kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


2011年11月12日

Avaazについて。

※14日夜、追記あり:「Avaazはこれまで署名を提出したことがない」という話があると聞きました。その点についてなど、若干追記しています。要点だけいえば、「Avaazはこれまで署名を提出したことがない」というのは虚偽情報です。詳細はエントリ末尾をご参照ください。


今週、「福島の子どもたちを守る」云々での「署名」で、Avaazというサイトが急に注目を浴びたようだ。個人的には「なぜ今さら」なのだが、単に日本語圏では知られていなかったのだろう。

その「署名」が提出されたとの報告を、ブログ「薔薇、または陽だまりの猫」さんで読んだ。「Avaazのスタッフではない」というこのアイリーンさんがどのような権限で「代行として内閣府に届けた」のか、また届けられた「お手紙」というのが何のことなのか、さっぱりわからない文面だが。(→14日夜追記:届けたときのお写真

内閣府に提出:AVAAZの署名に関するお手紙/アイリーン・美緒子・スミス
2011-11-11 18:58:08
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/79d25be13f3a381e4cbb9e4494d77ec2/
グリーン・アクションのアイリーン・美緒子・スミスです。
今日、福島の子どもを守るAVAAZの署名に関するAVAAZのお手紙を代行として内閣府に届けました。国会議員事務所がアポを取って下さいました。昨日(11月10日)、AVAAZはこの手紙を先方にファックスしています。署名は量が多すぎるのでファックスは受け取れないとのことだったそうです。私はAVAAZのスタッフではありませんが、多くの署名者の想いと要求が伝わると思い、届けることにしました。

AVAAZの署名について:
http://www.avaaz.org/jp/save_the_fukushima_children_1/

署名の文面:

内閣総理大臣 野田佳彦 殿:
(略)

なお、初めに述べておくと、私はこの「署名」には自分の名前は入れていないし、他人にも紹介するなどはしていない。理由は、私は(他のオンライン署名のサイトではわりと頻繁に署名に参加しているが)このサイトは使いたくないからだ。私はこのサイトに自分の「傾向」を記録させたくない。署名の内容いかんに関わらず、このサイト経由では署名はしないことにしている。むろんそれは私個人の判断であり、他の人がどうなさってもそれはその方の自由であり、その方の責任である。(なお、私がこのサイトについてこのような判断をしたのは、2010年である。)

――以下は、これについての説明(になるかもしれないこと)である。(Twitterで書いていたのだが、断続的に同じ話が持ち上がるので、ブログに書いておく。)

11月10日にTwitterに投稿したこと:
話題になってるようだが、Avaazっていう署名サイトがどういうところなのかは http://is.gd/USJV33 でだいたいのことはわかる。「署名詐欺」、「実態がなくメルアド収集して商業的なspam送信が真の目的」というサイトではない。しかし(続
posted at 18:25:00

続) 07年にここが発足する前から「中の人」の活動はフォローしていたが(Avaazのルーツのひとつは03年イラク戦争反対の米民主党系の市民運動。Avaazで世界規模に拡大)、私としては…うーん。例えばFBで個人情報の扱いが変更されるのが気になる人は合わないと思う。根拠は次。
posted at 18:26:01

FYI, Avaazについての私の個人的な記述。昨年12月: http://is.gd/nXrr8b 今年7月: http://is.gd/rvC5t6 http://is.gd/ts3xXK http://is.gd/Vk9VqJ
posted at 18:27:02

なお、印象論ですが、今回はサイトの名前を広く知ってもらうことが目的の1つではと思います。サイトで日本語になっている署名は今回の「福島」を入れて3件。最初が07年ビルマ(これは私も署名している)。次が日時不明で(これじゃアクションにならない)麻生内閣のときの気候変動トピック…古っ!
posted at 18:29:00

Avaazといえば、今年は、ベンガジの若者たちがまだNo foreign intervention! という垂れ幕を掲げていたときに「飛行禁止空域導入」の議論が始まった直後、「NFZ導入を!」と求める活動を破竹の勢いで展開していたね。 http://is.gd/IFzty7
posted at 18:30:27


上記の「FYI, Avaazについての私の個人的な記述」に挙げた過去の投稿4件:
2010年12月10日(金)
あのペティションなあ…いつの間にか「会員 member」扱いされるようになってるんだよなあ…署名についての履歴を取られることに同意した記憶はないのだが、avaazって前からそうだっけ。
posted at 01:34:05

2011年07月08日(金)
#syrjp 2.12pm update: 「ハマでこの24時間の間に700人以上が逮捕された、電気と水がカットされたとAvaazが言っている」(Avaazっていつの間に「市民ジャーナリストのネットワーク」に?)など。ハマからは1000… http://htn.to/kqS5yK
posted at 00:14:06

2011年07月22日(金)
なんだこの提灯記事。 / Avaaz: activism or 'slacktivism'? | World news | The Guardian http://htn.to/bAt5kG
posted at 02:06:04

2011年07月30日(土)
うーん、バーレーンのレースが中止になったのは「Avaazのキャンペーンの成功」じゃないだろう。F1のチームやレーサーが一斉にNoと言ったからだろう。図々しいなあ、実に。http://is.gd/USJV33
posted at 22:14:19


上記の7月22日投稿、「提灯記事」については、このエントリ冒頭で挙げた「薔薇、あるいは…」さんでも「太田光征さんから」として貼り付けられた箇所で言及されている。該当箇所を引用:
英ガーディアン紙によるAvaazの論評

Avaaz: activism or 'slacktivism'? | World news | The Guardian
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jul/20/avaaz-activism-slactivism-clicktivism

「論評」? ははははは、ご冗談を。

あまりにおもしろかったので、「薔薇、あるいは…」のブログ主さんには責任のない箇所だが、コメント欄に下記を投稿してきた。
ブログ主さんの責任範囲外の転載部分についてですが、「ガーディアン紙による論評」とかいうのは勘弁してください。「ガーディアン紙掲載の記事」です。

あの記事を書いているのはガーディアンの記者ではなく外部のフリーランス記者。記事はどう読んでも、いわゆる「提灯記事」です(記者が記事にする対象から渡された資料を元に書いている記事)。

記事書いたライターのプロフィールのページ。
www.guardian.co.uk/profile/patrick-kingsley

少し言葉足らずかもしれないが、記事の筆者は「外部のフリーランス記者」ではあるのだが、継続的にガーディアンで書いている人だ。ただし「フリーランス」である以上、「ガーディアン(編集部)の意見を述べる記事」は書かないし、書けない。よって彼の書いた記事は「ガーディアン紙の論評」などではありえない。

このような曖昧な(=定義のはっきりしない用語を用いた)表現は、筆者の意図とは関係なく、読者が勝手に思い込む危険性をはらんでいる。注意していただきたいと思う。

ともあれ、このAvaazについては、@suzukyさんが非常に的確な指摘をしておられる。11日にRTしたものと、それを拝読して私が書いたものを下記に:
RT @suzuky: AVAAZは……自分でモノを考えたくない怠慢な人のための運動ですよねえ。反大企業、反EU、反IMF、反核、反捕鯨、何もかも一緒くたで反対。自分で論理を考えられない人向け。頭弱いのかなみたいな。言っちゃ悪いけどそれ以外に形容しようがない。
posted at 20:43:10

RT @suzuky: 運動がまとまるとああなっちゃうのかと思うと、本当に残念。
posted at 20:43:25

RT @suzuky: AVAAZB 考えるのが面倒くさいのはわかるけどさ、誰か・何かに影響力を与えようと思ったら最低限、ロジックの部分は固めといたほうがいいんじゃないの。最低限の良心というか。
posted at 20:43:39

@suzuky さんの仰る通り、Avaazは(どのような組織なのかなどはひとまず措いておくとして、そのやっていることだけで判断するに)、make it betterというprogressive politicsの極北。「数」を集めて、それに実効性を持たせるためのシステム。
posted at 20:45:20

だから、「みんなで騒ぐ」ことがdirect actionとして実態・実効力を伴うことができる場合は「大量署名運動&アウェアネス」として有効であるにせよ、何かを「考える」ことには基本的にはまったく寄与しない。
posted at 20:48:30

Avaazのような「大量署名サイト」は、そこに上がってるトピックや書かれていることを見て「へー、そういう問題があるんだー」と一人一人が意識するための、ある意味「オルタナティヴなニュース」として機能するし、広いリーチを持って問題点を共有することにも役立つのだけれども。
posted at 20:50:08


で、冒頭の「福島の子どもたち」の署名に戻ると、私が署名をしなかった理由は第一に「それがAvaazだから」だ。上に述べているように、私はこの組織を信用していないし、特にこの組織のデータの扱いを信用していない。「履歴」を取られていたのは最初っからだが、どうしてFBやTwitterのアカウントとの紐付けをしようとするのか。。。なんて書いているが、「どうして」は修辞疑問だ。ちなみにそういうことに関心のない人はなんとも思わないだろうが、まさに11日のタイミングで出たWikileaksの主要サポーター3名のTwitterのプライベートなデータ開示を米国政府が求めていた件での裁判所の判断などは、「紐付け」によって何が起きうるかを考える材料となる。

それから、「私はこの組織を信用していない」のは、急に「ジャーナリスト集団」になってみたり(シリア……「シリアからの情報」の見方は難しいですね、ほんとに)、自分たちの手柄でもないことを自分たちの手柄だと言ってみたり(バーレーン)する、という「事実」に対する態度のひどさゆえ。また、「(カダフィ政権の)リビアに対するNFZ導入」でこのサイトが果たした役割を疑問詞していること。その他。

では、この署名がAvaazではない、他のオンライン署名だったらどうか、というと、それでも署名していなかっただろう。「私たち憂慮する市民は、日本政府が、 未だに高放射能汚染地区に閉じ込められている福島市の子ども達を守るため、 早急に行動をとるよう強く要請します」(請願文の文面より)という「英語から日本語への翻訳丸出し」の文章(あたくしくらいに高度に訓練されていると、原文が透けて見えるw)、日本語で文章を書くということをしている人のしないような表記のクセ……この「署名」の「中の人」は、いったい、誰なのか。

「リビアに対するNFZ導入」のときも、署名ではないのだけど、「リビアにいるリビア人がそのように要求している」という話だったはずなのに、詳しく見てみたら「リビアにいるリビア人を支援している北米の在外リビア人を支援しているカナダ人が、そのように要求している」だった、ということがあった。

そういう曖昧さを避けるために、オンライン署名ではたいがい、「誰が主催する署名か」が明示されている(英語ではsponsorなどという)。

例えば、2001年には既に存在していたと思うが(←記憶に頼ってます)、PetitionOnlineというサイトでは、「レンタル掲示板」や「レンタル・アンケートフォーム」の感覚で誰でも署名運動を開始できる。このサイトの類似サービスは、本当にたくさんある。

で、このサイトでは次のように、それぞれの署名について、署名のテーマ、宛先と、誰の主催かが明示されている。(1件目の「ラテン語とギリシャ語」についての請願文は、宛先はユネスコ、請願文の主はルイジ・ミラグリアさんである。)この「テーマ」をクリックすることで、請願文全文が読め、詳細が確認できる。賛同したければ自分の名前とメールアドレスを入れればよい。そのあと配信されてくる「サイトからのお知らせメール」は(最初に「希望しない」を選ぶことができるが)、よくある通販サイトなどの「お知らせメルマガ」のようなもので解除も簡単だ。


なお、PetitionOnlineと同じようなサービスとしては、日本でも例えばオンライン署名の「署名TV」というサイトがある。ここも「署名運動の主(企画者)」は明示されている。

それから、これは英国の国籍・市民権のある人(場合によってはレジデンシーのある人も含まれることがあるが)に限られているのだが、英政府のサイトで、特に資格を問われずに誰もがオンライン署名を行うことができる。解説は下記:
http://www.number10.gov.uk/news/petition-responses/

どのような署名が行われているかの一覧のページ。ここも、個別の請願文のページでCreated byとして誰の始めた署名運動なのかが明示されている:


直近では、「ヒルズバラの悲劇」についての政府の記録文書を全て開示するよう要求する署名が行われ(偶然だが上記の画像の2件目にある)、その結果、当該の文書はすべて開示されることとなった、ということは先日このブログでも書いたとおりだ。
http://nofrills.seesaa.net/article/230892795.html

あ、上記キャプチャ画像の1件目が「教養のない人のスペルミス」を含んでいる。実に民主的だ(笑)。

で、これらのような「署名」の仕組みは、「民主主義」、「言論の自由」といった観点から、非常に有益で貴重なものである。物理的に署名用紙を持って回らなくても署名が可能なこういった仕組みがオンラインに登場することで、風通しがよくなった部分は確実にあると思う。

しかし、Avaazはこれら一般的な「オンライン署名」とは違う。ここに掲示される署名運動は、「わたしたちの声」として一般化するための手続きを経てから「採用」され、その運動が誰の主催であるかは明示されない。そして、一般人から見れば、誰がその署名をこのサイトで行なっているのかがわからない。ブログ「薔薇、あるいは…」さんのエントリに転載されている文面から:
How Avaaz picks its battles

Campaign ideas are submitted by Avaaz's members in the first instance.

But once an idea is settled on, it still has to pass a rigorous selection procedure. First, a tester email is sent to a random selection of 10,000 members in a particular country. Any "tester" that doesn't encourage at least 10% to open it is generally discarded.

アイデアが採用されると、特定国のメンバー1万人をランダムに選び出し、試験メールを送る。少なくとも10%の人がメールを開かなければ、そのアイデアは通常ボツになる。

Test emails that pass this threshold then need to ensure around a 40% conversion rate. Here, they're testing the email's contents. If the email's going to fly, at least two in five of those who opened it need to go the extra mile: to click through to Avaaz's website.

この関門をくぐり抜けた試験メールは次に、約40%のコンバージョン率を達成する必要がある。つまり、メールを開いたメンバーの少なくとも5人に2人がリンクをクリックしてAvaazのウェブサイトにアクセスしなければならない。

A campaign with promise will encourage more than 80% of those people to sign the petition. Emails that achieve this ratio – around 6% of the original audience – will then be rolled out to Avaaz's entire membership in the relevant country.

メールを受信した人の80%以上が署名するようなキャンペーンが有望。オリジナルメールを受信した人の約6%が署名をするようなメールが、関係国の全Avaazメンバーに送信される。


ということは、極端な例だが、仮にこのサイトに掲示されている「原発反対」の署名を石油企業が主催しているという事実があったとしても、「シリアのデモ弾圧に断固抗議する」という署名をイランの王党派が主催しているという事実があったとしても、「きのこの山の完全勝利」を宣言する署名を、たけのこ派の放逐を画策するアルフォート派が行っていたとしても、署名する側には知る術がないのだ。(左記3例、いずれも今私がキーを打ちながら思いついた架空の例。←しつこいが注意書き。)

しかも、ブログ「薔薇、あるいは…」さんのエントリに転載されている文面にあるけど、シリアの反アサド政権派に撮影機材提供してるって?
シリアから最近送られる映像のほとんどが、Avaazから提供された映像機材によるもの。
http://www.zoopy.com/news/974/lifeless-body-dragged-through-streets-of-syria


「わたしたち」とは誰か。オンラインで「その署名、イイネ!」的に意見をまとめていこうとする方向性はひとつ「あり」だと思うが(それでもこんなに曖昧にぼやかすべきではない)、撮影機材の提供は別の話だ(なぜ、別の窓口を作らないのだろう。Avaaz Pressか何かを作ればよいのに)。しかもこのサイトのシステムでは、例えば「地球温暖化対策の枠組み作りを各国政府に呼びかける請願文」に賛同して署名したら、同時に、「わたしたち」のひとりとして、シリアの反アサド派への撮影機材提供にも賛同することになってしまうのではないか(間接的にであっても)。また、この例では、シリアのアサド派は「地球温暖化など関係ない、むわはははは」という「悪漢」扱いに近いことになってしまうのではないか。そんなに単純か。

このような背景があり、私はこのサイトをまったく支持していない。かつて、MoveOn.orgだったときから彼らの運動は多少はフォローはしているが、こうなってしまったらもう「別物」だ。

あと、署名の数の「目標値」(個別の署名のページで、"Help us get to 200,000" などと示されているところ) が、20万が達成されると30万に増やされる、というようになっていることでも、「数を集めるゲーム」ならともかく、まともに物を考えよう、社会の構成員(市民)として問題に真面目に取り組もうという姿勢がうかがえないと思う。

漠然とした「何かいいこと」を、本当は誰の意見なのかを明示せずに「みんなの意見」としてプロモートし、「とにかく大勢の賛同を」と呼びかけるのではなく「100人の賛同を」と呼びかけ、それが達成されたら「200人」、次は「500人」、「1000人」……と「目標値」を上げていく、というのは、最終的に、「より良い世界 better world」につながりうるのだろうか。

Avaazの根底にある思想は、おそらく、そういうものだ。しかしそれは、(クソ映画にされてしまった映画版の) "V for Vendetta" の無邪気な「独裁は悪、みんなの意見による民主主義は善」という価値観そのものだと思うんだよね。



【追記:11月14日夜】
先ほど、以下をTwitterに投稿した。
Avaazについて「これまでの活動でも署名の提出が確認できない」というような内容の発言があるそうだが、それも「嘘」(不正確情報)ですよ。http://www.avaaz.org/en/highlights--burma.php を参照。(続
posted at 17:24:10

続) http://www.avaaz.org/en/highlights--burma.php にYouTubeの埋め込みと文章がある。例によって日付が確認できないが、状況からおそらく07年、76万筆以上の署名が英首相官邸に届けられる様子の映像。その署名がどこにどう届けられることになっていたか文章に明示されている。(続
posted at 17:26:41

続)それから、 http://www.avaaz.org/en/highlights--human-rights.php このページの2件目(現時点)に "End the War on Drugs" という項目があって、60万筆以上の署名が国連事務総長に届けられたことが報告されている。(続
posted at 17:32:19

続)http://www.avaaz.org/en/highlights--human-rights.php で報告されている「UNSGへ署名を届けました」の件、これも日付不明だが、写真に添えられた文章内にある報道機関の記事のリンクから、2011年5月〜6月のキャンペーンだったらしいことは確認できる。(続
posted at 17:35:21

続)また、ページの上部にあるAbout Usからではなく、Press Centre(今気づいたけど綴りが英式←かなりどうでもいいかも)から進めるようになっているFactsのページ: http://www.avaaz.org/en/pressfaq.php (続
posted at 17:45:39

続) ここにある our founding President and Executive Director の名前でウェブ検索すると http://therespublica.org/AboutUs.htm が出てくる。ここに書いてあることはたくさんあるし、ここから読み取れることもたくさんある。以上連続Tw了
posted at 17:48:21


あと、微妙に別件で:
http://ceron.jp/url/www.youtube.com/watch?v=PIRGiaZijrk 男性が日本語でAvaazについて説明しているビデオ。リンク先のYouTubeページで確認すると08年10月にアップロード。まず単なる言い間違いかもしれないが「2000年からAvaazが活動している」というのは誤っている(開始は2007年)
posted at 18:02:19

承前。このビデオの人が誰なのかなどは、投稿主のYouTubeアカウントのトップページからリンクされている彼のサイトで確認できる(複数言語対応)。で、このビデオから判断すると、08年の時点では日本でも大々的に展開しようという予定だったのかもしれない。jaのページも作ってあるし。
posted at 18:06:48

承前。しかし、現時点で、http://www.avaaz.org/jp/ で日本語になっている請願文は3件しかない。その点については先日ブログに書いた→ http://nofrills.seesaa.net/article/234874171.html
posted at 18:09:07

以上、あとでブログに追記するための軽い調べ物。
posted at 18:11:11


また、当エントリのはじめの方にあるブログ「薔薇、あるいは…」さんで紹介されている、アイリーン・美緒子・スミスさんのご報告、「内閣府に提出:AVAAZの署名に関するお手紙」の件、11日付けで、AvaazのFlickrに写真がアップされている。
http://www.flickr.com/photos/avaaz/6334426236/in/photostream/
http://www.flickr.com/photos/avaaz/6333709145/in/photostream/
http://www.flickr.com/photos/avaaz/6334463654/in/photostream/

写真のキャプション:
Avaaz Save Fukushima's Children Delivery

The Avaaz Save Fukushima's Children petition was submitted to the office for submission to Prime Minister Noda: the Cabinet Office, Secretariat of the Minister). The official was Yoshihiro SANO in General Affairs Division at the Secretariat. Thanks to Aileen Mioko Smith, Executive Director of Green Action, who submitted the letter on behalf of AVAAZ.

事実確認・照合すると、「ペティション(請願文)」が、内閣府のさの・よしひろさんに手渡された、とのこと。また、Avaazの代理としてその「手紙(レター)」を届けたのは、グリーン・アクションのエグゼクティヴ・ディレクターであるアイリーン・美緒子・スミスさんである、とのこと。

写真を拝見すると、渡されている「手紙(レター)」(こういうletterは日本語では「書状」、「文書」と言うと思うが)はA4紙。枚数はわからないが、10枚というよりは1枚に近いように見える。

この「手紙の提出」について、Avaazの署名・請願文のページでも、下記のように報告がある。


誰がどう見ても英語(か、ほかの欧州の言語)から日本語に翻訳された文面で、「原文」へのリンクがないこと自体がフザけていると私は思うが(これ、ねじくれた英語中心主義の無意識の現れだと思う。というか、各国語版へのリンクを各ページに用意するくらいしろよ、世界規模だとか17言語だとか言うんなら)、英語版を参照するにはURLのjpのところをenに変えるだけでよいので、そうやって英語版を見てみる。


英語版のほうには「日本語版はここをクリック」と、でかでかと書いてある。なんか、見ただけで疲れた。

まあそんなことはどうでもいい。私はアイリーンさんが提出なさった「手紙 letter」とは何なのかを確認したいだけだ。

対訳にして見てみよう。なお、書かれていることの「内容」は一切検討しない。単に言語面だけを見る。
Update November 10, 2011: Today the Committee on compensation failed to protect Fukushima's children saying it was out of their jurisdiction. But the Prime Minister has the authority and our petition to him is exploding -- we will deliver the number of signers to him and to the media until he takes urgent action. Sign Now!

2011年11月10日更新情報: 今日、補償に関する会議は、同会議の管轄外として、福島の子ども達を守る行動を起こしませんでした。しかし、総理大臣には行動を取る権限があり、私達の嘆願書は爆発的な勢いで広がりを見せています。総理大臣を動かす数の署名を集め、総理大臣が緊急行動を起こしてくれるまで、大臣とメディアに、署名数を発表していきます。今すぐ署名してください!

このアップデートでは対訳にしても特に気になるところはない(日本語がぎこちないなあと思うだけで)。

November 11, 2011: We delivered our message by hand to the PM's office -- and we will keep delivering this petition to PM Noda and to the media until the government takes action! Let's continue signing and spreading the word to Save Fukushima's children.

2011年11月11日: 今日、皆さんがご協力下さった署名は、首相官邸に持参しました。日本政府が腰を上げるまで私たちは署名を届けます。福島の子どもたちを救おう!引き続き、私たちの署名にご協力下さい。そして、ご協力のお願いを一人でも多くの方にお知らせ下さい。

上にコピペしたパートより日本語としては全然こなれているが、今度は内容がおかしい。

まず、英文の「私たちのメッセージ our message」が、日本語では「皆さんがご協力下さった署名」になっている。「(Avaazのいう)『私たち』って誰?」という問いが出てくるのが自然だろう。(ほんと、誰?)

それから、「メッセージ」が「署名」に化けている。一般論として「レター」の内容が「メッセージ」だから、アイリーンさんが書いておられる「手紙」は「メッセージ」と同義であると考えてよい。しかしそれは「署名」そのものではない。

日本語でその次に出てくる「署名」(<「日本政府が腰を上げるまで私たちは署名を……」)は、原文ではpetition, つまり「請願文」だ。この場合は、「賛同者の署名がつけられた請願文」だ。その場合「賛同者の署名」が多い場合は、数名の代表者の名前に続けて「ほか○○名」とすることもある。

集まった「署名」が、とてもじゃないが紙1枚(から多くて数枚)に収まる数ではない、今回のような場合、届けられた「手紙(メッセージ)」は上記のような「ほか○○名」の形式のものかもしれない。

……と思って、AvaazのFlickrにアップされている写真のオリジナルサイズを見てみたが、最もはっきりとその「手紙」が写っているものを見ても、判然としない。
http://www.flickr.com/photos/avaaz/6333709145/sizes/o/in/photostream/
※トリミングしてアップしようかと思ったが、Creative CommonsではなくAll Rights Reservedなのでできない。AvaazはウェブサイトではCCなのに、どうしてFlickrではCCにしないんだろう。

ただ、「A4の紙」がAvaazのレターヘッドのあるものだということは確認できる。で、このレターヘッドの紙が日本にあるということは、どういうことなんだろう。日本に事務局か何か、あるの? てかこのレターヘッドの紙が日本にあるのなら、Avaazのスタッフではないアイリーンさんではなく、レターヘッドの紙を持っている人(Avaazのスタッフとしか考えられない)が、「私たち」の代表者として、届けにいけないのか?(東京から離れたところに住んでいる、などのご事情がおありなのかもしれないが。)

などなど、結局よくわからないところはよくわからないままだが、こういう「署名」とか「手紙」とかいう日本語の文面しか読めない・読まない人の間で若干情報が混乱している様子があったので、サイトがもっとちゃんとやるべきだよなあ(せめて他言語へのリンクをはるとか、翻訳の用語統一を厳密にするとか……)と思った次第。

※この記事は

2011年11月12日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼