kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年08月23日

2003年の「リシン」事件の過去記事

ロンドンの「リシン」事件(2003年1月)について、絶対にあとから参照したくなるので、過去に書いたものをまとめておくことにしました。リシンだけじゃなくて、大雑把に同系統のものも合わせて。

転記元はブログを使うようになる前のToday's News from UKのログ。2003年1月から2月の分。

http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_january2003.html
http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_january2003_2.html
http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_january2003_3.html
http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_january2003_4.html
...というふうになってます。


明らかな間違いの修正と段落をつけたことを除いては当時の記述のまま。デッドリンクもそのまま。

http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_january2003.html
(19) ロンドンで激毒物押収。
2003-01-08 (Wed)

ロンドン警察のテロ対策部隊は日曜日,北ロンドン,ウッド・グリーンのあるフラットで激毒物リシン(Ricin)を押収,フラットの住民ら男女6名(北アフリカ出身)を,テロ対策法(the Terrorism Act 2000)により逮捕。

リシンという毒物は,ある植物の種子に含まれる蛋白質で精製は比較的容易。イギリスでは70年代末に,リシンを仕込んだ傘を用いた殺人事件が起きている。

詳細は記事をお読みください。→BBC NEWSThis is London

NHSではこの毒物についてのリーフレットを用意しているようです。PDFファイルですが,上記BBC NEWS記事の右コラムにリンクされています。日本語での解説は,例えばここ。


(20) リシン事件について。
2003-01-09 (Thu)

Wood Greenでリシンが見つかった件に関し,在英日本大使館・領事館から「お知らせ」が出ています。スコットランド・ヤードの発表を日本語で説明する内容です。こちらのページでお読みください。


http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_january2003_2.html
(21) 7人目の逮捕者。
2003-01-09 (Thu)

Wood Greenでリシンが発見された件での逮捕者は1人増えて合計7名に。警察ではさらに少なくとも2名の行方を追っている。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2637515.stm

なお,地元Wood Green(←普通の住宅街です。駅前に大き目のショッピング・センターがあって,92年にIRAの爆弾テロがありましたが)の住民のインタビューは下記URLで読めます。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2638549.stm

最後の方に「ドラッグと同じでどこにでもあると思うよ。自分に何かできるわけでもなし,自分的には普段通り」という23歳の人のたくましい(?)コメントがありました。


(34) 警官刺殺。
2003-01-15 (Wed)

私は今朝のニュースで知ったのだが,北ロンドンで発見されたリシンに関連してマンチェスターで捜査を進めていた警察官が刺殺されるという事件が発生。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/2659133.stm

記事によると,怪我をした警察官は全部で4名,容疑者逮捕ではなく情報収集のために現場に入っており,そのため,防弾チョッキのようなものは着けていなかった。


(37) ロンドンの「リトル・アルジェ」。
2003-01-15 (Wed)

ウッド・グリーンでリシンが見つかった事件で逮捕されたのは北アフリカ,アルジェリア出身の人々だったとのこと。ということで,BBC NEWSに,ロンドンのアルジェリア人街についての記事が出ている。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2653203.stm

※記事内にあるBlackstock Roadというのは,手元の地図で確認しましたが,Wood Greenではなく,Finsbury Park駅の東南側,Arsenalのグラウンドまで行かない辺りの通りです。


http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_january2003_3.html
(50) モスクを捜査。
2003-01-20 (Mon)

警察の反テロ捜査担当が、過激なイスラム主義を説くアブ・ハムザ師の拠点であるFinsbury Park Mosqueを捜査,何人かを逮捕。詳細情報はまだ(20日昼時点)出ていません。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/2675223.stm


http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_january2003_4.html
(64) 8人目。
2003-01-24 (Fri)

今月初めにリシンが発見された件での逮捕者は8人に。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2688301.stm


http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_january2003_5.html
(89) 靴爆弾男に判決。
2003-01-31 (Fri)

2001年12月に,履いていた靴に爆弾を仕込んで米国マイアミ発パリ行きの航空機に乗ろうとして逮捕された英国人テロリスト(通称Shoe Bomber)に、米連邦裁判所が終身刑の判決。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/americas/2708205.stm


http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_february2003.html
(13) モスクから追放。
2003-02-05 (Wed)

コロンビア号の空中分解・墜落事故について,イスラムの過激な人々の口から「アッラーの下した罰である」という発言があったことは日本でも報じられている通りのようです。

「イスラエル人とヒンドゥー教徒とアメリカ人が搭乗していたので罰が下された」との発言をして世間から非難を浴びたアブ・ハムザが,Finsbury Park Mosqueから正式に除名されました。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2724135.stm

でも本人は「私はやめない」と言っているみたいです。(上の記事の右にある音声リンクによると。)


http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_february2003_2.html
(25) リシンについてのテレビ番組。
2003-02-07 (Fri)

今日(6日),フジテレビの『アンビリーバボー』で、78年のロンドンでのリシン殺人事件(東欧からの亡命者が,傘改造銃に仕込まれたリシンつきの玉を
撃ちこまれて殺害された事件)のことをやっていました。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/2636105.stm

興味のある方で見てない方は,再放送をチェックしてみてください。


http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_february2003_2.html
(28) 心底呆れた話。
2003-02-07 (Fri)

2月7日にYahoo! JAPANで見つけた記事。
イラク問題:英政府の報告書が雑誌を盗用 つづり間違いも一緒

3日に英国政府が「イラク攻撃は正当なものだ,なぜなら」ということで公にした報告書(情報機関の情報をまとめたものとのこと)の半分以上が,12年前(湾岸戦争時)の雑誌に掲載された米国人大学生(正確には大学院生らしい)の論文にそっくりで,さらに他の雑誌に掲載された2論文とそっくりな部分もあるとのこと。

すっぱ抜いたのはチャンネル4らしいです。(毎日の記事より。)で,この毎日の記事の最後の方にある政府の弁解というのが,これまた全然答えになってないんですが,参考までに,BBCでの記事はこちら。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/2735031.stm

英語で読んでも答えになってませんので,読む必要すらないかも。挙句,「政府はauthorshipを独占するとは言ってない」だって。っていうか話のすり替えでしょ,それは。盗用でしょ。丸写しでしょ。それを否定しないってことは,盗用を認めてるんでしょ。

学生の課題だって,そんなことやったら大変なことになります。国際政治,しかも多くの人命といくつもの国の命運と,全世界的な経済とを大きく左右するような重大な局面で,「根拠」を示す書類の半分が盗用であるばかりでなく,12年前(前回似たような構図で物事が起きた時)のものを現在の状況に関する「証拠」として報告書にするだなんて。

米国政府の姿勢には反感を覚えるけれど,英国政府は卑劣極まりない。

今週に入ってから,「二枚舌外交」という文字が頭から消えません。フサイン・マクマホン協定&サイクス・ピコ条約&バルフォア宣言の2003年版が現実になるかもしれないとすら思います。(これであとからフランスがひょこひょこ出てきたらデジャヴー。)


(38) ヒースロー空港,厳戒態勢。
2003-02-12 (Wed)

軍隊が出動してヒースロー空港およびその近辺を警備しています。記事にはto increase security in London「ロンドンの警備強化のため」とあります。

何らかの情報もあったようなのですが,イスラム教のEidという祝祭の時期なのでそれにかこつけて過激思想を抱く人々が行動するかもしれないという恐れがあったとのことです。

ムスリムからは反発も起きている模様。
BBC NEWS | the Evening Standard
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2747677.stm
http://www.thisislondon.co.uk/news/articles/3325767?source=Evening%20Standard

なお,日本国外務省の「海外安全ホームページ」の英国のところには英国でのterror alertに関しては何も出てません。在英日本大使館の方では,2月7日付けで「テロ攻撃に関する米国務省の警告」を出しています。
http://61.117.201.17/info/info4.asp?id=154
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jpn/anzen-15-02-07.html

上記文書では米国民に対するテロについての警告がなされていますが,ヒースローで軍隊が警備に出動しているのも,これと同種の情報に基づいているのかもしれません。

しかしまあ,空港に軍隊とは。

昔話になりますが,冷戦末期にモスクワ経由でロンドンに行ったとき,もちろんモスクワ乗り継ぎなのでモスクワ空港で降機したんですが,飛行機とターミナルをつなぐ通路を出た瞬間に銃をささげ持ったソ連(当時)の兵隊さんのお出迎えを受けてひじょーーにびっくりした記憶があります。

あまりに当惑したので,「ソ連の人はハンサムだ」などいう方面に思考回路を変更して気を紛らわせてみました。モスクワに到着するまでは,上空からソ連の地を見てすごいなあとかきれいだなあと感嘆したりして暢気に構えていたんですが(川があまりに美しかったので写真撮りたいと思いましたがさすがにそれは自粛しました)空港に降りてからはそんな気分は消えました。


(39) 厳戒態勢は続く。
2003-02-13 (Thu)

状況次第ではヒースローが閉鎖される事態もありうるとロンドン警視庁のトップが明言(記事),
http://www.thisislondon.co.uk/news/articles/3348169?source=Evening%20Standard

あと,日本語で何と言うのか知らないのですが,肩にかけて発射するミサイル(a shoulder-launched Sam-7 missile)を英国に密輸しようとする動きを情報機関が感知したとか(記事),
http://www.thisislondon.co.uk/news/articles/3376316?source=Evening%20Standard

ヒースロー空港近隣の住民は多大な不安を覚えているとか,

あと,これは1月にリシンが見つかってからずっとあるものですが,dirty bomb(生物兵器爆弾など)でロンドンが攻撃された場合はどうなるか,どうすればよいか,などを書いた記事もあります。

プレスのサイトには関連情報がいろいろと出ています。

BBC NEWSの特集ページ UK Terror Alert
http://news.bbc.co.uk/1/hi/in_depth/uk/2003/uk_on_terror_alert/default.stm

The GuardianのSpecial Report, The terrorism threat to Britain
http://www.guardian.co.uk/terrorism/

また,The City Alert Texting System というところが,いざという場合に携帯メール(text messaging)で情報配信を行うというサービスを開始したそうです。会費は年に£1.50。(記事)
http://www.thisislondon.co.uk/news/articles/3376427?source=Evening%20Standard


http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_february2003_3.html
(41) 荷物に手榴弾。
2003-02-14 (Fri)

ロンドンのガトウィック空港(国際便の中距離便が多い)でコロンビア発の旅客機の荷物(おそらくは預け荷物)から手榴弾を発見。ベネズエラ国籍の乗客の荷物で,警察はこの乗客から事情聴取。ガトウィック空港のターミナルは一時閉鎖され,22便が運休。

手榴弾発見の記事:
BBC NEWS | The Evening Standard
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2757143.stm
http://www.thisislondon.co.uk/news/articles/PA_NEWMaingrenadeth20grenadeth2?source=

空港の再開の記事:
BBC NEWS
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2760215.stm

この航空機はコロンビアを発った後に2つ経由地を経ており,乗客がどこから乗り込んだのかはまだわかっていないとのこと。

ですが,コロンビアという固有名詞からどうしても連想が避けられないのは,
共産主義ゲリラの活動で,北アイルランドのIRAが彼らの訓練施設で訓練していたというニュースもかつて読んだことがあります。


(43) 爆弾か?で空港閉鎖。
2003-02-14 (Fri)

ヒースロー空港の近くで人が逮捕されたというニュースが飛び込んできたと思ったら(この数日,this is londonのメール速報が多いです)今度はヒースローが閉鎖というニュースまで。

This is Londonの記事を読んでも事態がはっきりわからなかったので(まだ詳細がわかってない時点での記事かも?)BBCに行ってみたら,ああ!IRAテロ全盛期を思わせる事態!! ターミナル2に持ち主がいない不審な荷物があったので全員を避難させたのだそうです。その不審な荷物は何でもなかったことが判明して,ターミナル2は90分後に再開。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2760215.stm

何もなくてほんとに何よりでしたが,IRAのテロがとりあえず落ちついて(実際はまだ火種満載だが)ロンドンについて書く時に「荷物の側を離れると,その荷物が爆弾ではないかということで大騒ぎになります。くれぐれも荷物を置きっぱなしにしないで」と書く必要がなくなったなあ,と思っていたんですが。

なんて非常にジコチュウなことを言ってみたりするんですが。(そういえば東京の地下鉄にゴミ箱が復活したのはあの毒物テロからどのくらい後だっただろう。)

ちなみに,ヒースロー近くで逮捕された人の中には何もしてなくてすぐに身柄を解放された人もいるとのこと。とにかく,今のロンドンは,IRAテロ全盛期以上にピリピリしていることは間違いなさそうです。


(57) 静かなロンドンの様子がマレーシアから伝わってきた。
2003-02-18 (Tue)

しばらく前,配信されてきたヘッドラインに「テヘラン・タイムズ」のものがあったことではおおおおーっとなったが,またもやデスクトップでグローバルを感じている。

今度はテヘランほどのインパクトはないが,以前仕事で目を通した印刷物に散々引用されていた新聞社なので,何というか,派遣で3ヶ月勤めていた先の社員さんにヨドバシカメラでばったり再会,というような感覚である。

前置きがびみょーに長いんですが,マレーシアのビジネス新聞,New Straits Timesの記事で
London Buzz: On a state of alert, but life goes on
http://www.nst.com.my/Current_News/NST/Monday/Features/20030217102217/Article/

軍隊まで出動したら立て続けに事件が起きたロンドンでの,静けさと厳戒態勢の緊張感と日常生活を綴っています。

静かっていうのは,やはりイギリスは「テロかも?」というのに慣れているということがあるかと思います。ほんとにテロがあるか否かに関わらず,怪しい荷物があったら避難するとか,そのせいで電車が遅れたからって文句を言っても解決しないから黙ってるとかそういう行動が「普通の対処法」に組み込まれているんだと思うよ,やっぱ。


ちなみに2003年2月14日には、国連安保理がありました。事実上、米英がイラク攻撃を決めた安保理査察報告。
http://nofrills.hp.infoseek.co.jp/news/news_february2003_3.html#four

で、これらのどれが「リシン」と関係あるのかわかりませんが、肝心の「リシン」は、なかったんです。私の知る限り、反戦団体などではなく、グローバル・セキュリティが最初に、また最も丁寧に報じていました。
http://nofrills.seesaa.net/article/22706861.html

関連:
http://nofrills.seesaa.net/article/22706971.html
http://nofrills.seesaa.net/article/22707057.html
http://nofrills.seesaa.net/article/22707120.html

※この記事は

2006年08月23日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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