kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年12月30日

【リトビネンコ事件】まだ「謎の男」がいるらしい。いったい何人出てくるんだ。

人多すぎ。いいかげんにわけわかんなくなってきたのだが簡単に。「柔道マスター」メール送信者(?)の件と、「謎の男」(また新しく出てきた!)の件。

(1)英捜査当局がリマレフに事情聴取
フランス在住の元KGBオフィサー、Evgeny Limarev(エフゲニー・リマレフ)がスコットランドヤードから4度事情を聞かれたという報道@タブロイドS:
Yard spy cops quiz KGB man
By NICK PISA
December 30, 2006
http://www.thesun.co.uk/article/0,,2-2006600441,00.html
Last night Limarev, who is in hiding near the Swiss border, said: "I met several people from Scotland Yard at a police station. I answered all their questions and showed them all the documents I had.

"They wanted to know the extent of my relationship with Litvinenko and Scaramella and where I’d been in the days before the poisoning."

Limarev is being guarded by secret agents after receiving death threats.


リマレフとは、マリオ・スカラメッラをイタリアからロンドンまで来させた「謎のメール」(「英語とポルトガルのできる柔道マスターがお前たちの命を狙っている」というもの)の差出人であるらしいと言われている人物。メール送信については本人は否定しているはずだが、タブロイドSでは「差出人である」ことは「事実」扱い。ただしこれがタブロイドSの独断と偏見なのかどうかはまったく不明。(メディアから丁寧に記事を探せばわかるかもしれないが、そこまではできない。。。)

(2)「謎の男」がまたひとり。
Mystery man caught on CCTV may hold key to poison plot
Daniel McGrory and Tony Halpin
December 29, 2006
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2-2522405,00.html

概要:
ドミトリ・コフトゥン(入院中)がハンブルク経由で渡英したさい(だから10月末のことか、10月半ばのことか?)、ハンブルクからの便でコフトゥンの隣の席にいた男について、捜査当局がCCTVの映像を調べた。この男はコフトゥンの同行者と思われる。ドイツの捜査当局はこの男を放射性物質ポロニウム210の密輸の疑いで調査している。

コフトゥンと一緒にヒースロー(ロンドン)に到着したあと、この謎の男は姿を消した。ロンドン市内のホテルを調べたが、旅券や入国書類にあった名前で宿泊した者はいない。この男はその後11月1日にコフトゥンと落ち合ったと考えられる。

ドイツ当局は、このときコフトゥンがモスクワからハンブルクまで利用した機体の放射能検査を、ロシア当局に対し要請したが、断られた。ハンブルクの検事長は、「コフトゥンは10月28日にドイツに到着した、またこのときには既に彼はポロニウム210にやられていた、と考えている」と述べた。そのため、ハンブルクに到着してから利用した車などでも放射性物質の痕跡が発見されていると考えられるというのが、検事長の見解。

一方で、コフトゥンと謎の男がハンブルクからロンドンまでの移動に利用した航空機からは何も検出されておらず、この点がドイツの警察には謎。

放射能検出の事実関係のところを引用。太字は引用者による:
Russian police say that they believe Mr Kovtun was also a target for the assassin, and the businessman denies vehemently any role in the poison plot. The British team is reportedly still seeking more information from Mr Kovtun and Andrei Lugovoy, his business partner. Polonium-210 was discovered on two British flights on which Mr Lugovoy travelled to London in October. On October 25 he took BA 875 and stayed at the Sheraton Park Lane. Radiation was found at both locations. It was also found on BA 872, which Mr Lugovoy took on October 31, and at the Millenium Hotel, in Grosvenor Square, where he and Mr Kovtun stayed and where they entertained Litvinenko.

これとは別に、ナイツブリッジのParkesでも、痕跡が発見された。このホテルは、10月16〜18日にルゴボイとコフトゥンが宿泊している。このとき2人が使った飛行機は、ロシアの航空会社、Transaeroである。この会社のボーイング747の機体からは毒物は何も検出されていない、とロシア当局者は言う。

・・・というわけで、ソコレンコのほかにもう一人出てきました。もうわけがわかりません。しかも「謎の男」を強調しているのは、ほかならぬタイムズです。明智小五郎とか金田一耕介がいてくれないと無理です。

(3)ユコス関連?
上と同じタイムズの記事から。

ロシア検察は、年明けにも、モスクワからロンドンに捜査を移そうとしている。ロンドンで彼らはベレゾフスキーやザカーエフらに事情を聞くつもりである。リトビネンコの友人たちは、その機会に、クレムリンが彼らに借りを返すのではないかと恐れている。

ロシア検察は今週、ユコス関係者複数名に事情を聞く方針を明らかにしている。その中には、2003年にイスラエルに飛んだレオニード・ネヴツリン(Leonid Nevzlin)も含まれる。ロシア当局は米国に対し、昨日、ネヴツリンの逮捕を要請している。ネヴツリン側は事件への関与を一切否定している。

ネヴツリンはタイムズに対し、リトビネンコはテルアビブに来て、FSBが西欧に居住している富豪ロシア人からいかに金を取ろうとしているかについてのファイルを渡したことがある、と語った。

ネヴツリンがモスクワ警察の捜査対象となっていることは:
Kremlin claims ex-Yukos chief ordered murder of Litvinenko
Sam Jones and agencies
Thursday December 28, 2006
http://www.guardian.co.uk/russia/article/0,,1979241,00.html

ネヴツリンはこんな人:
Mr Nevzlin, who was one of the most senior men in the business empire of the jailed Russian oil tycoon Mikhail Khodorkovsky, gained a controlling stake in Yukos when Mr Khodorkovsky handed him a 60% share in the holding company that controlled the firm. He fled Russia after authorities launched a campaign against Yukos, once Russia's top oil producer, in 2003. Mr Khodorkovsky is serving an eight-year sentence for fraud and tax evasion and Yukos's main assets now belong to the state oil group Rosneft.

Mr Nevzlin, who lives in Israel, said the charges levelled at him by the Russian authorities were fabricated. His spokesman, Amir Dan, said yesterday: "Everyone knows the KGB's methods. These statements are ridiculous and do not warrant a response."

...

Mr Nevzlin told the Associated Press last month that Mr Litvinenko had given him a document related to Yukos and said he believed the former agent's killing was linked to his investigations into the company's activities.

※この記事は

2006年12月30日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼