kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2005年08月21日

mateで大騒動@オーストラリア

オーストラリアといえばG'day, mate(「ぐっだい・まい」と発音)ですが,そのmateがoffensive認定されそうらしい。うそでしょ。(笑)
Australian ban on mate wins few friends
http://www.guardian.co.uk/australia/story/0,12070,1552972,00.html

記事を読むと,要するに,「私はあなたに敵意は持ってません」ということを示す場合に用いられる語のmateが,時と場合によっては相手の気分を害する(offend)ということで,議会とかの場では使わないようにしましょう的動きがあるらしい。

「オーストラリアにはロンドンの下町の労働者階級すなわちコックニーさんたちがたくさん入植したために,コックニーっぽい英語がオージー英語になってる」というのは,私が確か高校1年のときの教科書に載っていたが(例のgo to hospital todayでアメリカ人びっくり,ってのも教科書に載ってた),mateはロンドンでも頻繁に用いられ,Helloの代わりに"Alright, mate?"(「おうわい,まいっ」と発音)が用いられることはよくある。ゲイリー・オールドマンの陰々滅々映画『ニル・バイ・マウス』とか参照。

で,そのmateの何がいけないんだろう?

In an edict from a senior civil servant, security staff at Australia's national parliament in Canberra were told not to use the greeting "G'day mate" when admitting visitors and politicians in case they caused offence.
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News of the ban sparked national outrage and ridicule, not least from the prime minister John Howard, who uses the term often, especially when addressing George Bush.
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With the media also in uproar - the front page of yesterday's Sydney's Daily Telegraph newspaper declared: "Mate: It's an Insult" - Mr Howard said the ban should be revoked immediately.
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"It's all about context, I think we should be both courteous and gregarious," said the prime minister, who in 1999 wanted to include a reference to mateship in the preamble to Australia's constitution. "We have a treasured informality in this country and that's something we should hold on to."
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The issue, however, has been a national talking point. The opposition Labor party said the ban reflected the "elitist culture fostered under Howard's nine-year-old conservative government."


この後記事には,オーストラリアの野党の言い分が書かれているわけだが,一言言わせてくれ――mateひとつでどうしてここまででかい話にならなきゃいかんのだ。

ハワードは明らかに自分のイメージアップのためにこれを利用しているのだろうが(ほら,「一般人の気持ちがわかる,アンチ官僚の政治家」というイメージね),そしてそれゆえにこんなことがニュース記事になるのだろうが……ああばかばかしい。

mateはinsultじゃないです。あれを聞いて気分を害するのは,1)「友だちでもないのに友だち扱いするな」と思う米国英語の人 2)「あらやだ,あたくしども上級階級の人間はそんな口のききかた,いたしませんのでしてよ」的英国おハイソ英語の人 のいずれかでしょう。(うわ〜,ウソくさい。)

ガーディアンのNewsBlogより:
http://blogs.guardian.co.uk/news/archives/2005/08/19/language_matters.html
※全体として爆笑調です。
A couple of years ago Bristol council tried to outlaw "love" and "dear", and Lancashire paramedics were asked not use "love", "duck" or even "mate".


あーそういえばあった,"love / dear"禁止令とか"duck"って言っちゃダメです宣言とか。

"duck"は北部イングランドでは,相手に親しみを込めて呼びかけるときに使われる表現。(これを知らないと「私はアヒルではない!」と思うかもしれないけれど。)

まあ,duckは私もなじみがないのだけれど,"love"とか"dear"とか,いいじゃんね,かわいくって。

私,ロンドンを歩いてて,おばちゃんとかおばあちゃんとかに"Sorry, love"とか"Alright, dear?"言われると,「くーーーっ,カワイイっ!」とメロメロになってたものですが。(おばちゃんやおばあちゃんがこれを言うとほんととんでもなくカワイイ。)

※この記事は

2005年08月21日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 01:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼