デイリー・メイル的な何かではないか、と。

いずれにせよ、観光や短期出張などでロンドンに行かれる方、事前にオイスターカードのことを調べていくか、LONDON VISITOR TRAVEL CARD(<検索してください)を入手していくかしてください。

マスコミさんには、日英の物価比較なら、システムが根本的に違う「地下鉄初乗り」ではなく、食事代(ファストフードであれ、そこそこの店のスパゲッティであれ何であれ)などを基準にしていただきたいものです。
Posted by nofrills at 2007年07月18日 18:22
あ、hatto8107さんへのレスでエディタからコメント欄にコピペしてなかったのがあった! くだらないことなんですが。

> そのうち一気にダメになりそうな気も...

イングランドには、最後の数分で同点に追いつかれてPKで・・・、という伝統芸がありますし。
Posted by nofrills at 2007年07月18日 18:27

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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