kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年12月30日

2006年のジジェク納めをどうぞ。

当ブログの旧URL検索ワード1位が「ジジェク 結婚式」であったことを記念し、2006年のジジェク納めということで。

Is this digital democracy, or a new tyranny of cyberspace?
The hype of freedom on the web masks both disparities of power and the dangers of blurring real and virtual identities
Slavoj Zizek
Saturday December 30, 2006
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/story/0,,1980214,00.html

『タイム』がPerson of the Yearに「あなた」を選んだことについて(どーでもいいところだが2行目がこめかみにキーンと来るくらいに可笑しい)、「あの鏡面になった表紙にうつるのは、『あなた』であるところの『私』であり、『私』から見ればそれは実体をともなった私ではなく、カフェイン抜きのコーヒーみたいな『私』である」と書き・・・という記事。cyberspace direct democracy(サイバースペースの直接民主主義)というキーワードもある。

このガーディアンCiFの一番おもしろいところ・・・本文そのものではなく、この本文を前提としたコメント。

いの一番にコメント投稿した人(以下「1番さん」)が、「で、結局言いたいことは何なの?」と、短く、見ようによっては書き捨てみたいなツッコミを入れている。でも実はこの人はとても真摯な人なのかもしれない。というのは、2つ後のコメントで1番さんが驚くべき事実を包み隠さず報告しているのだ。
Sorry to post again. I wikied this guy up, trying to get a grip on what he's about. He reads a lot, writes a lot and hops from one university to another. But I'm not sure he has anything to SAY. ...

意訳:
連続ですいません。ジジェクってどういう人なのか知らなかったので、ウィキって*みました。読書量はすごいし、書いてる量もすごいし、あちこちの大学で仕事をしている人なんですね。でも私は、この人には何か語るべきことがあるのだろうかと思います。・・・

うはは。いの一番に「で、何が言いたいのかわからないのですが?」とコメントした人は、「ジジェク」のことをまったく知らなかった! すばらしいサイバースペース直接民主主義!

ジジェクは自分の「オンラインのペルソナ」についての文章に、最初にコメントしてきた人にこう言われて、「ふっふっふ。私の仮面。あなたの幻想」とか、「あなたは私を知ることはできない」とかいろいろ思ってるに違いない。本文にこんな一節がある。
The other side of cyberspace direct democracy is this chaotic and impenetrable magnitude of messages which even the greatest effort of my imagination cannot grasp.

うはははは。(この人、ほんとに「サイバースペース」が合わないんだろうなあ。「イタリア人を黙らせるには手を縛ればよい」のような意味で、この人の思考には実体が必要なのかもしれない。)

あー、そーいえば、ジジェクといえばこの本を読もうと思っていたんだった。
レビューの一例:
http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20061121
4087203670人権と国家―世界の本質をめぐる考祭
スラヴォイ ジジェク Slavoj Zizek 岡崎 玲子
集英社 2006-11

by G-Tools


なお、CiF記事については、私は「酔っ払ってるときに書いたんではないか〜?」と思いましたが、本文には、"Interface" means precisely that my relationship to the other is never face-to-face, that it is always mediated by digital machinery. I stumble around in this infinite space where messages circulate freely without fixed destination, while the whole of it remains forever beyond my comprehension. って書かれているから、すべて計算の上で「目的地を定めず自由に」をしているのかもしれない。実際、よくわかりません。



*
wiki 〜 upは、多分、「〜のことをウィキペディアで調べる」の意味。(「wikiは『ウィキペディア』だけじゃないぞ!」という方面からはものすごい勢いで矢が飛んでいきそうな表現だ。ちなみに私も「ウィキペディアで調べる」のことを「ウィキで調べる」とは言わない。実際にどの辞書を使うべきかの話をしているときに、「リーダーズに載ってますよ」を「英和辞典に載ってますよ」と言うような不正確さを感じるので。)
タグ:書籍系

※この記事は

2006年12月30日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼