kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年07月03日

英国の空港などで「荷物置き忘れ」をやると大変なことになるかも、という事例

前の記事で英国の空港や駅などで警戒が高まっていることについて少し書きましたが、スタンステッドで「不審な荷物」事件発生、空港は夜の7時ごろから8時30分過ぎまでところどころが閉鎖され、荷物の持ち主の男性が警察に一時拘束されて取り調べを受けました。

Stansted closed in security alert
Last Updated: Monday, 2 July 2007, 21:25 GMT 22:25 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/essex/6263252.stm
"A man was arrested when he returned to the bag and said it was his property.

"Police had some concerns over the contents of the bag so the man was detained for questioning," said a police spokeswoman.

A cordon was placed around the bag.

つまり、その男性が「うっかり」置き忘れたのか、意図的に置いていった(荷物はそのへんに置いておいて自分はトイレに、など)のかは記事からは不明ですが、とにかく置いておいた荷物が「不審」として扱われ、周囲は非常線を張られていたところに、持ち主の男性が戻ってきて、現場の警官に「それは自分のカバンです」と言ったのでしょう。そこで身柄を拘束され、取り調べを受けることになった。結局そのカバンは「シロ "not suspicious"」だったということで、男性は解放されています。

「身柄拘束に取り調べ」、といっても、男性は所持品を検査され、カバンの中身について説明を求められたとかいう程度のことだと思いますが(Terrorism Actを詳しく見ていないからわからないけれど、指紋とDNAサンプルは取られたかもしれない。ここ確認したい方はthe Terrorism Act 2005そのものをご参照ください。検索すればすぐに見つかります)、それでもこういう時って、カバンはもちろん何から何まで細かく調べられるし(それこそ歯磨き粉のチューブまで)、衣類のポケットの中身ももちろん調べられるし、衣類の下も調べられるし、海外渡航の経験がある方は聞いておられるのではないかと思いますが、何か隠しているのではないかという疑念を持たれた場合は、ルーティーンとして、身体の穴(つまり男性の場合は肛門)まで調べられる。

で、蛇足ながら。。。こういうニュースがあっても、「日本人ならイスラム過激派とは関係ないし、大丈夫でしょ」というような楽観論が出るかもしれませんが、「日本人」だということは外見的特徴からはわかりませんし(中央アジアのイスラム圏の人たちにもモンゴロイドはいます)、それ以前に、こういう場合に人種や国籍は関係ないです。空港の警官は事件を未然に防ぐことが仕事であり、「怪しい人物」は単に「怪しい人物」で、「怪しい○○人」や「怪しい外国人」ではありません。(「怪しい」というのは実は不正確。「警官が疑いを抱くに足る合理的な理由がある」、または「警官が疑いを捨てるに足る合理的な理由がない」ということです。)

まあそれでも、何かあったときに疑われるのは、日本的フレーズを使えば、「怪しい外国人」ではあるかもしれません。IRAが暴れていたときに、何かというと近くにいたアイルランド人が疑われたり逮捕されたりしていたように。ただしそれはIRAが「アイルランドのナショナリストの過激派」であったためですが。

以上、拙著pp.211-212も参照。

※この記事は

2007年07月03日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼