kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年07月03日

ロンドン&グラスゴー事件、現在の報道(が多すぎて困った、という話)

ほんとにもー、あっちこっちにいろんなことが書いてあってわけわからん。時事通信さんはさっそく「空港突入テロ」という新たなジャンルの定義を行なったようだし、「リヴァプール空港でも不審車両」という読売新聞さんの記事をクリックしてみたら本文にはリヴァプール空港についての言及はないし(「スコットランドのグラスゴー空港で30日に自爆テロが発生した英国で、1日にかけ、自爆テロが疑われる不審車両が相次ぎ見つかった」とあるのみ)、ついこの前まで「テロの本場」だった北アイルランドでは今回の「テロ警戒」で引きつった笑い、みたいなことになってるらしいし(ベルファスト・シティ空港の利用者が「昔よりは全然まし」と言っている)。新任のNI大臣は、"They pose a threat to the people of Northern Ireland in a way that is totally different." と、何かめんどくさい言い方をしなければならなくなっているし。とかいってる間に7人目が逮捕され、8人目もオーストラリアで逮捕された。逮捕された8人のうち3人は医師で、グラスゴーで逮捕された2人のうちやけどしてない方の人はバグダードで医師免許を取得したイラク人だそうだ。さらにまた、グラスゴーで大やけどを負って治療を受けている人の入院している病院の駐車場にも不審車が発見され、警察が爆破処理を行なっている。で、細かいことが報じられるほどに、全体が素人くさくて唖然。この素人くささについては、『アルカイダ』の著者であるジェイソン・バークが解説しています

というわけで、改段落するのがためらわれるほどの怒涛の展開。読みづらくてすみません。

こういうときは情報を遮断するに限る。日本語だけで情報に接してればそんなにあふれてなくてよさげ、と思ったけど、日本語の記事はどれもこれも短すぎてよくわからない。一方で英語の記事の多さは異様だし(Google News UKを参照、何千件という単位になっている)、BBCは10分から20分ごとに記事を更新するし。

そういえばスコットランドで「テロ」と呼ばれるような攻撃って今まであったっけ? 

IRAは「ケルトの地は標的としない」主義でメインランド・キャンペーンでもイングランドしか狙ってないはずだし・・・と思ったらシェットランドでやってたか。シェットランドはスコットランドかというと微妙なところかもしれないけれど、シェットランドであったということは「スコットランドではなかった」と言うわけにはいかないよね。

ってなときにブログ検索で知った加藤昌弘さんという方(スコットランドの大学院で研究をしておられる)のブログ:
「スコットランドの国勢調査結果より」
http://d.hatena.ne.jp/britishstudies/20070701#1183314617

スコットランドの2003年国勢調査(最新)によると、インド、パキスタン、バングラデシュの旧英領インドの人たちと、「その他の南アジア人」を合わせて人口の1パーセント程度。「どこにでも行って商店街を作ってしまう」というステレオタイプがある(<一言多い私)チャイニーズが0.3パーセント、アフロ・カリビアン、およびアフリカン、つまり黒人が0.1パーセント程度。というわけで結果:
スコットランドの全人口約500万人のうち、88%が「白いスコットランド人」に分類され、さらに7%強が「その他の白いイギリス人」に分類されています。そこに1%の「白いアイルランド人」と1.5%の「その他の白人」が加わるので、実に約98%が白人ということになります。

98パーセント! これって日本での仏教徒の割合より高いよね?

イングランドでもそうなんですけど、都市部では有色人種の密度が高いので(元々求人が多いし、自営でも中華料理屋、インド料理屋、フィッシュ&チップス屋などで生活が成り立つし、同じオリジンの人たちが集まれば、電気修理でも印刷でも仕事は発生するし、という説明を私は受けた)、例えばエディンバラとかグラスゴーといった大都市では「98パーセントが白人」ということはないのかもしれないけれども、それでも、こういう構成の社会でグラスゴー空港の事件がどういうふうに波紋を広げるか、想像してみるだけでも首から後頭部にかけてどーんと重くなる。

なお、加藤さんのブログには
「スコットランド・ヤードとスコットランド警察」
http://d.hatena.ne.jp/britishstudies/20070701#1183314617
という記事もあり、これは今回、私も気をつけないと、読む立場にとってあまりにややこしいと思いました。つまり、「スコットランドヤード」は「ロンドン市警」のことであり、スコットランドの警察ではない、という点。ロンドンとスコットランドで事件が同時進行ですから。

加藤さんのブログから引用:
ニュースもそのへんを気遣って、スコットランド・ヤードに言及する際には「イングランドにおけるテロ対策本部のある」だとか、「ロンドンの」といった、修飾句をつけて、視聴者がスコットランド警察と区別できるようにしているようです。

なるほど、現地(スコットランド)でもそうなのか。ならなおさら気をつけないと。自分でも書いてるうちにわけわかんなくなりかねないし。

ちなみに「スコットランドヤード」という名称は、事務所というか本部が置かれていた場所の名前(Great Scotland Yard)に由来。時代劇の「八丁堀」みたいなものですね。

※この記事は

2007年07月03日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 14:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼