kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2016年04月05日

【パナマ文書】名前が出てきた世界各国の政治トップや政治家・官僚について。(含: 英首相の海外資産問題とメディアの当初の沈黙)

#PanamaPapers (パナマ文書) は、全部で2.6テラバイト分の文書で、関係するペーパーカンパニーは何十万のオーダー、出てくる人は何百人単位で過去何十年分ものものである……と、規模が大きすぎて想像することもできないのだが、内部告発者から託されたその文書の山は、全世界で400人のジャーナリストが1年にわたって調査をおこない、その結果が世界で一斉に公表されたのが、日本時間で昨日、4月4日だった。

panamapapers-heads.jpgそんな大量の文書が表に出てきたということだけでも単に「量」としてニュースになりそうなものだが、もちろん「リーク文書」についてそんなことで単独ニュースにするわけにはいかず、初日はどかんと「世界各国の政治トップや国家元首が、租税回避地(タックス・ヘイヴン: tax haven)で蓄財に励んでいた」ということがトップニュースとして扱われた。ICIJのサイトに、それらの人々を似顔絵で一覧にしたページがある(←リンク先では、それぞれの似顔絵をクリックすると詳細が表示される)。

そこに名前が出てきたのは、アルゼンチン大統領、アイスランド首相、サウジアラビア国王、UAE大統領、ウクライナ大統領、ジョージア(グルジア)、イラク、ヨルダン、カタール、ウクライナの元/前首相、スーダンの元大統領、カタールの元/前エミール。(後述のとおり、親族名義の人たちもいるが、この人たちは本人の名前が出てきている。)

同じページでタブを切り替えることで(下図参照)「政治家や高級官僚」のセクションも閲覧できるが、こちらもすごい。

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列挙されているのは、パレスチナ(PA)のプレジデント(議長、大統領)の腹心、エクアドル中銀の元/前総裁(ここまでformerをすべて「元/前」としてきたが、以下、煩雑なので「元/前」は「元」に統一する)、元ギリシャ首相顧問、コンゴ民主共和国(DRC)国会議員、カザフスタンの首都の元市長、パナマ国有銀行の元総裁(頭取)、ペルー情報機関の元トップ、アルジェリアの産業鉱業大臣(うは……)、アンゴラの石油大臣(うわ……)、アルゼンチンのブエノスアイレスの元金融大臣、カンボジアの司法大臣、フランスの元閣僚、アイスランドの金融大臣(おいおい)、アイスランドの内務大臣、マルタ共和国のエネルギー・健康大臣、ブラジル国会議員で最も裕福だった人、エクアドルの政府高官、ハンガリーの元国会議員、ケニアの最高裁の副裁判長、元ワルシャワ市長にして元EU議会議員、サウジのクラウン・プリンス、英国会の上院議員(パメラ・シャープルス、マイケル・アシュクロフトなど)、英国会下院議員(マイケル・メイツ……っておいおい、元北アイルランド大臣じゃないですかー)、ベネズエラの石油会社重役、チリの情報機関職員の側近、ボツワナの判事、コンゴ共和国(キンシャサのほう)の国営石油企業の社長、ナイジェリアのデルタ州元知事、ルワンダ情報機関元トップ、元ザンビア駐米大使、ベネズエラ軍元参謀総長、インドの政党の元デリー支部長。

そして「国家のトップ」、「その他の政治家・官僚」のそれぞれに、本人以外(親族、側近など)の名前がモサック・フォンセカの書類に出てきているという人々が列挙されている。上で見たページの下半分だ。

「国家のトップ」のほうでは、アゼルバイジャンのファースト・ファミリー、元/前中国首相の娘、ロシアのプーチン大統領の子供時代からの友人や親友、シリアのアサド大統領のいとこ、英国のデイヴィッド・キャメロン首相の父親、エジプトのホスニ・ムバラク元大統領の息子(ガマルじゃないほう)、モロッコ国王の個人秘書、パキスタン首相の子供たち、ガーナ元/前大統領の息子、マレーシア首相の息子、アルゼンチン元/前大統領キルチネル夫妻(夫は故人)の側近、メキシコ大統領の「お気に入りの業者」、スペイン前国王の姉か妹、コートジボワール元/前大統領のアソシエート、南ア大統領の甥、ギニアの元独裁者(原文ママ)の夫人。

「政治家・官僚」のほうでは、中国の有力政治家の義理の兄か弟、中国共産党高官の孫、ブラジル国会の偉い人(正式な肩書きを日本語でどういうか知らないし、仕事でもないのにそんなの調べてる時間もないので曖昧に「偉い人」とだけしています)の収賄事件に関係していると思われる人物(何だこの長ったらしい説明は、と思うでしょうが、原文はそういうことです)、前国連事務総長(コフィ・アナン)の息子、イタリア上院議員と一緒に詐欺で起訴された人物(マフィア……)、ホンジュラス副大統領の息子、ボゴタ市長の義理の兄か弟(コロンビア)、セネガルで元大臣と一緒に逮捕された人物、スペインの農業大臣の妻、中国の政治家の妻のビジネス・パートナー、エクアドル諜報機関の元顧問。

(で、「なぜアメリカ人の名前がないのかー」という騒ぎは、これらの中にアメリカ人が出てこないというので起きてるらしいのだけど、落ち着いて考えるんだ。パナマに一体いくつの同様の法律事務所がある? リッチな人々が蓄財に利用している租税回避地(タックス・ヘイヴン)は、パナマのほかに世界中にどのくらいある? そして「なぜアメリカ人の名前がないのかー」という心のスキマをぴったりと埋める「な、なんだってー!」的な説が、ばらまかれていることに留意。それもかなりの規模でのばらまき。簡単に食いつかないようにね。)

英国関係で、ロード・アシュクロフトが出てきてるのがツボるのだが(もう忘れられていると思うが、デイヴィッド・キャメロンが大学時代にお坊ちゃま集団のイニシエーションの儀式で、死んだブタの頭部にアレしたということを書いた暴露本を出したのがこの人である)、ご本人が「まったくの誤情報」というコメントを出しているものの、饒舌な人という印象のあるご本人のTwitterではこの件を完全にスルーしている。

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ロード・アシュクロフトの「否定」のコメントについては、ICIJのサイトでもアップデートされている。


このロード・アシュクロフトは政治家(一代貴族として上院議員。2015年まで)というより実業家の大富豪だし、元から英国外に資産をたくさん持っている(英国での徴税は回避している)ということで知られていた人物で、今回名前が出たことも特にショッキングなことではないかもしれない。

それ以上に「問題」になるのは、現在の英国首相の父親(2010年没)がモサック・フォンセカの顧客で、自身が設立した投資ファンドを英国の課税対象としないためにあれやこれやしていたということが発覚したことだ。







しかも2012年にデイヴィッド・キャメロン(父親の死後、遺産を相続している)は「隠し資産などない」ということを述べていたという(そのときの報道を参照したツイート)。




英国周りの「租税回避」をめぐるあれこれを「改革します」と約束し、もうすぐそれについてのサミットを主催することになっているというデイヴィッド・キャメロン本人は、今回の発覚を受けて「プライベートなことなので」とノーコメントとしている。芸能人の恋愛関係じゃあるまいし、そんなのは通らないよね。






で、アシュクロフトやキャメロンといった英国の政治家の「海外で蓄財」というスキャンダルについて最初に注目したのは、今回のリーク報道に当たっている英国のメディアではないように見えたので、少し調べてみた。

先に述べたように、ICIJが全世界規模で組織したこの一大プロジェクトには、最初に内部告発者が接触した「南ドイツ新聞 (SZ)」に加え、リトアニア、ブルガリア、オーストラリア、パラグアイ、ノルウェー、エジプト、イラク、南ア、シリア、メキシコ、ベネズエラ、英国、ウルグアイ、アルゼンチン、カナダ、パキスタン、プエルトリコ、米国、チリ、台湾、コロンビア/パナマ、ペルー、ウガンダ、ケニア、コスタリカ、ベルギー、スロヴェニア、マリ……と、世界各国の100を超える報道機関が参加している。一覧はICIJのサイトにある

英国からはBBCのPanorama(調査報道番組)と、ガーディアンが参加している。そしてBBCはBBC Newsでやっているが、2つの報道機関が大きな「特集ページ」を組んで「パナマ文書」について伝えていることは既にキャプチャ画像なども使って記録しておいた通りである。

しかし、BBC、ガーディアンのいずれも、英国の政治家の名前がPanama Papers(日本語では「パナマ文書」)に出てきたことは、無視はしていなかったにせよ、特に注目はしていなかったようだ。

ガーディアンは、Panama Papers初日の一面でロシアのプーチン大統領を大きくフィーチャーしてきた。(これは英米のオンライン・メディアを含む「アイ・キャッチ重視」の報道で広く見られることで、今回手際よい「まとめ」をいくつか出しているMashableのこの記事などでも「見出し画像」はプーチンということになっている。個人的には、こういうプロパガンダ臭いあからさまなクリックベイトは、好きではない。)





また、ガーディアンがウェブで開設しているPanama Papersについての特集ページでも、初日(日本時間で4日)のメインの「イメージ」はプーチンだった。英国のキャメロン首相については "Cameron plans offshore summit as tax secrets are leaked" という記事はあるが、それを読んでもキャメロンが何かかっこいいことを言ってますよということはわかるが、父親の名前がこの「パナマ文書」に出てるということはわからない(そういう主旨の記事ではない)。また、アシュクロフトら英国人の名前が「文書」に出ているということも、特集ページでは見えてこない。
http://www.theguardian.com/news/series/panama-papers

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実際にはこの日に出ていた下記の記事で、英国の政治家たちの名前が文書にあったことは報じられてはいた。ただし見出しにもなっておらず、全然目立たなかった。

The Panama Papers: how the world’s rich and famous hide their money offshore
Juliette Garside, Holly Watt and David Pegg
Sunday 3 April 2016 18.50 BST (※このとき既に、日本時間では4日になっていた)
http://www.theguardian.com/news/2016/apr/03/the-panama-papers-how-the-worlds-rich-and-famous-hide-their-money-offshore

この記事で、「パナマ文書」の内容を箇条書きにした部分に「英国では、上院議員6人、保守党の元下院議員3人と、各政党に対する数十人の献金者がオフショア資産を保有」という記述が出てくる(下記、太字部分)。ただし、個々人の名前は出されていないし、前後のプーチンやアイスランド首相、FIFA倫理委員会についての記述とは異なり、別記事へのリンクもない。文書に英国人が出てきたことについて、ガーディアンは重視していない(「騒ぐ」気がない)のだ(政治家が国外で財産をためこんでいるのは、「犬が人を噛んだ」ような話なのかもしれないが)。また、ウェブ版のこの記事で一番目立つところにある画像(隠し財産形成と資金洗浄の説明の動画が埋め込まれているのだが)はロシアのプーチンで、ガーディアンの編集に「英国人の名前があったという事実」や「英国人の名前」を目立たせる意思があったとは到底思えない。

The Panama Papers reveal:

- Twelve national leaders are among 143 politicians, their families and close associates from around the world known to have been using offshore tax havens.

- A $2bn trail leads all the way to Vladimir Putin. The Russian president’s best friend – a cellist called Sergei Roldugin - is at the centre of a scheme in which money from Russian state banks is hidden offshore. Some of it ends up in a ski resort where in 2013 Putin’s daughter Katerina got married.

- Among national leaders with offshore wealth are Nawaz Sharif, Pakistan’s prime minister; Ayad Allawi, ex-interim prime minister and former vice-president of Iraq; Petro Poroshenko, president of Ukraine; Alaa Mubarak, son of Egypt’s former president; and the prime minister of Iceland, Sigmundur Davíð Gunnlaugsson.

- In the UK, six members of the House of Lords, three former Conservative MPs and dozens of donors to British political parties have had offshore assets.

- The families of at least eight current and former members of China’s supreme ruling body, the politburo, have been found to have hidden wealth offshore.

- Twenty-three individuals who have had sanctions imposed on them for supporting the regimes in North Korea, Zimbabwe, Russia, Iran and Syria have been clients of Mossack Fonseca. Their companies were harboured by the Seychelles, the British Virgin Islands, Panama and other jurisdictions.

- A key member of Fifa’s powerful ethics committee, which is supposed to be spearheading reform at world football’s scandal-hit governing body, acted as a lawyer for individuals and companies recently charged with bribery and corruption.

- One leaked memorandum from a partner of Mossack Fonseca said: “Ninety-five per cent of our work coincidentally consists in selling vehicles to avoid taxes.”


このような点が、どうも腑に落ちない。

ガーディアン(大雑把に、労働党の支持者の新聞)なら、保守党のスキャンダルは大好物だろうに。

今は国政選挙を控えているわけでもないので、特にネタにしないということかもしれない。しかし、ジェレミー・コービンについてはガセネタでも煽動怪文書でもなんでも大きく見出しにして書きたてるガーディアンのこの態度からは、「保守党の政治家が海外に隠し資産を持っている」ことは、「労働党党首がジェレミー・コービンに決まった」ことほどスキャンダラスではないとガーディアンが考えているようにしか見えない。

Twitterで「#PanamaPapers cameron」を検索してみると、何人もの人がICIJのサイトのURLを直接ソースとして、キャメロンのことを書いている。私が見つけることができた最初の言及は、フランスのジャーナリストによるものだ。























これらのほか、欧州の英語以外の言語のも散見される(オランダ語スペイン語イタリア語フランス語)。だが英国の報道機関のフィードやジャーナリスト、広く知られた政治ブロガーの発言は、Panama Papersの公開(日本でのタイムスタンプで4日午前3時)から2時間以内といったタイミングではほぼ見当たらない。

この段階で発言しているUKのTwitterユーザーは、ジャーナリストではないし、労働党の主流の人たちでもない。ジャーナリストや労働党主流の人たちは、デイヴィッド・キャメロンが相続しているであろうパナマの隠し資産については、この時点ではスルーしていたのだ。自国の首相のことなのに。

何だかね。

そしてようやく報道関係者からの発言が出てきたのが、スコットランドのSTVデジタルの政治記者さんのツイートだ。





このあとに、スコットランドのTwittererさんが、AFRというメディア(知らないメディアなのでAbout Usの部分などを見なければわからなかったけれど、オーストラリアの経済媒体)の作ったわかりやすい画像をツイートしている(この画像は何度か見かけた)。




そのあとも個人のツイートがいくつかあるが、メディアはスルーしている。ガーディアンだけでなく、もうひとつのICIJプロジェクト参加媒体、BBCもスルーしているという。




STVデジタルの政治記者さんの発言からほぼ1時間後には、デイリー・ミラーが記事にしていたようで、アソシエイト・エディターのツイートがある。




その間にガーディアンの記者の発言があったと思えば、それは「父親がモサック・フォンセカの顧客だったこと」とは関係なく、「租税回避に断固たる態度で臨む」的なカッコイイ態度表明について。




ガーディアンは過去にこのネタをつかんでいたのに、「本紙既報どおり」ということもしないのか。










これだけの規模の報道について、初日で全容を俯瞰することなど不可能だろう。しかし、ガーディアンが今回、エドワード・スノーデンの「暴露」のときに初日はヴェライゾン、翌日は……というような緻密なプランを立てていた(グレン・グリーンウォルドの本に詳しく説明があったと思う)ようなことをしているのかどうかは、ちょっと私には疑問だ。

自国の首相の名前と似顔絵が、プーチン大統領の名前と似顔絵に並んでICIJのサイトに出ているときに、前者を完全にスルーして後者を「見出し画像」的にフィーチャーするのは、報道の影響ということを考えた場合、得策だとは思えないのだが。

控えめに言っても、これは「メインストリーム・メディア」への信頼を失わせるようなやり方だと思う。

何だかなあ。 (・_・)

顔が違うか。こっちか。 (´・_・`)

なお、ガーディアンは翌日(2日目)になって、デイヴィッド・キャメロンをプッシュしてきた。




Panama Papersの特集ページにも、下記のように出ている。記事は "Fund run by David Cameron’s father avoided paying tax in Britain" (by Juliette Garside, Monday 4 April 2016 15.04 BST)。

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※キャプチャ画像でわかりづらいけれど、「新規記事一覧」(上の2段)の一番最後、右下。紙面は英国向けだから大きく扱うにしても、ウェブ版ではこんなちっちゃい扱い。「世界がオーディエンスだぜ」という気概が……っていうことなのかな。シリアのアサド政権の隠し財産の話をしても、どうせ尻すぼみに終わるでしょ(英メディアは2012年にやりかけてたよね、その方面の調査報道……あのときにああだったのだから、風向きが完全に変わった今、何か期待できるかっていうと……)。

この記事のフィード:




そして、この「海外資産」についてキャメロン本人が「プライベートなこと」とコメントしたあとで、それを報じる記事が爆発的に増えた。これって、キャメロンが仮にスルーしていたら報道されなかったってことか? とかんぐりたくもなる。





























そしてスティーヴ・ベル大先生。





ロシアのメディアは「英国の政治家たちの名前がいっぱい出てるお!」と騒いでいるようす。





あれ、でも、ロシア的には、「ICIJはジャーナリストなんかじゃなくてCIA」なんじゃなかったっけ?





そのICIJが英国の政治家のスキャンダルを報じてるのは、CIAの陰謀なんじゃないっすか、ロシア的には?

……とか書いてるとまた「この帝国主義者めー」とかって殴りかかってくる人が湧いて出てくるからやめとこ。
(・_・)

※この記事は

2016年04月05日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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