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2007年04月27日

【訃報】ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ



先ほどエリツィン死去についてのエントリのコメント欄で取り急ぎメモだけしたのですが(リンク先、下のほうまでスクロールしてください)、ロストロポーヴィチが亡くなったそうです。長く患っていたとのことですが、ウィキペディアの記述によると癌だったようです。この3月に80歳の誕生日を迎えたばかり。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mstislav_Rostropovich

Russian maestro Rostropovich dies
Last Updated: Friday, 27 April 2007, 11:45 GMT 12:45 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6598895.stm

1927年、旧ソ連アゼルバイジャンのバクー生まれ。ものすごい音楽エリートとして活躍しつつ、ソルジェニーツインを支持する書簡をプラウダに寄稿したことでソ連国内での演奏活動ができなくなった後、西側に亡命(1970年代)。1989年にベルリンの壁の前でバッハ『無伴奏チェロ組曲』を演奏。ゴルバチョフ政権下で再びロシアでの演奏活動が可能となる。1991年8月の守旧派のクーデター計画の際にはモスクワに飛び、議事堂の内部で何日も抗議を行なう。

BBC記事から:
In an interview with the BBC World Service in 2002, he said that the letter to Pravda was the best thing he had done in his life.

"The best step was not found in music, but in one page of this letter," he said. "Since that moment my conscience was clean and clear."


東京ではちょうど、アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』が上映されています(@渋谷のシアター・イメージフォーラム)。
http://www.sokurov.jp/
※5月以降名古屋、大阪、京都、神戸で公開。詳細はサイト参照。

BBCのオビチュアリ:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/2911181.stm

ガーディアンのオビチュアリ:
http://music.guardian.co.uk/obituaries/story/0,,2067016,00.html

ロシアの英語メディアの報道は多分下記が一覧@Google News:
http://news.google.co.uk/news?hl=en&ned=uk&ie=UTF-8&ncl=1115798620
※この中にあるインターファクスの記事によると、同じ日にキリール・ラヴロフという俳優さんも亡くなったようですね。

1989年のベルリンの壁での「無伴奏チェロ組曲」の演奏については、はてなの「人力検索」で映像を探しておられる方の質問があります(昨年9月)。
http://q.hatena.ne.jp/1158548592

私もその映像は見た記憶があって、質問を見た当時にちょっと探してみたのですが何も見つからず、でした。

が、今こんな時になって、死去を報じるBBCの記事についているビデオ(BBC Newsでのレポート)にそのシーンが、ほんの2〜3秒ですが、見つかりました。(記事部分の一番上の写真のキャプションのすぐ下、Watch The cellist performsをクリックでビデオが見られます。)音はほとんど聞こえませんが(アナウンサーがニュースを読んでいるので)映像としては確認できます。0:37くらいからです。BBCの記事にはスチール写真も掲載されています。背後のベルリンの壁にはアメリカの象徴ともいえるあるキャラクターと思しきものが描かれています。

VOAの下記のスクリプトにも「/// ROSTROPOVICH 1989 MUSIC ACT ///」としてベルリンの壁の前での映像が使われていることが示されているので、根気よく探せばVOAでも見つかるのかもしれません。(私はVOAでの探し方を知らないのでよくわかりませんが。)
http://www.hri.org/news/usa/voa/1999/99-11-10.voa.html

で、そのベルリンの壁の前での映像は見つからないのですが、「無伴奏チェロ組曲」の演奏の映像は少しはYouTubeで見られます。

バッハの無伴奏チェロ組曲の第1番、プレリュード:
http://youtube.com/watch?v=LU_QR_FTt3E

1962年、パリでの演奏。同じくバッハの無伴奏チェロ組曲の第3番、ブーレ:
http://youtube.com/watch?v=Ud3BvW2MAj4


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ロシア 音楽 訃報
posted by nofrills at 22:49 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk
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ご返事ありがとうございました、しかしこのニュースには驚きました。ついでにこのニュースと合わせて3人が死んだわけです。

http://www.asahi.com/international/update/0427/TKY200704270370.html

http://www.guardian.co.uk/russia/article/0,,2067021,00.html

 なんだか気色悪いくらいの見事な並び方です。

 私はジュガーノフのようなつつしみがないので、金平茂樹『世紀末ロシアを行く』から実際に放送されたものを引用すると。
 93年9月21日がエリツィンの憲法の規定を無視した議会解散命令です(偶然、この日にピナ・パウシュの公演にいったそうです)。

 原文は写真がついてます
>SP 9月26日昼 赤の広場
>NA この緊張のさなか、ロストロポーヴィチ指揮ののコンサートが開かれた。フィナーレはロシアの英雄をたたえた『アレクサンドル・ネフスキー』。エリツィンをたたえるためといわれる。(聴衆席でエリツィンが満足げに拍手)120p


>SP 10月5日・朝
>NA 武力制圧の朝、最高会議ビルは無残な姿をさらしていた。
(最高会議ビル前を横切る1台の戦車)
>SP 遺体が放置されたまま
>NA まるで昨日までのことがうそであるかのように、モスクワの日常生活は元に戻りつつある。音楽家のロストロポーヴィチ氏は、この間ずっとモスクワに滞在した。
>ロストロポーヴィチ(カメラに向かって) エリツィンさん! こんなことが二度と起こらないようにしてください。モスクワ市民の幸せのために、あらゆる手段を講じてください。p157,8

 ちょっと映画は見たくなりました(^_^;)。

 なお、このあと11〜13日にエリツィンは訪日しています(T_T)。

 ご紹介のガーディアンの記事は読みました実に簡潔で的確な反論だと思います。まあ、日本のしょうもない記事を読みたくないからガーディアンとか読んでるわけですが。

http://www.guardian.co.uk/cartoons/stevebell/0,,2065048,00.html
 風刺はやはり状況によって効きますね。では、すいません。
Posted by N・B at 2007年04月28日 00:59
>N・Bさん
URLをいろいろありがとうございます。

エストニアはまたヒートアップしてきているようですね。ペトロル・ボムを投げる若者と警察が対峙、ウォーターキャノンにプラスチック弾という事態だそうです。
Fresh clashes over Estonia statue
ast Updated: Friday, 27 April 2007, 22:16 GMT 23:16 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6602171.stm

ガーディアンのカトゥーニスト、Steve Bellはいつもすごいんですが、最近ますますすごいと思います。

http://www.guardian.co.uk/cartoons/stevebell/0,,2061952,00.html
のラム爺とか、
http://www.guardian.co.uk/cartoons/stevebell/0,,2065747,00.html
のとんでもないダジャレとか(leakとleek、直球です)。

それからベルリンの壁での無伴奏チェロ組曲、はてなの人力検索でYouTubeから探してくださった方がいらっしゃいます。すばらしい。(「ロストロポーヴィチ」のアルファベット表記ゆれがあるのでなかなか探せなかった模様。)
http://www.youtube.com/watch?v=zPRDU_KIuZI&NR=1
Posted by nofrills at 2007年04月28日 14:47
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