kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年05月30日

カンヌ国際映画祭、パルムドールはケン・ローチの作品

Loach film wins top Cannes prize
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/5025812.stm

ベタなラブコメが「英国映画」として盛んに売り込まれているのに、ついついついイケナイ言葉を連発して呪っていた向きには朗報だ。マイク・リーの『秘密と嘘』以来10年ぶりにカンヌで頂点に立った英国映画は、マイク・リーと同様に「社会派」と形容されるケン・ローチの新作である。

この映画、The Wind That Shakes The Barleyは、アイルランド独立戦争と2人の兄弟のドラマである――というか、Black and Tansと呼ばれた英国の治安部隊が、手を血に染めてアイリッシュ・ナショナリズムを叩き潰そうとしていたときの、物語である。別の言い方をすれば(そしてBBCはそういう言い方をするのだが)、IRA勃興期の物語である。主演はキリアン・マーフィー。

ローチはBBCのインタビューに答えて、「自分たちの街が軍隊に占領されていること」がコアだというようなことを言っている。

ここで明らかなように、この映画は、1920年代のアイルランド島を描きつつ、実はイラク戦争・占領(およびその他の「戦争・占領」:ただし直接的にはイラク)を批判する映画で、受賞のときローチは、"Maybe if we tell the truth about the past, maybe we tell the truth about the present"と述べている。

今は私には時間がないので、興味がおありの方は、関連記事をはてブから参照してください。
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/Ken%20Loach/

それと、興味のある人で可能な人は、今日30日(火)29:10〜、STAR CHANNEL Hで放送される『ブラック・アジェンダ/隠された真相』をぜひ。私は環境がないので見られないのですが、これは1990年のケン・ローチ作品で、The Wind That Shakes The Barleysとストレートにつながっている、ただし時代は1980年代に設定された映画です。日本では劇場未公開でソフトもありませんが、私はUK版を入手しようと思っています。

ところで映画のタイトル、The Wind That Shakes The Barleyなんですが・・・

Yahooにあった時事の記事では「バーレーを揺らす風」ってなってんだけど、これで邦題決まりじゃないよね? 報道の都合でつけた邦題だよね? これでは「バーレー」って何?って思うだけで、原題の意味が伝わらないじゃん。

Barleyとは「大麦」のこと。酒(ウイスキー、「ギネス」のビールなど)の原料にはなるが、食い物にはならない麦という位置づけ。しかし、貧乏人はそれを食う。

ジョンソン博士はカラス麦のことを「イングランドでは馬が食い、スコットランドでは人が食う」と定義したが、大麦は、アイルランドにおいては、「金持ち(プロテスタント、地主階級)はそれで酒を作り、貧乏人(カトリック)はイモを食う」ってなもんだろう。はっきり知ってるわけじゃないが。

The Wind That Shakes Barleyというタイトルを最初に見たとき、なんかすっごくぞわぞわしたんだよね。で、「バーレーを揺らす風」ってのをニュース記事で見て、ずっこけちゃった。

なお、ケン・ローチについては、こちらさんで書いてくださっている文はとてもよいと思う。

実は私はケン・ローチの映画はイマイチ苦手なので(同時期にマイク・リーを見て、そっちの方が好き、という感覚が強烈にある)、あまりわかんないんだけど、この映画は非常に見たい。

とりあえず、『ブラック・アジェンダ』(原題はHidden Agenda)をゲットしないと。

あとはこれ↓をもう一度見ておく。。。(フィクションの色が意外と強い点にだけは注意。)

690円。

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転記前コメント:

バーリーはおいしい。
ども、在英のチコです。バーリーは息子がシュタイナー幼稚園に通っているときに、しばしばブレイクで供されておりました。細かく切った生ローズマリーで香り付けしてボイルし、薄い塩味でいただきますと、たいへんおいしいです。乾燥したものがオーガニックフード屋や普通のスーパーで手に入ります。さきほど息子に「バーリーは幼稚園でよく食べたよねえ」と聞いたところ、「太ったお米みたいなやつのこと?」とのお答え。最近食べてないので来週スーパーで買って来よう、っと。
投稿者: ゲスト at 2006 年 06 月 05 日 03:26:50


ども。レス遅くなりました。

> 細かく切った生ローズマリーで香り付けしてボイルし、薄い塩味で

それ、おいしそうなので今度「押し麦」を使ってやってみます。

レシピを検索してみたら、大麦とレンティルのスープとか、リゾットとか、おいしそうなものがありました。いずれも完ヴェジ仕様でできます。

あとですね、記事をアップしたあとに、そういえば健康食品で「大麦若葉」ってあるよなぁと思い出した次第。大麦の若葉を粉末にした、「青汁」の素(粉末)みたいなの。何年か前に、東京に来てたアメリカ人と下北の古い商店街を歩いていたときに「これは何?」と訊かれて一番説明に困った品物です。Dried and grounded barley grassっつっても通じるわけがなく、believed to be good for health as it's rich in vitaminsなどと説明していたら、何か健康食品を勧めている人になった気分でした。

さらに、そのときは気温38度とかで、私は麦茶のペットボトルを持ち歩いていて、麦茶も「それは何だ」と訊かれるのでbarleyだと答えたので、そのアメリカ人は「日本人は大麦が大好きなんだ」と思ってしまったかもしれない。(実際、味噌とか醤油で使うけど。。。)
投稿者: nofrills at 2006 年 06 月 07 日 08:22:28

※この記事は

2006年05月30日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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