kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


2003年08月24日

(政府が)騙し(国民が)騙され。

英国世論調査での「騙された67%」=以下を書いてから1年以上経過しての追記
反米嫌日戦線LIVE AND LET DIEさんに,1946年に伊丹万作が書いた文章が紹介されています。私は初めて読みましたがものすごい。
そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも雑作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己のいっさいをゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。

(以上,2004年9月4日追記)

---以下,2003年8月のオリジナル部分----------

Yahoo! JAPANにあった記事。
「国民だました」67% 英紙、大量破壊兵器疑惑で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030824-00000034-kyodo-int■追記:
26日に↑の共同通信さん記事の元(テレグラフおよび調査会社資料)を探し,別記事を立てました。「騙された」の元記事をお読みください。

以下を書いたとき,正直言ってかなり混乱してたと思います。「騙された」というのは「私は悪くない」ということだから。本当に67%が「騙された」と思っているとすると,少なくともその67%の人々はあの茶番劇を本当だと信じていたということだから。

may have, could developなどの曖昧な言い方が,have/has, have developed/are developingとされて流通していた。このことの持つ意味は,大きいと思います。個人と個人とのやり取りでもありうること。書かれていることを読む時に,自分で歪めてしまわないことには努力が必要です。一般論として。

-------------

正直,何を今更と思う。「騙された」。裏返せば,派兵に納得してた,派兵を支持してたってことだ。

英国が「イラクは大量破壊兵器を持っている」という“事実”の“証拠”にしたのは,12年前湾岸戦争のころの,米国の大学院生の論文の「パクリ」だったということが明らかになったのは,自分のメモによると今年の2月初頭のことだった(過去記事参照)。

その翌週(日本時間2月15日未明),国連安保理で,ブリクスUNMOVIC委員長が「査察は機能しているが時間がもっと必要だ」と報告し,ド・ヴィルパン仏外相が「古い国の者ですが何か?」で切り出して「査察継続」を主張し,そしてパウエル米国務長官が安保理で青筋立てて盗聴テープやら衛星写真やらを“証拠”だと熱弁を振るった。

その頃,英国ではものすごい規模(史上最大)の反戦運動が起きていて,労働党は2つに割れ,保守党が労働党政権を支持するという状態になっていた。

それが,武力行使開始時に「戦争支持」に傾いたのは,ブレアの“感動的な演説”があったからと私は記憶している。ブレアは派遣される部隊をour boysと呼んだ。

というか,「戦争はない方がよいに決まっているが,開戦が決定したからには派遣される部隊をサポートしよう」という気運。

犠牲者がなるべく出ないことを祈る気持ち。変えられないことであれば受け入れよう。現実的で合理的。

しかし,簡単に納得してはいかんと思う。与えられる情報はあらかじめ選ばれている。「納得しない」ということに実効性を持たせるにはどうすればよいのかはわからないが。

日本では,イラクに自衛隊を送るための法整備が完了した後も,軍や英軍へのイラクからのあまり組織的とは言えない武力行使(←マスコミ用語でいうところの「テロ」「襲撃」)が続発し,さらには国連にも爆弾での暴力が及び,スウェーデン兵にも犠牲者がでているという状況について,政治家が「イラクが大量破壊兵器を持っているということを信じていたので(米英をサポートした)」と無表情に語る。

政治家はニュースを見ないのかしら。2月の7日には英国の情報はウソかウソに近い憶測ということが明らかになっていたのに。だからこそ日本でも反戦運動の動きがあったのに。日本の首相が「反戦運動=サダム・フセイン支持」というプロパガンダをやらかしてくれたのも,確か2月だったか。

私自身は戦争キライと思っているが,それでも,戦争というものが必要になることもあるとも思っている。しかし,イラクへの攻撃(英米メディアによるとwar)は,必要性も必然性もないのに,それがあるという仮説に基づいて開始された。仮説に説得力を持たせたのは,捏造された数々の“証拠”とサダム・フセイン自身の過去の行いの一部である。

問題は人を殺すかもしれないから,自分が殺されるかもしれないから,ではない。それは通常の「戦争」である。情報網やら軍事力やらを有している者が,自分に都合のよい“事実”をでっち上げて始めたものが,「戦争 war」であるはずがない。

http://www.occupationwatch.org/

-----------------------------
転記前コメント&トラバ

言語面突破のゲーム
>しかし,イラクへの攻撃(英米メディアによるとwar)は,必要性も必然性もないのに,
ここで世間と nofrills さんが同一化している。大衆煽動者と同じ言説。兄弟。
競艇の親分さんが、「人類は皆兄弟」をやるのは、いかにもうさんくさい、胡散臭くてよろしいが、

nofrills さんがやるのは、僕は気に入らない。これが俺の趣味趣向。

必要性は個人個人違う。そしてどのグループのが正しいかも。
むやみな戦争は少ない方がいいと思うのも趣味趣向。
たいして、ここに利益を観て仕掛けるのも趣味趣向。
どっちが高貴なんてない。と、一旦、無価値の水準にしてからの言説をしないと、
すでに価値で誘導する言説をするなら、詐欺師としての覚悟を。

で、なければ、僕らは一緒だよね。兄弟だよね。悪いやつは外にいる。みんなみんな、僕らはわかっているのに。

この被害妄想的な自己正当化を内部参照する言説だけを呼び起こす。これが反応体(社会的ヒステリー者)。
いかなる主義主張を持とうとかまわない。己の政策判断で、言葉を垂れ流すのもいい。
しかし、誘導していることを意識に入れなければ。

そして、そんなことは不可能だということも。

ということで、お説教してるんじゃない。俺はこの種の言論を、「嫌いなんだよ!」

俺にできることは、俺の欲望のまま語ること。ここで効果測定はしない。
貴殿がどのような反応を示すかは関係ない。

で、この種の引き込みの言説が発生することは抑えられない。それをどうやって迂回し、
言語面を突破するかが、俺のゲーム。


このあと、情報がちゃんと与えられたら正しい判断ができるのにの幻想へのコメントは飛ばし。



追伸:
私の環境からでは、長文になると下の方が、貴殿のページは見えない状態になります。
これは北国tvさんのスタイルシートが一時期、システム変更によって不具合が生じたものと
思われます。現在、新しいスタイルシートがでていますので、変更し、漫画喫茶等で、
他環境での見てくれを調べるのもいいかもしれません。

投稿者:
zion-ad
at 2003 年 08 月 25 日 06:46:49

Re: 追伸
zion-adさん,ご指摘多謝です。
見えないのはヒドすぎるので,取り急ぎ,スタイルシート差し替えてみました。

投稿者:
nofrills
at 2003 年 08 月 25 日 09:29:39

難しいけど
natです。

難しいけど、「必要性は個人に寄って違う」のは確かだけど、そういってしまったら、誰が何をしようとそれは個人の必要性のためとなって、許されてしまう事になります。
ただ、今回の場合、攻撃を決定した人(個人、またはグループ)の言う必要性が、直接利益や被害を被らない私たちが納得できるもので無かったから、攻撃自体の必要性(と必然性)が無い、と言う風に受け取る事ができるのだと思います。

正義(正しいか正しくないか)は、中立に推し量る事は確かにできません。
ただ、誰かが、それを実行しなければならなかった時、それが明らかに偏って見えた場合、それを納得できない大衆がいるのは当然で、それを納得できない、というのも当然です。

私には、「無価値の水準」と言うのがよく分からないのので、同時に「すでに価値で誘導する言説をするなら、詐欺師としての覚悟を。」の意味もはっきりとは分からないのですが、何か、誰かが言動した場合、zionさんがおっしゃるように、誘導も伴わない事は不可能なように思います。
なぜなら、言葉や、表現が、個人の内から外へでた瞬間、それを受け取る対象がいるならば、その対象は表現を発した個人の意図に沿うかどうかにかからわず、誘導される可能性があるからです。

効果測定は無視してしまってもいいけれど、それ自体が詐欺行為のような気もします。どこまで自分の言った事に責任を取っているのか分からないですから。

結局何が言いたいのか分からなくなってきましたが、私にはnofrillsさんの言いたい事が分かる気がします。
なぜなら、私も、国民が今さらになって「だまされた」と言うのは、違う、と感じているからです。BBCでさえ、スタンスをあれだけ、攻撃前、攻撃中、攻撃後に変えた事に、私は少々腹を立てているから。

投稿者:
ゲスト
at 2003 年 08 月 25 日 09:31:17

natさん,こんにちは。
コメントありがとうございます。本日の仕事が終わってからお返事します。zion-adさんにも。ご容赦。

投稿者:
nofrills
at 2003 年 08 月 25 日 12:25:54

おふたりのコメント拝読。分けてレスすることが不可能なのでまとめて。1つのコメントにまとめますが内容は拡散しています。ご容赦。

「責任」:
興味深かったのは,ブッシュでもパウエルでもラムズフェルドでもブレアでもなく,英国外相のストローでした。自分に求められていることを言う。それだけで大きな影響力を持つ。ディベイターとして一流の技術とはどういうものか,見せていただいたような気がします。「発言に対する責任」とかとは別次元のところに軸足がある政治家。

「だまされた」についての違和感:
私にとって何がショックだったかっていうと,今振り返るとやはりMirrorの変節でした。あれだけAnti Warのスタンスを強く出して,激烈なブッシュ&ブレア批判をしていたメディアなのに,議会で「攻撃する」と決まった(労働党の一部と保守党により)あとは一時期芸能ネタに転び,そしてそのあとは米軍による英軍への誤爆(3月)は大々的に報じたものの,「四肢に障害を負ったかわいそうなイラク人少年」がトップを賑わせ,やがてはJohn Pilgerの記事も更新されなくなってしまった。4月にはMirrorのサイトを訪れることもめっきり減りました。

同時期にMirrorの内幕についての記事がガーディアンに出ていました。要は「Anti Warでは投資家の支持が得られない」ということでした。

英国の反戦の急先鋒がそうやって方向性を変えていく一方で,日本では全体的に,一歩距離を置いたというか,「これでいいのだろうかという提言」的報道がありました。

「誘導」:
1〜2月にMirrorを毎日見ていたときは,誘導されていることを自覚していました。っていうか誘導されることを選択していた。逆の方向(テレグラフとか)に誘導されないために。

誰もが誘導されること/誘導することから自由ではないと思います。それに自覚的になる機会がこういう形で与えられたんだから,自覚的であることを維持したい。それだけじゃないでしょうか。

「世間と nofrills さんが同一化している」:
それはzion-adさんが読み取ったことであり,読み手がどう読み取るかは書き手にはコントロールできないのが本質であるので,それについては何も申しません。ただ誤解なきよう一言,「人殺しをするかもしれない場所に自衛隊を派遣してはならない」というのも,論点のすり替えだと思っています。本質はそこではない。

それから,何よりもまず,ここはtoday's news from UKなのです。「英国が,証拠を捏造して,それに基づいて爆弾を落とし,人を殺し,劣化ウランをばらまいたこと」について私は考えるし,メモであれ雑感であれ何であれ,書きます。

主義(イズム)もありません。いや,言い方が不正確です。私の中には自覚されない何らかのイズムがあるのかもしれないけれど,それを人に伝えることを目的として,「イラク戦争」を利用して文章を書いてるわけでもありません。

投稿者:
nofrills
at 2003 年 08 月 26 日 02:45:17

nat さん。とりあえず、ここのところを。
>私には、「無価値の水準」と言うのがよく分からないのので、

審判は黙々と作業をこなします。しかし、審判として存在することを選んだこと。そのこと自体は、
無価値ではありません。あの娘は清楚で背の高い美人だったから声を掛けたなどと、
自己を述べたところで言葉。本当はなぜ声を掛けたのか、なんてわかりません。
ただ、言葉で客観的記述をしているだけ。

ここではまだ正義とかの参照ありません。

しかし、これが2流映画の若い神父となるとどうでしょうか。
3流映画ではありません。2流映画の。あなたと僕が結ばれるのが神の思し召しだとかの。

所詮ゲームのルールは、そのルールを適応したい審判の欲望。
バレーボールのところにサッカーのルールを適応することはないでしょうが、
サーカーのルールにも更新というのが、あります。

どの時代のルールを適応するか。そこには未来のも含まれる。拡散。

ルール自体が、選ばれる対象となったとき、黙々と作業をこなす審判が選んだルールとは、
己の欲望。その己の欲望がなにを選んだのかは不明。それを互いに、確認したいなら結婚でもすればいい。

しかし、政治的世界は、二人なり数人の結婚制度ではない。共同体のものとは限らない。
まして、共同体がすでにあると幻想し、ここでその幻想を断ち切ることがむつかしい日本語の世界では。
日本語には階層概念を導入すると、すごいんですが、これは、それなりの場を創らないと、
なにを言っているのかわからない。立体構造の地図が動態的に項を入れ替えながら成長するモデルの。

それをしないと、言葉で、その断片の方向性だけで、見える範囲だけを追うと西洋のカリカチュアになるんで。
西洋には区別のすごさがある。それを使いながら日本語の階層概念を入れるには、まず無価値から。

情欲、メディアへの、ルールへの。



投稿者:
zion-ad
at 2003 年 08 月 27 日 08:49:27

nofrills さんではなく、そこに己の鏡を。ないことに嫉妬して。
>それはzion-adさんが読み取ったことであり,
巧くかわされました。助かった。他所の他者、この場合俺(zion-ad)が nofrills さんの姿になにを視たか、
なんてのこだわらない。他人が視たものなど、知るか。この態度こそ最高のもの。

映し姿など、彼女以外の誰になにを視られても気にするもんじゃない。ダミー。
彼女にだけは、その人形で遊んでもらいたいが。


ここは、国家がないと困るから、いけないからの小林某の、ママを守るために国が必要の意識が多少あるので、
なんなんですが、ママでなくオバサン(彼女の言葉での形態。姿無き幽霊。言葉をしゃべる存在。見えないもの。)
を護るためにと、言分けをちゃんとしてくれれば、なかなかの論陣。

  • 株式日記 http://www5.plala.or.jp/kabusiki/


  • いま現在、最新の日記にある、2003年8月26日 火曜日の引用はいいかもしれません。

    >実はこの記事の書き方は、否定したい事を最初の方で
    >自分で部分的に認めてしまい、反対意見を持つ人の
    >共感を呼んでおき、後の方でそれをひっくり返して言いくるめる
    >というアメリカでは頻繁に使われる小手先の技法です。
    >早い話、詐欺師が相手の意見にもっともそうに同意して誠実さを
    >装って信頼感を抱かせ、後でいいように騙すのと同じ原理です。
    2001年問題観察者氏の投稿

    猫撫でる。猫なで声。
    隠さないという詐欺師のやり方もありますが。見えないものを。


    階層概念の試作品。
  • アメリカ知的財産法協会が日本に特許法改正迫る

  • ママ・パパ論の試作品。
  • 自爆テロに 思う




投稿者:
zion-ad
at 2003 年 08 月 27 日 09:23:38

Yomeuri On Line
TBさせてもらいました。海外情報のブログっていいですね!!色々参考にさせてください。

投稿者:
ゲスト
at 2004 年 09 月 04 日 12:25:28

無念
TBありがとうございます。
しかし、現在の英国国民も「だまされた」ということなのでしょうか?
「だまされることの責任」は重いですね。勿論「だますもの」への批判分析は必要ですが。
イラク戦争では、世界中で「だまされた」人の責任も問わなければならないでしょう。「だまされた」内容があまりにも稚拙な論理で、イラク人が殺されたのですから。

投稿者:
死ぬのはやつらだ
at 2004 年 09 月 04 日 13:12:29

>Yomeuri On Line さん
TBどうもです。あとで伺いますね。

>死ぬのはやつらださん
> しかし、現在の英国国民も「だまされた」ということなのでしょうか?

この記事を書いてから1年,現在はどうなのか,わかりません……というのも,今年になってからこの主旨の記事を見た記憶がないんですね。

今年になってから
・1月のハットン・レポート
・5月でしたか6月でしたかのバトラー・レポート
・「捏造写真」でデイリー・ミラー編集長解雇
(デイリー・ミラーは発行部数がトップクラスのタブロイドで,反戦を主張)
という動きが次々にありました。

ハットンでは「ブレアの悪行が明らかにされる」という期待もあったのですが,「期待」に終わりました。

「ブレアは騙した」っていうのは,もう前提になってるんじゃないかなあと思います。わかりきってることっていうか。

今は,その上でどうするか,の段階でしょうね。

1つはブレア弾劾の動き(ウェールズとスコットランドの民族主義政党と保守党の議員らによる)があります。これは成功させることではなく,むしろ,やっておくことに意義がある,っていう感じかなあと思いますが。

これより大きなものとして,英国は来年が総選挙です。

「過去どうであったか」が問われにくいタイミングというか,「これからどうするか」に意識がどんどん向かう/向けられる時期かもしれません。

> 「だまされることの責任」は重いですね。勿論「だますもの」への批判分析は必要ですが。

その責任は,きっと個人のレベルで受けとめられているんではないかと私は思います。

議会制民主主義においては,有権者の判断は選挙での投票によって示されますが,昨年後半から今までに行われた補選や地方選などでは,労働党は支持を落としています。

前回の総選挙(01年:同時多発テロの数ヶ月前)のような労働党の地滑り勝利は,もうありえないでしょうね。

何だか長いわりには中途半端な返信ですみません。

投稿者:
nofrills
at 2004 年 09 月 06 日 13:33:39

英国民の反応〜政治家への信頼
Independentの9日付記事:
Trust in politicians at critical low after Iraq war and Hutton
http://news.independent.co.uk/uk/politics/story.jsp?story=559684

今ちょっと余裕がまったくないので,とりあえずは主要な部分を引用しておきます。

Trust in ministers has slumped to a critical low following the Iraq war and the death of the weapons expert David Kelly, a survey of attitudes towards public figures has shown.

Tony Blair's style of government has also led to serious public concerns about "spin" and less than a quarter of people now trust ministers to tell the truth.

イラク戦争とドクター・ケリーの死をめぐる調査との影響で,英国では政治家への信頼が危機的なまでに下がっている。

ブレアの「スピン」のせいで,閣僚が本当のことを言うと思っている人は,今や4分の1に満たない。

Ministers are now rated as less trustworthy than every other profession except estate agents and newspaper journalists.

閣僚よりも信用できないのは不動産屋と新聞記者くらいである,との調査結果である。(新聞記者ってのは,タブロイドも含むと思われる。)

調査を行ったのは,the Committee on Standards in Public Lifeらしい。

there is a prevailing mood of suspicion of party politics in Britain.

政党政治への疑念が広がっている。

The survey found that only 24 per cent of ministers were trusted to tell the truth, while only 27 per cent of people trusted politicians in general.

閣僚の中で真実を述べると信じられるのは24%(←うちらから見れば全然数値高いじゃん 笑),政治家一般(←地方議会の議員なども含むようだ)となると,信頼できるとの解答は27%。

The research also found evidence that most people distrusted party loyalties and preferred MPs to vote according their principles rather than follow orders from the party leader.

党議拘束ではなく,議員個人個人が自分の考えで投票すべきと考える人がほとんど。

Under Mr Blair's premiership the public have become increasingly sceptical about whether they are being told the truth. The war on Iraq is seen as the most influential recent political event followed by the Hutton inquiry into the death of Dr Kelly, as well as the "dossier" on Iraq's weapons of mass destruction. These feature more vividly in the public consciousness than the debate over MMR, the rise in fuel duty or council tax.

ブレア政権で政治への信頼は徐々に低下したが,決定的だったのはハットン・インクワイアリとイラク戦争,ほかにいくつかの内政的なこと。

The predominance of the Iraq war in the public mind will worry the Government, which has been trying to focus the debate on to public services ahead of the general election.

政府は総選挙に向けて,公共サービス(医療や交通,年金など)を争点としたい考えだが,そうはいかなくなりそうだ。

The public also believe that it is legitimate that ministers and MPs accept a degree of media scrutiny of their private lives.

閣僚や国会議員については,私生活をある程度は報道されることはおかしなことではないと考える人が多い。

……以上。

投稿者:
nofrills
at 2004 年 09 月 09 日 21:49:10


トラックバック from today's_news_from_uk+
ネタ的に関連する過去記事です。 *ブレア演説 2003年7月,米国議会における「神がかった」演説。fanatic,indeed. *助動詞特集 ブレア政権が「イラクのWMDの証拠」とした書類の草稿から完成までにおける助動詞の
2003 年 12 月 05 日 12:14:08

トラックバック from Yomeuri On Line
関係筋によると、清涼飲料水大手コカコーラ社は中東地域での社名変更を検討している模様。これはマーケティングによって、同社のブランドイメージが中東地域では回復不可能なほど悪化している事が判明した為。オリンピックの公式スポンサーの立場もイメージアップには貢献しなかったという。・・・
2004 年 09 月 04 日 12:23:29

トラックバック from 反米嫌日戦線 LIVE and LET DIE(嫌なら読むなって)
『戦争責任者の問題』伊丹万作より さて、多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。私の知っている範囲ではおれがだましたのだといった人間はまだ一人もいない。
2004 年 09 月 04 日 12:59:09

トラックバック from today's_news_from_uk+
BBCのトップページのキャプチャ。 ※画像はクリックで原寸。 BBC記事: Hiroshima remembers atomic bomb http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4748027.stm
2005 年 08 月 06 日 22:50:17

※この記事は

2003年08月24日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 21:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック





【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼