kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年01月11日

EU拡大で得をした極右勢力

2007年1月1日のEU拡大(ブルガリアとルーマニアの加盟)で、意外な勢力が得をしている。

Far-right MEPs announce alliance
Last Updated: Wednesday, 10 January 2007, 16:09 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6241153.stm

欧州議会には、各国の極右政党から立候補して当選した議員がいる。フランスの国民戦線、ベルギーのVB(Vlaams Belang)、オーストリアのFreedom Partyなどの議員だ。

欧州議会では、「5カ国から19人の議員」がいることを必要条件とし、正式な政治的会派を作ることができる。正式な会派は補助金や発言権など、個別の議員でいるよりも好条件のもと活動することができる。

しかしこれまで、極右の議員たちは、「5カ国から19人の議員」という条件を満たすことができずにいた。それが今回のEU拡大で2カ国から6人の議員を得て、会派発足がなった、という次第。

BBC記事によると、欧州議会の極右の会派のメンバーは:
The new group includes the Austrian Freedom Party and the Flemish nationalist Vlaams Belang from Belgium.

It has seven French MEPs (National Front), five Romanians (Greater Romania party), three Flemish MEPs (Vlaams Belang) and two Italians, including Alessandra Mussolini, granddaughter of the former dictator Benito Mussolini.

It also has one MEP each from Bulgaria and Austria, along with independent British MEP Ashley Mote.

The Greater Romania party gave the grouping its critical mass. The party is known for its anti-Semitic, anti-Roma and anti-Hungarian views.

つまり、箇条書きにすると:
・オーストリアのFreedom Party(「自由党」、ヨルグ・ハイダーですよね)の議員1人
・ベルギーのVlaams Belang(「フランダースの利益」、過去記事参照)の議員3人
・フランスのNational Front(「国民戦線」、ジャン・マリ・ルペン)の議員7人(多いなぁ)
・イタリアの議員2人(うち1人はベニート・ムッソリーニの孫娘)
・英国の議員1人(Ashley Mote;UKIPから立候補して当選したが、後に資金スキャンダルで離党させられ無所属)

・・・ここまでが拡大前の勢力、5カ国から14人。これに以下の新加盟国が加わって20人になった:
・ルーマニアのGreater Romania partyの議員5人(多いなぁ)
・ブルガリアの議員1人

ルーマニアのGreater Romania partyというのは、反ユダヤ主義、反ローマ主義で反ハンガリー主義だそうです。

で、この会派を主導するフランスの国民戦線のBruno Gollnischは、フランスでホロコースト否定で裁判中(判決待ち)だそうです。

「欧州の極右」は基本的に「EU反対」であり、彼らが欧州議会に議席を有しているということ自体がちょっとねじくれている話だけれど、彼らが強固に反対していた「EUの東方拡大」(=東ヨーロッパの「貧しい」国をEUの一員とすることで、「わが国」に「貧しい」「移民」が雪崩れ込んでくる、から)によって彼らが「無事」に会派を作ることができたというのは、根本的に皮肉な話。

BBCでは、今後彼らはさらなる拡大に反対していく(具体的にはトルコ加盟の是非論について)と観測している。

欧州極右と利害を同じくするトルコの極右が、またばかばかしい裁判の連発とかいう方向で「抵抗」するかもしれない。(あんな動機で「翻訳した者」や「出版した者」が訴えられるというのは、リーガリティのレベルじゃなく印象論のレベルで不快だし不愉快なことだ。)

※この記事は

2007年01月11日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 21:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼