kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2011年12月20日

BBC Newsにおける "Fukushima" への言及

BBC Newsがユニークアクセス数をベースに「今年のニュース」を振り返る記事を出している。



ページトップのグラフを見ると、最大のユニークアクセス数があったのは、8月のロンドンおよびイングランドの複数都市での「暴動」のときだったそうだ。次が、目視する限り、「日本の地震」、次が「ビンラディン殺害」、次が「英予算」と「ウィル&ケイト結婚」と「カダフィ殺害」……案外というか、案の定というか、「国際ニュース」が強い(「強い」という言い方も変だが)。

しかるにこの記事、「日本の地震」というニュースを語っているときに、「福島第一原発の事故」には言及していない(Fukushimaというキーワードでページ内検索をしてみれば、英語が読めなくても確認できる)。ビジュアル化されている冒頭のグラフで用いられている「象徴的な写真」は、福島第一原発で「復旧作業」と呼ばれる、実は「復旧」ではない作業に従事する方々の写真であるにもかかわらず。

BBC Newsは少し前までは、Fukushimaに積極的に言及してきた。

例えば8月6日、広島の原爆投下の日の平和記念式典を伝える記事では、私のはてなブックマークから引用するが:



式典で語られた言葉では「原発」が出てきたにせよ、トピックとしては、広島の原爆投下と、311の震災による原発事故とは、直接の関係はない。それでもBBCの記者は、66年目のHiroshimaを伝える記事で、Fukushimaについて書いた。それが「そのときのムード(空気)」を伝え、「事実」を伝えるものだと考えた/判断したからだろう。

しかし、もっと直接的に関係のある「閲覧数が多かったニュース」という話題では、福島第一原発の作業員さんたちの写真を使っていながら、文章ではFukushimaへの言及がない。

10月の末に、BBC傘下である旅行ガイド、Lonely Planetの記事で「東京」が紹介されたときも、「福島第一原発の事故」は無視されていた。ただ、まともな取材もしていないだらけたライターが、「昨今の経緯からみれば、東京電力の歴史資料館はぜひ訪れたい。原子炉の模型がある」などと書いていただけだ。(ちなみに、この記事のこのくだりは「渋谷」についてのものだが、紹介されている「東京電力の歴史資料館」は「渋谷の電力館」ですらなく横浜の施設だし、その横浜の施設も渋谷の電力館も、記事執筆時には休館・閉館している。)
http://nofrills.seesaa.net/article/232891606.html

私が「BBCの "日本の震災と原発事故" についての報道のトーンが明らかに変わったなあ」と感じたのは、だいたいそのころ(10月下旬)だ。「震災」(ほとんどは津波の被害の報道)について書かれた記事から、「福島(第一原子力発電所)」への言及が消えた。逆はない(つまり、「福島第一原発の事故」についての記事では必ず「地震と津波」というか「津波」への言及がある)。

……これ以上は、こんな「ブロガーの片手間」ではなく、もうちょっと精緻な分析が必要だ。しかし、特に英語圏で、震災と原発事故の直接的影響を受けなかった地域(例えば京都や北海道)への観光客を「呼び戻し」たいということで、「日本」といえば「福島(第一原発)」というイメージを払拭しようと、「日本、日本」と叫びながら「福島」に言及しないのだとしたら、PR戦略間違ってますよ、と思う。

てか、ねぇ……。



「冷温停止状態」= state of denialの訳語ですか。



※この記事は

2011年12月20日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:58 | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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